『発展的妥協』
妥協は悪いことじゃないよ
でも、心構えが必要な時もある
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先日、駐日ジョージア大使のティムラズ・レジャバ氏が「外交とは?」という質問に
「発展的妥協」と答えていました
おやっ?
耳慣れない言葉だなと思い心に残ったので、少し私なりに考えてみました
ジョージアは黒海とカスピ海に挟まれた南コーカサス地方にある、面積は北海道より少し小さく、人口は約400万人の国です
ワインの発祥の地とも言われています
ジョージアはユーラシア大陸の東西を結ぶ交通の要衝に位置するため、古くから様々な勢力のせめぎあいの地となっていたようです
アケメネス朝ペルシア、セレウコス朝ペルシア、ローマ帝国、アッバース朝、モンゴル帝国、オスマン=トルコ、ロシア帝国、ソビエト連邦、そして現在のロシア
その時々の大国に囲まれ、
どうしたら自分たちの文化や伝統を守っていけるか
何より、どうしたら自分たちは生き延びていけるか
そういうことに心を砕いて来たのだろうと思います
その思いが『発展的妥協』という言葉になって現れたのだろうと感じました
“妥協”というと、“あきらめ”とか“自分を殺す”とかあまり良いイメージが無いという人も多いと思います
「俺は絶対に妥協なんかしたくない」
そんな人も沢山いるはずです
本来、“妥協”とは、相反するお互いの主張に対して、お互いに譲歩して一致点を見出だすことです
ところが、ジョージアの人びとは、自分たちが生き延びるために、自分たちの伝統を守ために、
本当はしたくない妥協をたくさんしてきたのだと思います
外交は力が物言う舞台ですから
そして辿り着いたのが「発展的妥協」です
つまり、
ただその場の苦境を逃れるために妥協するのではなく
未来の自分たちの幸せの為に必要な我慢をする
未来の自分たちの幸せの為に必要な譲歩をする
今は苦しくなるかもしれないが、それはきっと未来の自分たちのためになる
それが『発展的妥協』という言葉の意味ではないかと考えました
これって、そのまま自分の身に置き換えることも出来ますよね
今は、あきらめているように見えるかもしれないけど、その底には未来の自分が見えている
今は、現実から逃げているように見えるかもしれないけど、その底には未来の幸せな自分が見えている
なにより
自分の幸せな未来を信じている
それならば“妥協”も一つの有意義な生きる道だ
『発展的妥協』
良い言葉を頂きました
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