コロナで思い出す | グッチーニの部屋

プロローグを八戸まで観に行くため、新幹線に乗った。

指定席を取った。

 

その座席に座ろうとしたら、その席の隣りの窓際に座っていた女性が、

口元にハンカチを当てながら、

「隣の席、2つとも空いてるって聞いてるんですよ!!」

となかなかの勢いで言うのだ。

「隣は2つとも空いてるって言われてます!」

指定席券を確認。

うん。あってるな。

券を見せて、この席なんです。と座った。

私の隣の席も埋まった。

その方、コロナ脳でしょうかね。

マスクの上にハンカチを当て、

窓に方に顔をつけるようにしていた。

私はバイキンかしらねーと思いながら東北復興駅弁を食べていた。

駅弁を食べる時はマスクを外す。

もうチラ見されて、向こうはビクッとしてた。

すんません。マスク外さないと食べられないのよ。

私の隣りの通路側の人も駅弁食べてた。

 

本当に私から1ミリでも離れていたいって感じ。

私は心の中で、

そんなに心配なら個室を取るか、列丸ごと買うか、車にすればいいのにって思った。

その人、どこかで降りたけど、もうこの新幹線から一刻も早く降りる!って

感じだった。

 

はぁー。テレビ見過ぎじゃないかなと思った。

こんな事が日本中で起きてたのかな?

 

でもね。プロローグの雰囲気がすごく良くて、羽生選手の演技も美しくて、

隣りの方もすごく感じの良い方で、

お互い嬉しいため息をつきながら、

なんか羽生結弦を観にこんな遠くまで来ちゃいましたね。

と少しおしゃべりした。

凄く楽しかった。

 

思い出です。