1999年のASSー1の小笠原諸島南沖島(南アタリア島)への落下と2009年の第1次星間大戦開戦は20世紀と21世紀それぞれのターニングポイントとなった。

 

後にSDFー1マクロスと命名されるASSー1から得られたテクノロジー、初めて遭遇する亜プロトカルチャー種族の1つゼントラーディ人との戦争。

2つの出来事は大きな犠牲を払いつつも地球人類に恩恵を与えた。

 

地球人類に与えた恩恵は大きく、人類播種計画が発動。2012年9月、第一次超長距離移民船団メガロード級移民船1番艦メガロード01が出航をしたのを皮切りに人類の生活圏が拡大した。

 

メガロード01が出航して9年・・・・

 

【西暦2021年1月28日】

【ゼントラーディ工業衛星Ⅵ】

 

海兵隊の補給施設として機能しているゼントラーディ工業衛星Ⅵに向かう小型艦船があった。

 

オーベルト級宇宙駆逐艦改ゴダード。

宇宙駆逐艦2番艦であり、マクロス艦長で新統合政府初代大統領ブルーノ・J・グローバルが艦長を務めた古参艦である。

 

現在はアポロ基地所属となっており、今だに地球圏防衛を担っていた。

 

ゴダードは護衛のVFー5000スターミラージュ.計9機を引き連れながら目的地に向かった。

 

「あれがゼントラーディ工業衛星、ゼントラーディ軍の兵器を作ってただけに大きいですね。」

 

「全長50km、SDFー1マクロスよりも大きいゼントラーディ艦艇を作れるぐらいだからな。」

 

全長50kmを誇る圧倒的な大きさを誇るゼントラーディ工業衛星を見てゴダードの女性オペレーターは震えるように驚いていた。

200mしかないオーベルト級宇宙駆逐艦と比べたら、鯨と蟻のようなもんである。

 

「こちら工業衛星Ⅵブリッジからゴダードへ、ガイドビーコンを出した。ただちに誘導に従われたし。」

 

「ゴダードからゼントランプラントⅥコントロール、了解(エスケスタ)誘導に従う。」

 

ゴダードは工業衛星から出たガイドビーコンに従い入港開始した。

工業衛星には地球製船舶の入港ドッグがあり、少数であるがマイクローン化しているゼントラーディ人が勤務している。 

 

「いよいよかぁ。いよいよ、私もマイクローンの兵器を扱えるのか・・・・」

 

工業衛星について早々、ラウラはマイクローン化し他の転属希望者と共にメルトラスから退艦した。

元のサイズのままアンジェミラとメフィリアに顔を上げながら敬礼し分かれ、メルトラス出航後はミュレら転属組と共に工業衛星で月面からの出迎えを今か今かと待ちわびていた。

 

「全員整列。」

 

10分後.ドッグ管理隊長のガムエル・ロイザー大尉が転属希望者に整列するように指示を出した。

40名に及ぶ転属希望者はマイクローン化し支給されたTシャツに短パンを履いており、制服に袖を通すのは人事局員に渡された後である。

 

しばらくすると接続した連絡路から人事局員らが降りてきた。

 

「新統合宇宙軍参謀本部人事部長.チェスター・スティルウェル大佐である。」

 

「アポロ基地人事局長.頼翠花.少佐です。」

 

「クラビウス基地人事局長ヴィルフリート・フォン・ロイエンタール少佐だ。」

 

参謀本部から派遣されたチェスター・スティルウェル大佐を筆頭に人事局員団のメンバーがラウラ達の前に並んで転属出陣式が執り行われた。

直で見る地球人達の姿を見て、ゼントラーディ人とほぼ変わらないと思った。

 

人事局団が来るまでの間、新統合軍の基礎知識を学んでおり最初に挨拶をしたチェスターがこの中で一番階級が高い人物だと認識していた。

 

「ユク・ミヨン少尉です。」

 

「警務隊員.賀谷愛梨少尉です。」

 

「ラウラ・ベルタリア曹長です。」

 

「ララミア・ジェレル曹長です。」

 

転属出陣式を終えると、ラウラ達.女性兵(メルトラン)はミヨンと護衛の賀谷愛梨少尉と謁見した。 

今回転属しクラビウスに行く女性兵の中ではララミア・ジェレル曹長と共に階級が高かった為、ミヨンと賀谷少尉に挨拶する事になった。

 

「ユク少尉殿、これは?」

 

「握手です。友好の挨拶です。」

 

「なるほど、よろしく。」

 

初めての握手する動作に戸惑うも、難なくミヨンに握手して返した。

 

挨拶を終えるとラウラ達は制服一式を渡された。

制服を渡されるとすぐ女性兵員更衣室に連れて行かれ、着用の仕方が教えられた。

 

「結構キツくないか?」

 

「これが普通ですよ。事前にサイズデータ送られているのでベルタリア曹長に合ったサイズのですよ。」

 

「上はともかく、このスカートとやらはキツいなぁ。」

 

初めて着る地球式の軍服にラウラは戸惑っていた。

ズボンではなくスカートであり、下にストッキング履くので着慣れてないラウラはキツさを感じた。

他の転属希望者の女性兵も同様であり、苦戦していた。

 

ようやく着替えを終え、制帽としてベレー帽を被り広場に集まった。

 

「乗組員乗艦。」

 

 

ラウラ達は行進しながらゴダードに乗艦した。

乗艦する際に旧海上自衛隊で使われていた軍艦行進曲が流れると、聞き慣れない悠長な音楽にビクッと怯えるが平静を保ちながら連絡路を通じゴダード艦内に入った。

 

「ユク少尉・・・」

 

「なんでしょう?」

 

「行進する際に流れた音は何でしょうか?」

 

艦内に入ったラウラは隣にいたミヨンに音の正体に聞いた。

軍艦に乗艦するのに悠長な音楽を流す行為が理解できなかった。

ミヨンは制帽を整え、真顔で口を開いた。

 

「日本の軍艦行進曲って言う軍の音楽よ。」

 

「軍の音楽?」

 

「貴女音楽知らないの?」

 

「えぇ」

 

ラウラ達が乗艦した時に流れた音楽は軍艦行進曲と言う日本の行進曲だ。

地球統合政府が出来る前にあった日本国の海上自衛隊と前身国.大日本帝国の帝国海軍にて使用された歴史のある行進曲であり、今も一部で使用されている。

韓国出身のミヨンはあんまり好ましい印象を持っていないが、慣れたので気にしてない。

 

返答を聞いたラウラだが、音楽が何なのか分からなかった。

 

「リン・ミンメイって知っている?」

 

「リン・ミンメイ?誰それ?」

 

「はぁ・・・・(マジ知らないの・・・)」

 

ボドル基幹艦隊決戦で同胞殺しのショックでまともにリン・ミンメイの歌を聴いてなかった事もあってか、ラウラはミヨンを振り回す。

先の大戦の英雄であるリン・ミンメイを知らないと言うラウラの世間知らずさはあり得ない。

 

「すいません、ベルタリア曹長はいろいろありまして。」

 

「いろいろですか?フリジェル軍曹それはどう言う・・・・」

 

「とにかく深い事情がありまして・・・」

 

近くにいたミュレはラウラのフォローに入る。

変に解答されるといろいろとややこしくなり面倒くさいので、慌ててミヨンから離れた。

ラウラとミュレの反応を見てミヨンはまるで疑いの目で見るかのように見続けた。

 

「あんま下手な事言えないわよ曹長殿。」

 

「私は本当に知らないんだって。」

 

「なら勉強する事を提案します。ゼントラーディ軍とは違うんですよ。」

 

艦内の休憩所のテーブルに座ったラウラはミュレから叱られていた。

地球人からすれば帰化したゼントラーディ人はリン・ミンメイの事を知っているのが当たり前であり、それを知らないラウラは異質だった。

知らないと言いたいが、流石に不勉強であれば勉強すればいいとミュレに言われたので不満げな表情を浮かべたが観念して勉強する事になった。

 

【西暦2021年1月30日】

【新統合宇宙軍.月面アポロ基地湾口施設】

 

2日後、ラウラ達の乗る宇宙駆逐艦ゴダードはアポロ基地に入港した。

入港すると内火艇に乗船し、軍港に下船する。

 

ラウラ達は数時間上陸休憩の後、返りのクラビウス基地所属艦レフトウィッチに乗艦し護衛艦のシンプソンとハシダテと共にクラビウス基地に向かう予定である。

既にクラビウス市役所に提出するラウラの戸籍手続きの準備は終わっており、しばらく羽根を伸ばして2月4日の入所式に備え英気を養うつもりだ。

 

同時期にアポロ基地に到着した人物がいた。

 

「ライナス君、ごめんね。私の護衛任せて。」

 

「いえ、卒業まで時間ありますので。」

 

卒業を控えたライナス・フィルダー少尉と共にレフトウィッチに乗艦しやってきたのはカゴメだ。

茂人から一足先にラウラと会う為、アポロ基地に派遣されていた。

 

「カゴメさん、あれじゃないですかね?」

 

「えぇと・・・・情報通り、あれがラウラ・ベルタリア曹長。蒼い髪のショートカット、まるでイケメン系女子みたいな娘ね。」

 

ゴダードから降りてきたラウラを見つけると、第一印象としてイケメン系女子と評した。

中性的な容姿であり、大きい胸やスカート履いてなければイケメンな男の子と見間違えてしまう。

 

まるで王子様だな。

 

カゴメは爽やかな容姿の隊員候補を見て微笑むと、ラウラの方へ向かって歩いた。

 

「失礼ですけれども、貴官はラウラ・ベルタリア曹長ですね?」

 

「か・・・カゴメさん。」

 

遂に対面した。

 

バックを持ちながら興味津々に周りを見ていたラウラに、カゴメが話しかけた。

白川提督が推薦する元ゼントラーディ軍のエースパイロットで、女性兵士(メルトラン).ラウラ。

カゴメは気になってしょうがなかった。

 

「そうですけれども、貴・・・・ 少尉!?」

 

「初めまして、クラビウス基地から参りました。予備艦隊空母アルタミラ所属カゴメ・バッカニア少尉です。」

 

「護衛を任されてます、訓練生ライナス・フィルダー少尉です。」

 

話しかけられたラウラは振り返り、誰なのか確認しようとしたが少尉である事を見抜き慌てた。

慌てて敬礼しているラウラに、答礼しながらカゴメは微笑みながら口を開いた。

 

「そこのハンバーガーショップで食事しながら話ししませんか?」

 

「話ですか?一体何の為に?」

 

ハンバーガーショップで食事しながら話をしようとカゴメが提案した。

いきなり来て食事しながら話をしようとする提案にラウラは疑念を抱いた。

 

気難しい表情を浮かべるラウラを見て、カゴメはフフと意味深な笑みを浮かべた。

 

 

【西暦2021年1月30日】

【セグナークレーター上空、空母シナノ】

 

アポロ基地とクラビウス基地間のはぐれゼントラーディと反統合ゲリラなどの掃討作戦に従事している大樹らはクーガー・ダンパー両小隊はブラックパンサーズ中隊長のクン・ドユン少佐を交えてブリーフィングルームに集合していた。

 

ブリーフィング内容はシッカルトクレーターにてパトロール中だった警備隊所属のVAー3インベーダー2個小隊と母艦であるオーベルト級宇宙警備艦クリケットが撃沈された事だ。

 

他にも民間船舶が多数襲撃されており、安全保障的にも経済的にも多大な被害を被っていた。

 

「吉野大尉、貴様はどう考える?」

 

「通信記録ではSvー51Ωが単機で襲来となると、単なる反統合ゲリラの仕業じゃないですね。」

 

被害を受けた警備隊第38哨戒部隊には8機のVAー3インベーダーと警備艦1隻がいたが、僅か1機の統合戦争時代の旧型Svー51Ωにより撃墜された。

単機となるとはぐれゼントラーディでも反統合ゲリラとは考えにくい。

 

『報告、インギラミクレーターにて警備隊第18哨戒部隊が襲撃を向けました。』

 

「何?状況は?」

 

『エリトリアからの報告だと、Svー51Ω単機が襲来。第18哨戒部隊は喪失4 エリトリア中破の被害を受けアポロ基地に撤退したと。』

 

ブリーフィングしている最中に新たな被害が出た。

アポロ基地から出撃し、民間航路警戒の任に就いていた第18哨戒部隊が襲撃された。

損害はエリトリア中破、4機撃墜.2機損傷と言う大被害であった。

 

「この分では追撃は不可能か、敵機の離脱方向は確認出来たか?」

 

「北東方面に逃走、場所は何処かまでは・・・・」

 

「それだけ分かれば十分だ。」

 

大樹はモニター越しの女性オペレーターに向かって逃走経路を確認し、北東だと聞くとあらかた敵が何処に逃げるか予測した。

 

月面の地図を見て何処に潜伏場所が相応しいか考えられるとすれば1つ。

 

「ハインツェルクレーターか・・・」

 

ハインツェルクレーター・・・

シッカルトクレーターやインギラミクレーターの北東にあり、Svー51Ωの潜伏先とするならばこの周囲にあるに違いない。

 

そう確信した大樹はクン少佐にハインツェルクレーター方面に進出する事を進言しようとしたが、空母シナノはシッカルトクレーターに向かう事になり直掩として出撃する事が命じられた。

 

悔いを残す結果になってしまった大樹だが、Svー51Ωは予想外の場所に逃走していた。

 

【フォキリデスクレーター内、秘密基地】

 

山吹色をしたSvー51Ωフェンサーがフォキリデスクレーター内の秘密基地に降り立った。

格納庫内にはSvー52オリョールやSvー53フルクラムⅡが駐機しており、横流しされた新統合軍のデストロイド・ドーントレスも整備中だった。

 

「レミア・ジフォン、一連の活躍見事だな。」

 

「ふん、大した事もない。先ほどの連中だって弾薬が十分であれば殲滅できた。」 

 

Svー51Ωフェンサーから降りてきたのはレミア・ジフォンと言う紫色のショートヘアと赤い口紅そして鋭い目つき特徴のメルトランであった。

レミアは第1次星間大戦後、マイクローン化し反統合思想の強い傭兵として各地の戦場を転々としており今は月面で暗躍していた。

 

フェンサーから降りたレミアを応対したのはコートを羽織りサングラスとスーツ姿のゲラムだ。

 

「一連の働きに関するギャラは振り込んでおいたぞ。」

 

「金はしっかりしてるな。」

 

「金は地球人社会には必須だ、きちんと働かせるには相応の金をギャラとして支払う当然の話だ。」

 

ゲラムは通商破壊をしてきたレミアの銀行口座に多額のギャラを支払った。

武器の補給などは天引きであるが、個人のギャラとしては破格だ。

ギャラを支払ったゲラムだが、次の一手に移行しようとしていた。

 

「次の任務だが、極めて重大だ。」

 

「極めて重大?・・・・ふ・・難しい内容だな。」

 

「やり遂げれば、これからの傭兵稼業更に楽になると思うぞ。」

 

「そうならばやらせてもらうわ。」

 

次の任務内容は難しい内容であるが、成功すれば莫大な金も入るどころか今後の傭兵稼業が更に楽になる代物であった。

データを受け取り内容を見たレミアは難しいと言いつつも、何処か楽しんでいた。

 

「彼女上手くやりますかね?」

 

「レミア・ジフォンは確実にやる女(メルトラン)だよ、惑星クラストラニアで何度も見ている。」

 

「そうでありますが・・・・・」

 

「心配するな、失敗したところで私には何も損はしない。利になるか、現状維持かだな。」

 

Svー51Ωの整備を見守るレミアの後ろ姿を見ながら、ゲラムは悪意のある笑みを浮かべた。

 

自身の愛機であるヴァリアブル・グラージと設計図の受領の契約を惑星クラストラニアの反統合勢力と結んだ時、クラストラニア自治政府軍掃討部隊を相手に戦うレミアの姿を何度も見ている。

難しい任務内容ではあるが、レミアなら確実にやり遂げると確信していた。

 

失敗したとしてもゲラム的には何も損はしないどころか、通商破壊による混乱と言う目的はどの道成功するので任務内容はプラスアルファでしかなかった。

 

「さて新統合政府の犬どもが嗅ぎつける前に月面をおさらばして、マーズ(火星)のHGウエルズシティの郊外かオリンポス山にでも行きますか。」

 

「ハッ・・・」

 

「なぁにレミアが事を起こすまでは行かんがな。」

 

通商破壊に成功したとは言え、月面周辺の新統合軍の警戒が強まっており月面圏からの退去し遠く離れた火星圏に本拠を移そうと考えていた。

表向きゲラムは財界人であり、引き続き活動していくので移動するのは私兵のみである。

 

とは言えレミアが任務成功するまでは移動するつもりがなく、当面は月面に居続けるつもりだ。

 

 

【新統合宇宙軍.月面アポロ基地湾口施設】

【民間エリア・バーガーキング.アポロ湾口店】

 

ラウラ達はバーガーキングにて楽しく食事しながら会話していた。

 

カゴメが機種転換センターに出向していて、上官である茂人からラウラに会うように命じられた事や機種転換センターで学ぶ内容と暮らしなどを話し合われた。

 

話の内容はよく分からなかったが、何より初めて食べて飲むハンバーガーとコーラが美味しかった。

 

「バッカニア少尉は何故私に会うように命じられたんですか?」

 

「確かにベルタリア曹長が目的みたいな。」

 

「えぇっと・・・・・ね。」

 

ダブルステーキワッパーを食べながら、ラウラは疑問をぶつけた。

 

何故自分だけなのか?

 

クラビウスの機種転換センターに行くのはラウラだけではなく、ミュレなど多くの候補生がいる。

それなのに数多くの候補生の中で、自分だけが目をつけられているのか?

 

「私・・・・・目の敵にされてません?」

 

「目の敵にしてないわよ、ただ貴女の経歴を見て桐原少佐が関心を持っただけで・・・」

 

「私の経歴に関心を持った?」

 

疑念をぶつけられたカゴメは慌てて誤魔化すが、流石に誤魔化しきれない。

ラウラはハンバーガー食べ続けながら、本質を下げるため質問を攻めを続けた。

 

その頃、バーガーキングアポロ湾口店の外ではとある私服姿の緑色のショートカットの女性が黄緑色の女性と共に歩いていた。

 

「和也はミリアと仕事、子供は学校・・・お義父さんとお義母さんは夫婦で温泉・・私だけ暇かぁ。」

 

「中尉、だからと私と一緒じゃなくても・・」

 

「ミアンがたまたまいたから悪い、暇つぶしぐらいさせてよね。」

 

「強引だなぁ。」

 

たまたま休暇中であった絵理とその副官のミアンだ。

 

休暇中とは言え子供は学校で、義両親は温泉に出かけており広い家で警備の兵や家政婦と執事しかおらず心細くなった絵理は一人外出した。

 

またまたミアンを見かけたので、同行する事になった。

 

「ミアン、何故市中ではなく湾口なの?」

 

「機種転換センターの候補生が到着する日で、どんな相手が来るのか気になるんので見に来ただけです。」

 

「ふ〜ん、彼氏いるのに他の男を見に・・・」

 

「人聞きの悪いこと言わないでくれます?中尉。」

 

ミアンがこの日湾口施設に訪れたのは機種転換センターの候補生を見に来ただけである。

機種転換センターの候補生を見たら民間施設でランチを取って家に帰宅するだけであったが、絵理が来た事でややこしくなった。

 

おまけに変な誤解までするので、誤解が解けるまで説明で苦労した。

 

後にミアンはマクロス7船団の人気歌手で娘のフラスチャカヤ・シュラインに、上官である絵理に説明しようにも変な誤解生んで大変だと語っているがそれはまた別の話。

 

「中尉、私は別に・・・」

 

「「バッカニア少尉、私は確かにエースだったですけれども上から褒められるような兵士ではないです!」」

 

「あの声と口調は・・・・ラウラか・・・声の方向はバーキンか・・・」

 

ミアンが必死に説明している最中、ラウラの声が聞こえた。

 

声が聞こえてくるバーガーキングの店内を見ると追加注文のトリプルワッパーチーズを食べながらラウラがカゴメに執拗な質問攻めをしている姿だった。

 

「ベルタリア曹長、元戦友の方から貴女の事を聞いた上で・・・・」

 

「にしても私の事、気にしすぎです。」

 

カゴメといい、白川提督といい何故そこまで自分に固執されるのか分からない。

エースと呼ばれる程の実績を残しているが、結果論であるし特に凄くない。

元上官であるキヨラの方が凄いし、それに比べ自分はエースなだけで平凡だと思っている。

 

更に質問をぶつけようとした直後。

 

「うるさい声がすると思えば、ラウラ・・・やっぱりマイクローンになりVFパイロットになりに来たのか・・・」

 

聞き慣れた声がラウラに向けて話しかけてきた。

 

話しかけてくる聞き慣れた声はつい最近聞いた事のある声であり、ゼントラーディ軍時代は特に何度も聞いた事があれば喧嘩したことのある主であった。

振り返ってみると、ラウラの顔は唖然とした。

 

「モーア・カリダム!何故ここに?」

 

「何故ってここが私のホームグラウンドだからだよ。」

 

インフェルノ・ザ・ワンパウンダーセットとバーベキューチーズホットドッグを載ったトレーを持つ星村絵理と小隊副官のミアンの姿だった。

私服姿の絵理の姿を見てカゴメ達は慌てて敬礼したが、ラウラだけはしなかった。

 

「ラウラ相変わらず不躾ね。」

 

「モーア、その服装は何だ?」

 

「これは私服、地球人の普段の服装よ。」

 

「私服?」

 

ラウラは絵理とミアンが着ていた私服に興味を持った。

 

絵理はキュロットパンツにTシャツ、その上にカーディガンを羽織っており、ミアンはタイトミニスカートに革ジャンを着ていた。

軍服と違う地球人の私服に、戸惑いつつも魅力的に感じていた。

 

「星村中尉、何故貴女がここに?」

 

「休暇だからミアンの付き合いしているのよ。たまたま懐かしい戦友見つけたから話にね〜♫」

 

「何を話したいモーア・・・」

 

「適当〜♫」

 

わざわざ話しかけて来たと言う事は重大な事かと思ったが、絵理は適当と答え苛ついた。

ラウラが苛ついたのは、ある意味期待して損した事からで意味深な事を話すのかと思っていた。

 

「VFパイロットに志願したって事だけども、覚える事は多いのって知っている?」

 

「知っているここに来る道中覚えたから。」

 

「へぇ。」

 

質問してきたが、至って普通であった。

言葉の通り適当であり、何も考えていない。

そう考えていたラウラだったが、予想外の質問が来て心臓が止まるような感覚に陥る。

 

「生身で人を殺す事は?」

 

「生身?」

 

「そう生身、人を殺す事は出来る?これから殺す相手の顔を見ながら・・・・ね♫」

 

これから殺す相手の顔を見ながら生身で人を殺せるが出来るか?絵理が笑顔で質問してきた。

過激すぎる質問に周りはドン引きし、ラウラはコーラの入った容器を持つ手が震えた。

不幸中の幸い、他の一般客はいないが周りからしたら不愉快極まりない。

 

「中尉、ここは食事する場ですよ!」

 

「軍人なのに、人の生死を関わる発言を気にするのかね?」

 

「民間人もいます。」

 

「だけど周りには私達しかいないわ、ラウラどう?答えられる?」

 

食事する場としてはあんまりな発言にカゴメは抗議するが、絵理は笑顔をやめ嫌悪顔になりながら見下すように言い返される。

カゴメは押されつつも、反論したが絵理は抑え込むかのように言い返した。

 

「別にVFパイロットになるんだから、目の前で人を殺す事なんて・・・・」

 

「そうとも言い切れない。非正規戦である今、ゲリラ部隊や工作員との戦闘があるのよ。拳銃などの武器で戦う事もゼロではない。」

 

「工作員との戦闘・・・・」

 

「後は自機が敵勢力圏に墜落した際の逃避行とかね。」

 

VFパイロットとなっても、生身で殺し合う事は無くならない。

 

反統合ゲリラのゲリラ戦や破壊活動.テロ活動により、自ら拳銃を持って迎撃戦をする事がある。

非正規戦と言う概念のないゼントラーディ人からすれば、生身で人を殺し合う概念はなく兵器による一方的な殺戮行為しかない。

 

相手の顔を知らないまま殺し合いをしてたあの頃と違い、ゲリラが生身で仕掛けてくれば相手の顔を見て戦闘する事になる。

 

「生身で戦闘と言う事ですけども、マイクローンは結構生身で戦うのですか?」

 

ミュレは生身で戦う地球人の事が不思議に感じた。

 

ゼントラーディ軍は兵器に乗って戦う軍隊であり、歩兵は入れど艦内警備の類でしかなかった。

ラウラやミュレは重火器は一応扱えるが、生身で戦闘を経験した事は一度もない。

 

生身で戦う地球人兵士の姿はラウラ達ゼントラーディ人から見れば異質に見える。

 

「地球人は原始的な時代から今日まで生身で戦闘するわよ。」

 

「あんな兵器があっても?」

 

「そうよ、地球人曰くいくら技術が進歩しても戦い方の基礎は変わらないって。」

 

地球人から言わせれば戦略・戦術の多様化により、様々な戦い方があるだけに過ぎない。

歩兵戦も基本中の基本であり、どんだけOTMやゼントラーディの技術を取り入れ大幅に技術が進歩しても無くなる事がない。

 

「ラウラ、地球の戦い方は単純じゃないんだ。かなり複雑だし、VFに乗って至って無力さ痛感する事あるわ。」

 

「モーアは無力さを痛感した事があるのか?」

 

「かなりある。」

 

VFパイロットになってからもエースとして、特殊部隊の副隊長としての名声と実力を兼ね備えた絵理であったが、戦場によって無力さと屈辱を味わった経験は何度もあった。

 

ラウラより10年以上、地球の戦争の流儀を経験してきた絵理は何十回地球の戦争は悲惨で胸が張り裂けそうな出来事を何度も遭遇した。

 

「お前は志願したのはいいけど、理不尽な目に遭う覚悟がなければやっていけないわ。」

 

「・・・・・・」

 

「でもね、お前がそんなヤワな女(メルトラン)じゃないのは知ってるから・・・」

 

地球は素晴らしい文化はありこの世の生き天国である一方、戦争や諸問題は戦争ばかりのゼントラーディ人を絶句させる程理不尽極まりないこの世の生き地獄だ。

 

生半可な覚悟では生きてはいけないそれが地球人文明だ!

 

とは言えラウラは理不尽極まりない状況に陥っても切り抜けられると絵理は思っていた。

 

「モーア、私は自分を変えたくて志願したんだ。今さら退く事なんて出来ない。」

 

「そう言うと思った。私は期待しているのよ、お前がどんなVFパイロットになるのか・・・どんな軍人になるのかってね。」

 

「期待・・・・・」

 

マイクローン化し転属する道を選んだ時点でもう退く事が出来ないと言う事を知らない程愚かではないし、それなりの覚悟を持ち合わせている。

むしろ、心配せずともラウラがどんなVFエースパイロットに育つのかの点を楽しむ事が出来るし期待しても問題はない。

 

後は本人の頑張り次第で何処まで伸びるかだ。

 

そう考えている絵理はミアンと共に食べ終わると席を立った。

 

「そろそろ他所に行くわ、じゃあね♪」

 

「しばらく顔を見せるな!」

 

「おー怖、あんまり感情的だと私にいつまでも勝てないわよ!」

 

「ほざけ!」

 

トレーを片してバーガーキングの外に出る2人にラウラは吠えた。

余裕そうな振る舞いを見せる絵理の姿を見てムカついた。

 

「ベルタリア曹長、感情を押させないと。」

 

「だってあいつが・・・・」

 

「あいつではありません、星村中尉です。」  

 

「うぅ、申し訳ございません・・・バッカニア少尉。」

 

吠えるラウラは能面のような真顔のカゴメに注意された。

あまりにも背筋の凍るようなカゴメの表情を見て、心臓を掴まれたかのようにラウラは震えた。

 

震えるラウラの姿を見て能面のような表情を解き、天使のような笑顔を浮かべある提案をした。

 

「堅苦しいのはなしです。ラウラ、これから下の名前で呼ぶから私の事をカゴメと言ってくれる?」

 

「バッカニア少尉、それはダメですよ。上官ですし、下の名前・・・」

 

「単に仲良くしたいからよ。友達にならない?一人じゃ心細いでしょ。」

 

「友達ですか?それは・・・なんですか?」

 

「戦友よ!私は貴女と戦友になりたい。」

 

友達にならないか?

カゴメは自身の事を下の名前で呼ぶように言ってきた。

 

突然の提案に最初はラウラは困惑し下の名前を呼ぶのを丁寧に断ろうとしたが、天使のような笑顔を浮かべるカゴメの姿を見て断れる気にはなれなかった。

 

むしろ、戦友になりたい。

その言葉に心地よさを感じた。

 

「よ.よろしくカゴメ、戦友になろうと言われるのは心地よい気がした。」

 

「そう、こちらこそよろしくねラウラ。」

 

ラウラとカゴメは握手をした。

 

長年の戦友と離れ寂しさを感じていたが、カゴメが戦友(ともだち)になってくれると言う事は青天の霹靂であり初めてゼントラーディ人以外の友を得る事にラウラは感激した。

 

先程までカゴメを追求していたが、今となってはどうでも良くなった。

 

その後、ラウラ達はバーガーキングを出るとしばらくカゴメのエスコートにより外出を楽しんだ後.クラビウス基地行きのレフトウィッチに乗艦した。

 

【月面クラビウス基地とアポロ基地間、某所】

 

度重なる戦闘で数多くの新統合軍部隊と反統合ゲリラ、はぐれゼントラーディの艦艇や艦載機が無残な姿が月面の大地に転がっていた。

 

宇宙に漂う死体は真空の世界が故に腐敗もせず、死んだ直後の姿まま無残に晒していた。

 

そんな戦場で散った骸の大地の上を小隊規模の可変機部隊が通り過ぎる。

 

「上手く新星インダストリーが密かに輸送中の新鋭機を強奪しろか・・・」

 

「我々がしっかり援護する。お前はしっかり任を果たせよ!」

 

「はいはい」

 

フォキリデスクレーターの秘密基地から飛び立ったレミア率いるSvー51Ω3機はゲラムの命を受け標的に移動中であった。

更にレミアの後方にSAー1ヴェルステンと言うゼントラーディの技術と地球の技術を融合した可変攻撃機2機が随伴していた。

 

「ん?」

 

「どうしたレミア・ジフォン?」

 

「先客だな。」

 

レーダーに反応が映った。

 

大型艦が2隻、ラウラ達の新統合軍艦隊とS.M.S船団の進路上向かっていた。

予想外の先客であったが、レミアはお構い無しに操縦桿を握り、目標に向かっていった。

 

【西暦2021年1月30日】

【月面.東の海周辺中域】

 

ラウラ達はアポロ基地を出航した。

オーベルト級3隻の艦隊とアポロ基地とクラビウス基地の防空圏に重なる地点までの護衛飛行隊マナット中隊が出撃し警護に就いた。

 

「S.M.Sと新星インダストリーの輸送艦ね。」

 

「S.M.S?新統合軍と違うのか?」

 

「民間軍事会社、国家を顧客にした警備会社みたいな物ね。」

 

「なんか分からんな。」

 

艦隊と並行するようにS.M.Sのオーベルト級宇宙駆逐艦2隻、護衛のVFー1A初期型バルキリー2個小隊が新星インダストリーのマヤン級アブサランを守るように航行していた。

 

S.M.Sアポロ支社は新星インダストリー社の依頼を受けてある物資を輸送していた。

物資の中身は部外秘であり、警護しているS.M.Sの隊員や輸送担当の星間運輸の社員は何も知らないままクラビウス基地まで運ぶことになる。

 

自身に関係のない事だと分かったラウラは、与えられた自室の椅子に座りリラックスした。

 

「いよいよ、VFパイロットとしての道か・・」

 

月面クラビウス基地に到着すればVFパイロットへの道の最初の第一歩を踏み出す。

10年前ゼントラーディ軍人としての立場を失い同胞を殺し死に場所を求め生きてきたが、ようやく自分がやりたいと思える事に巡り合った。

 

やりたい事を実現が出来る、今からそう考えると戦闘での高揚感以上の興奮を覚えた。

 

無論、絵理から言われた地球軍人としての現実に関する事もあるが今のラウラの頭の中は楽しみと言う感情に支配されていた。

 

だが

 

人生早々簡単に思い通りには進ませてくれない。

 

「艦長、レーダーに反応。IFFにない大型艦2隻!」

 

「なんだと?艦級は?」

 

「2000m・・・スヴァール・サラン級標準型です。」

 

レフトウィッチのレーダーに艦影が反応した。

 

2隻共、2000mを誇るゼントラーディ軍主力戦艦スヴァール・ サラン級であり、小口径多砲主義に基づく武装で敵艦隊を蜂の巣にする戦車のような軍艦である。

 

500mのマヤン級アブサラン除くオーベルト級宇宙駆逐艦は200mしかなく、スヴァール・サラン級の10分の1くらいの大きさしかない。

 

「艦長、敵艦隊は小型艇5・斥候艦1です。」

 

「斥候艦はマイクローンにとって大型艦、確証はありませんが輸送艦かと。」

 

「だとすれば弾薬等の物資を搭載しているに違いない。全艦に発令。インファイト・ゾーンへ突入する。小型艇と艦載機は殲滅していいが、斥候サイズの敵艦を沈めるなよ!脅しを放て!」

 

「第一射撃放て!相手の陣形を崩す!」

 

はぐれゼントラーディ艦隊は戦闘態勢に突入した。

 

ボドル基幹艦隊決戦以降、他の基幹艦隊に合流できずはぐれゼントラーディと化したが、海賊行為をしながらしぶとく10年間新統合軍による掃討作戦を生き延びてきた。

 

しかし、度重なる掃討作戦により戦力と物資を喪失し戦闘継続が困難になっていた。

 

つい最近は第9機動艦隊を引き連れていたクラビウス艦隊総旗艦である第1世代型マクロス級SDFNー13ニール・アームスロングと交戦し、艦隊は風前の灯火と化した。

 

それでも艦隊には70機以上の艦載機を有しており、安全保障上脅威であった。

 

2隻のスヴァール・サラン級は艦載機を発艦準備しつつ、脅しの第一射を放った。

 

「なんだ!?わっ・・・痛」

 

砲撃はレフトウィッチに命中するギリギリを通過した。

自室でリラックスしていたラウラは砲撃音の轟音を聞いた直後に、通過した衝撃で椅子から転げ落ちた。

 

『総員第一種戦闘配備!これは演習ではない。繰りかえす、これは演習ではない!』

 

「戦闘!嘘でしょ!」

 

艦内アナウンスを聞いて戦闘状態に入った事を知った。

 

「貴様!機種転換センターの訓練生か!」

 

「はい!」

 

「食堂で待機しろ!戦闘は・・・・」

 

部屋から出たラウラは外の様子を見ようと廊下に出るとパイロットスーツを着た兵士と遭遇した。

兵士はラウラの制服姿を見て食堂で退避するように言おうと突如爆発が後ろで起こり、空いた放り出された。

ラウラも空いた穴に吸い込まれそうになったが、運良くエアロックのハッチが閉まった。

 

「死んだ・・・・・・・・」

 

目の前で人が死んだ。

 

パイロットスーツを着ていた兵士だけでなく、近くにいた乗員も何人かが宇宙に放り出され死んだ。

後一歩間に合わなければ自分も死んでいた。

 

「戦闘で死ぬのは誉れだけど、あんな死に方は嫌だ。絶対に嫌だ。」

 

初めて戦闘が行われている中で恐怖を抱いた。

 

人が目の前で呆気なく死にゆく姿にとてつもない恐怖心を抱いた。

戦闘の中で何も出来ないまま死ぬ事が何より耐えられなかった。

 

「そうだ、艦には艦載機があった。」

 

恐怖心を抱いたラウラだったが、乗艦する際にレフトウィッチや護衛艦にデストロイド・ドーントレスが係留されているのを見た事を思い出した。

ドーントレスだけでなく、可変戦闘機のようなシルエットを艦上部にあるのを見かけた。

 

「ラウラ!大丈夫!」

 

そう考えていると、カゴメが心配しながら駆け寄ってきた。

ジャケットを着ておらず、顔から血が出てたり擦り傷が出来てたり、ストッキングが破れているのを見るに先程の攻撃で負傷したのだろう。

そうした姿を見てラウラは恐怖心を抑え、意を決して愚直に考えている事を述べた。

 

「私、出撃して戦いたい!」

 

「えっ!?どう言う・・・・」

 

「カゴメ!この艦に私が乗れる機体はないの?」

 

ゴダードに乗れる機体があれば戦いたい。

 

何も出来ないまま死ぬのが怖い、やりたい事が出来ないまま死ぬのが怖い。

どうせ死ぬのであれば戦って戦場の花として散華したいとラウラは思った。

 

正直、ようやくやりたい事を見つけたのに死ぬ事になるのは無念極まりないがこれも仕方がない。

そう考え素直に言ったが、カゴメの顔は物凄く怒っている表情に変貌した。

 

表情の変わったカゴメの姿を見てラウラは困惑した。

何故、そんな表情で私を見るのかと?

 

西暦2021年1月30日、ラウラの運命の出会いと価値観を大きく変える戦いが今幕を開けた。

 

次回予告

ラウラ達の艦隊が襲われた。はぐれゼントラーディとレミア率いる反統合ゲリラの攻撃で艦隊に多大な犠牲が出る中、ラウラは初めてVFの操縦桿を握る!

 

次回 マクロス外伝蒼い風のメルトラン

 

レミア・アサルト

 

月面の大地を駆け抜けろ!バルキリー!

 

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