【西暦2021年1月25日】

【新統合政府首都惑星.地球北米.マクロスシティー】

【新統合議会下院】

 

この日、新統合議会下院にてボドル基幹艦隊決戦勝11周年記念式典が2月11日に、第1次星間大戦戦勝11周年記念式典が3月31日に執り行われる事が賛成多数で可決された。

 

新統合政府大統領フランク・マロニーの演説後、上院での採決が始まった。

 

「国防総省よりマクロスレイク及び国会議事堂.政府各省庁の防衛の為戒厳令を発令、各首都防衛部隊は記念式典まで防衛任務に徹せよ!」

 

国防総省は不穏分子による妨害活動やそれに伴う治安悪化を懸念し戒厳令を敷き陸軍部隊や各軍航空隊によるマクロスシティー警備が実施された。 

統合警察も警備デストロイドや特殊部隊も動員され、シティー内は物々しい雰囲気に包まれた。

 

「不穏分子が5名逮捕か・・・」

 

「はい。」

 

厳戒態勢においても不穏分子は式典の妨害を目論んだ。

警備開始して6時間も経たない間に不穏分子が5名が警察に逮捕されている。

これはあくまでも逮捕された人数であり、郊外では警察と不穏分子による銃撃戦が起こっており既に死傷者が多発していた。

 

戦争が終わって10年、人類は今だに苦しい戦いを止められずにいた。

 

【翌・26日12時4分】

【月面クラビウス基地.クラビウス市役所食堂】

 

クラビウス基地内にあるクラビウスシティーの市役所の食堂ではクラビウス市役所職員やクラビウス市議会議員がお昼休憩を取っていた。

 

『星間大戦戦勝式典には・・・』

 

「戦勝11周年か、僕的にあんまり喜べる話じゃないんだよね。」

 

クラビウス議会無所属議員の石崎ひでゆきはコーヒーを片手にタブレットでニュースを見ながら渋い顔を浮かべ戦勝11周年記念式典についての私見を述べた。

 

石崎市議は議員になる前、経営者として活躍していた第1次星間大戦の2月11日、地球統合軍の避難勧告により退避シェルターに避難し奇跡的にボドル基幹艦隊による艦砲射撃から難を逃れた。

だが難を逃れたものの、自身が経営していた企業のあった市川市は壊滅し人生大事にしてきた物を殆どを失う挫折を味わった。

 

戦後、心機一転をかけて月面クラビウス基地に移住し戦前までとはいかないものの経営していた企業を再興する事に成功していた。 

その後、クラビウス市議会選に立候補し当選。

2期連続当選し、クラビウス市民の為に働いていた。  

 

「Mrイシザキ、また戦勝記念式典に渋い顔だな。」

 

「グラスリー市議、先の大戦で勝てたと言っても代償が大きすぎます。経済基盤も秩序もまともに機能してたのは月面だけだと聞いております。」  

 

「確かにな、あれから10年以上経ったがようやく今がマシになったと言うレベルだしな。」

 

「そうです、ここまで来るのに全国民は苦労しました。素直に先の戦争で勝てたからと言って素直に喜べる物ではありませんよ。」

 

同じく無所属市議のジム・グラスリーに石崎市議は自身の考えを述べた。

先の大戦で得られた物が大きかった反面、失うものが多すぎた。

全人類の大半や全地球規模の経済基盤や秩序、数えたらきりがない。

 

10年経ってようやく経済基盤は回復したが、ここに至るまで国民の苦労は壮絶であった。

 

「いくら失った物が大きいとは言え、生き残ってしまえば何かを成せると考えれば喜べるものよ。」

 

イ・ジェウク

クラビウス議会国防委員長を務める自由共和党所属の市議会議員である。

元新統合宇宙軍大佐であり、統合戦争では平壌解放戦で多大な功績をあげている。

 

ジェウクはロコモコ定食を食べながら戦勝記念式典についての私見を述べた。

 

第一次星間大戦は奇跡の勝利であり、今こうして生きて過ごす事だけでも僥倖だ。

生きているからこそ、経済基盤や文明の回復や短距離・超長距離移民船団による銀河播種計画により、地球人類の生活圏の拡大が行えている。

 

リン・ミンメイ

 

先の大戦ではSDFー1マクロス艦内で行われたミス・マクロスで誕生した歌手リン・ミンメイがボドルザー基幹艦隊決戦の最中で歌い、勝利の鍵を握った。

 

「8年前のASHES・TO・ASHESのライブでリン・ミンメイを見たが分かる気がするな。」

 

8年前のメガロード01船団から来訪したリン・ミンメイのライブ『ASHES・TO・ASHES』がクラビウススタジアムにて行われた。

新統合軍中佐としてイベント警備隊長としてミンメイの歌、熱狂するゼントラーディ人達の姿を見て何故先の大戦を勝ち抜けたか理解した。

 

 

第1次星間大戦は確かに辛い戦争であったかもしれないが、得られた物は遥かに大きい。

今では銀河各地に新統合政府の存在感が大きく、旧時代のアメリカ合衆国のような覇権を握れた事は先の大戦において大きな成果だとジェウクは評価した。

 

「!?あ・・あの人は!?」

 

「軍の大物のお出ましだな。」

 

牛ロースカツ丼を食べていた石崎市議とグラスリー市議は市役所食堂に来訪した人物を見て驚いた。

制帽を被り将官用制服を着用し、副官2名と秘書士官を引き連れ堂々と歩いている。

将官用制服を着用している士官はジェウクの前に立ち止まった。

 

「イ・ジェウク市議、久しぶりだな。」

 

「白川提督、先の選挙戦以来です。」

 

「うむ、少し話がしたいから基地から出向いた。久しぶりにそれぞれの近況でも話し合おうじゃないか。」

 

士官の正体は白川提督であった。

 

白川提督は副官の秩父大佐や在原大佐、秘書士官のメロディーを引き連れジェウクと話をするために市役所食堂を訪れた。

 

石崎市議を初めとするクラビウス市議達や警備の常駐警察官は勿論、一般市民も驚いて見ていたが白川提督は気にせず堂々と振る舞っていた。

 

「話し合おうって第2総軍副司令の立場である提督が堂々と、もしもの事があったらどうするのです?」

 

「心配なく優秀な護衛はおりますので。」

 

「優秀な護衛?」

 

「桐原少佐、吉野大尉きたまえ!」

 

第2総軍副司令の立場でありながら、護衛をロクに付けず手荷物検査があるとは言え堂々と市役所を歩く事がジェウク的には不安で仕方がなかった。

そんな事を知らずか白川提督は笑顔を浮かべたままハンドサインをすると、4人の士官が近づいてきてそのうち2人がジェウクの前に並び敬礼した。

 

「自分は第64飛行隊・隊長切原茂人少佐であります。」

 

「同じく副官・吉野大樹であります。」

 

「私の部下達だよ、一応私服MPもいるがね。」

 

「流石に職権乱用じゃないか、まったく防大の頃から変わりませんね。」  

 

やってきたのは茂人と大樹だ。

きちんと制帽を被り乱れぬ動きで敬礼するなど、普段よりも真面目な態度をとっている。

ジェウクに挨拶を終えると2人は下がると、大樹が不満げな表情を浮かべ本音を吐いた。

 

「なんで俺までこんな事を・・・」

 

「提督の気まぐれだよ、私服MPもいるのに俺も護衛で使うし。」

 

「本当に分からんな。後ろに控えている本多中尉とイ少尉が引いてるぞ。」

 

突然軍司令部から召集命令がかかり、クラビウス沖で停泊中の空母シナノで副隊長業務してた大樹は愛機に乗り制服を持ってクラビウス基地に向かい同じく茂人とアンサーズ中隊に配属された隊員と共に召集先に向かった。

召集内容が護衛兼クラビウス市議会議員のジェウクに挨拶する事とは・・・

 

「ほうここの食堂、タブレット式か・・・軽くたこ焼きに・・・」

 

「本日の要件は・・・・・」

 

「ビールだな。」

 

「そうそうビール、なっビールだと!?」

 

自由すぎる白川提督の暴走は続く、前に座ってタブレットを開きたこ焼きとビールを注文した。

勤務中に飲酒と言う前代未聞の行為にジェウクは絶句し、遠くから見ていた石崎市議は飲んでいたコーヒーを思わずむせてしまう程驚いた。

 

「何しに来たんです提督、まさかビール飲む為にしかも仕事中に・・・」

 

「堅いなジェウク、まぁいいトークメインデッシュはこの2人ではない単に上官だからな。」

 

「何?」

 

「本多中尉、イ少尉きたまえ」

 

今回来訪した目的はビール飲む為でも、部下をお披露目する為ではない。

きちんと目的があって市役所食堂で話し合いをしているわけだ。

白川提督の命令で後ろに控えていた男女の士官らが前に出るとジェウクは驚いた表情を浮かべた。

 

「え・・・エラ!?」

 

「父上、お久しぶりであります。」

 

「本多義輝.中尉であります。彼女はイ・エラ少尉で私の副・・・・」

 

「私の娘だ・・・・皆までいい。」

 

驚いた理由は娘イ・エラがパイロット要員のベレー帽と女性制服を着用し、目の前に現れたからだ。

 

長男と次男が将校として軍へ、新星インダストリー社に入社した長女以外の娘3人皆軍人希望で軍学校に通っているが内心最前線へ送りたくないと思っていた。

次女であるエラはわずか16歳で軍に志願し反対を押し切りVFパイロットになった。

1年半の学生生活の後、ケロヨン中隊に配属され実戦を経験している。

 

同じく配属された本多義輝中尉はエラの上官でケロヨン中隊からの付き合いであり、エラは義輝の副官としてアンサーズ中隊に配属されている。

 

「提督、これはどう言うつもりだね?私の娘を前線に・・・・」

 

「今回のトークメインデッシュはまさにそれ、私が行う計画の為.イ・エラ少尉を貰い受ける。」

 

「正気か・・・・」

 

トークメインディッシュはエラをアンサーズ中隊の一員として貰い受ける事だ。

エラがVFパイロットに志願する際に反対したジェウク本人で、

 

「ジェウク、今後の為話し合いでもしようか。」

 

不敵な笑みを浮かべながら白川提督はジェウクに話し合いを提案した。

 

後ろから見ていた茂人は対等な話し合いと言うよりかはワンサイドゲームになるだろうと思った。

なんせジェウクの票田の半分は白川提督が握っており、何よりトーキングスキルがかなり高い。

 

話し合いは終始、白川提督が圧倒しジェウクはエラのアンサーズ入りを反対するも正論をぶつけ続け最終的にエラの自身の意思もあってか最終的に了承合意に至った。

 

「反論しても圧倒され負けるだけか、なるほどな。」

 

この場にいる面々は、改めて白川提督が恐ろしい人物だと認識した。

若手で副官である大樹はなるべく敵にしたくないと畏怖の念を抱いた。

 

 

【同時刻】

【地球軌道上衛星都市エクシア・ローダー宙域】

【ケアドウル・マグドミラ級メルトラス】

 

第29海兵隊はL4にある衛星都市エクシア・ローダー建設現場防衛の任に就いていた。

防衛任務に就いているものの、至って平穏であり戦闘こそ趣向と言うゼントラーディ海兵隊員からすれば退屈極まりない日々を過ごしていた。

 

「ベルタリア隊、発進!」

 

ラウラ達は担当宙域の哨戒任務の為出撃した。

 

模擬戦以降のラウラは絵理に言われた事やVFの操縦性に魅了され、今後どうするかは悩んでいた。

転属するにせよ、アンジェミラやメフィリアら長年苦楽を共にした戦友との別離を意味しておりその事を考えると躊躇ってしまう。

 

それでもマイクローン化し、自分自身が変わっていきたいと思っていた。

 

その頃、ラウラ達のパトロールルートの先のある宙域では民間の輸送艦が航行していた。

 

10年後に公開される戦勝20周年記念映画Remember・LОVEに登場する勢力・メルトランディ軍のピケット艦として使われている、ゼネラル・ギャラクシーが開発製造したマヤン級輸送艦でありリチャード・ビルダーが経営する星間運輸の所属艦クロスレイである。

 

エクシア・ローダー建設用の資材を運搬しており、星間運輸が所持するオーベルト級駆逐艦2隻を含む私設軍隊S.M.Sが護衛に就いていた。

 

S.M.Sとは星間運輸が所持する私設軍隊であり、元新統合軍人や元反統合ゲリラ出身者で構成され星間運輸輸送艦の護衛や要人警護を主な業務としていた。

 

後に38年後のフロンティア船団で起きたバジュラ戦役で当支部所属だった早乙女アルトやオズマ・リーなどの面々や後にマクロスクウォーター艦長となるブラックパンサーズ中隊のジェフリー・ワイルダーが活躍するのだが、それはまた別の物語である。

 

「輸送艦を確認、都市建設の為の物と思われます。」

 

「上物だ・・・攻撃準備」

 

エクシア・ローダーに向けて移動中のクロスレイを見つめる異型のVFー1の姿があった。

 

機体名Svー53フルクラムⅡ

 

裏取引ないし鹵獲されたVFー1バルキリーをリバースエンジニアリングし、MIGー29の翼を備え付け比較的安価で生産されている可変戦闘機である。

 

反統合ゲリラやテロリストに販売もしくは横流しされており、多数の機体が確認されていた。

 

反統合ゲリラのSvー53はバトロイド形態からファイター形態に変形しクロスレイに強襲を仕掛けた。

 

「敵可変戦闘機確認!アンゲロス小隊.ウリエル小隊、迎撃せよ!」

 

輸送艦は星間運輸所属であり、クロスレイから護衛の企業私軍であるS.M.SのVFー1が出撃した。

2個小隊からなるS.M.S護衛戦闘機部隊は反統合ゲリラの襲撃に迎撃し、数的不利を質で補い一進一退の攻防を繰り広げた。

 

『メーデーメーデー、こちら星間運輸所属輸送艦クロスレイ、ゲリラの攻撃を受け苦戦中。新統合軍に対し救援を求む・・・・』

 

「マイクローンからの救援?」

 

「ラウラ、私達の方が一番近いから救援に・・・」

 

「そうだな、よし行くか・・・」

 

ラウラ達は輸送艦からの救援要請を受け取った。

 

S.M.Sと反統合ゲリラとの戦闘宙域から一番近い新統合軍部隊はラウラ達であり、真っ先に駆けつけられる位置にいる。

優れた戦果を残せると期待していた。

 

だが・・・・・・・

 

「デ・マーカ・・・プレ・ガドラス・・・」

 

戦闘宙域に着く頃には戦闘が終了しており、S.M.SのVFー1が戦後処理を行なっていた。

既に反統合ゲリラのSvー53部隊は壊滅しており、残機はS.M.Sにより武装解除されていた。

 

「完全に出る幕もないか・・・・」

 

武装解除される反統合ゲリラの姿を見てラウラは酷く落胆した。

まるで自分達が時代遅れの産物かのように。

 

その後、エクシア・ローダー基地からVAー3インベーダー編隊が飛来しS.M.Sが拿捕した反統合ゲリラのSvー53の残存機を引き取っていた。

 

落胆しながら帰還の途についたラウラだったが、思わぬ事態がこの後起こる事をまだ知らなかった。

 

「ベルタリア曹長!」

 

「フリジェル軍曹か、どうした?」

 

帰還すると先の模擬戦で一緒になったクァドラン・ノナパイロットのミュレが話しかけてきた。

何やら嬉しい事があったのかミュレの表情が明るかった。

 

「なんか嬉しい事あったの?」

 

「もしかしてクァドラン・ロー乗りに昇格とか?」

 

アンジェミラとメフィリアはてっきりミュレの実力が認められ、簡易量産型のノナからローに乗る事になったのではないかと思っていた。

ミュレの実力は高くラウラ自身、この前の模擬戦で頼もしい存在だと認識していた。

 

そんなラウラ達の認識にミュレは首を横に振り、口を開く。

 

「実は私、転属しようかと思ってます。」

 

「転属?何処へ?」

 

「ハッ、マイクローンになりVFパイロットに志願しようかと思っております。」

 

「えっ・・・・」

 

転属・・・マイクローンになりVFパイロットになる。

 

ミュレの衝撃的な一言にラウラは激しい衝撃を覚えた。

堂々と躊躇いもなくゼントラーディ軍人としての生き方を捨てマイクローンになりVFパイロットになるミュレに失望感を覚えたが、何処か羨ましく思えた。

 

なんせ、ラウラは優柔不断・・・・今後どうするか決められていないから・・・

 

「今度、工業衛星に寄港するんですけれども転属希望者を引き取りに月面アポロ基地からシャトルが来るのでそこで私は他の希望者と共に海兵隊去ります。」

 

「残念だね、ミュレの実力ならばローに乗れたのに。」

 

「いえ今のままだとローよりも高性能な機体に乗れないので実力高め、マイクローンの作る新型に乗ってみたいんです。」

 

ゼントラーディ軍海兵隊は接収したゼントラーディ軍装備をそのまま運用したり、地球の技術で改修された兵器を運用している。

反面、旧来の装備のままであり革新的な最新鋭機はVFやデストロイドなどに集中しており、時代遅れと言う印象が強かった。

 

先の模擬戦で多種多様な装備と機種を誇るVFを見たミュレは海兵隊に居続けたら、自身は何も進歩できないと感じマイクローン化し転属を望んだ。

 

「ベルタリア曹長、私はいつまでもゼントラーディ軍人として生き続けるのは無理です。曹長の後期とは言え、私は地球人としての人生歩みます。」

 

「私からは何も言えない、軍曹・・・好きにしろ・・・」

 

「ハッ好きにさせてもらいます。ですが、曹長からの恩は忘れません。では失礼します。」

 

ミュレは今の今までより目が輝いていた。

それに比べ自分は何も決められず、過去の事でいつまでも引き摺っている。

下級兵であるミュレは堂々と進路決めてるのに、上級兵である自分は何も決めれてない。

 

本当になんだろう・・・・

 

下級兵であるミュレが未知で危険な道を進む覚悟があるならば、自分に出来ないはずがない。

 

「ラウラ〜何ボケっとしてるのよ?」

 

「早くしないと飯の時間遅れるぞ!」

 

「すまん、考え事していた。」

 

興味があるのに怖気づいて転属を躊躇うか、ミュレのように勇気を持ってマイクローン化し転属してVFパイロットになってみるか。

 

ラウラは歩きながら意を決して重大な決断を下した。

 

【西暦2021年1月26日15時2分】

【月面クラビウス基地宇宙港】

 

この日、ゼントラーディ海兵隊転属希望者引き取りの為クラビウス基地人事局からヴィルフリート・フォン・ロイエンタール少佐以下の兵員の出発式が執り行われていた。

 

「ヴィルフリート・フォン・ロイエンタール少佐以下、11名.転属希望者受領の為出発します。」

 

「うむ、無事任務完遂頼むぞ。」

 

「ハッ」

 

ロイエンタール少佐を始め副官を含む人事局隊員5名、警護警務官6名による編成でありアポロ基地にてアポロ基地人事局員団と合流しゼントラーディ工業衛星に向かう予定である。

 

「ゼントラーディ人の転属希望者か・・・・」

 

「八原参謀、連中信用できますかね?」

 

「信用も何も人手不足だからな、生物兵器連中を信用したくないが縋るしかない。」

 

ロイエンタール人事局団の出発を見送った後、保安参謀八原博嗣大佐はタバコを吸いながらこれから迎えるゼントラーディ人に不信の意を顕にしつつも人員不足だからと言う理由からか諦めの表情を浮かべていた。

 

月面はゼントラーディ人に対する忌避感や不信感は地球に比べ少ないものの、それでも持つ層は一定数存在する。

 

まだまだ戦争により引き起こされた溝は深い。

 

「ロイエンタール少佐・・・」

 

「どうしたユク少尉?」

 

「今回の任務上手くいきますかね?」

 

マイクロシャトル.スター・グースの機内にてユク・ミヨンが不安そうにロイエンタールに作戦が上手くいくかどうか聞いた。

ミヨンは配属されてから浅く初めてゼントラーディ人転属者を引き取りに行く任務に従事するので不安に駆られていた。

 

「心配するな、地球人ではないとは言え同じ人間だ。普段通りにやればいい。」

 

「はぁそうですか・・・・」

 

「最初は厳しいだろうが、次第に気にしなくなる。頑張れよユク少尉。」

 

ロイエンタールは不安がるミヨンに同じ人間として普段通りに接すればいいと諭した。

ゼントラーディ人も地球人関係のない、ただ人事局員としての業務を遂行すればいいと。

 

その言葉を聞いたミヨンは胸をほっと下ろし安心したが、ロイエンタールは辛気臭い笑みを浮かべ仕事中なのにラム酒の入ったグラスを口に近づけた。

 

【同時刻】

【月面アポロ基地宇宙港】

 

アポロ基地の宇宙港では同じように人事局団の出発式が執り行われていた。

クラビウス基地からの人事局団を迎えた後、オーベルト級宇宙駆逐艦ゴダードに乗艦し目的地である工業衛星に向かい転属希望者を引き取る予定である。

 

「元上官であるミリアを迎えるとは不思議な気分ですね♪」

 

「お前・・・私と同じ階級になったからと言ってますます態度がデカくなったな。」

 

「今はゼントラーディ軍ではなく新統合軍です。それに元部下ですし、同じ階級で同じ立場で対等です。」

 

人事局団を他所に、絵理はミアンと共にシーアンタレス隊に出向してきたミリアを出迎えた。

絵理は元上官であるミリアに対し、同じ階級とあってか態度がデカかった。

既にゼントラーディ軍人でもなく上官部下の関係でもなく、新統合軍人であり別部隊の人間であり何言われようとも気にしなかった。

 

「全くお前は地球の文化に染まりすぎだ。結婚してゼントラーディ人としての名も捨てて、星村絵理と・・・・」

 

「いいじゃないですかミリア、今の私は地球人の星村絵理♫ゼントラーディ人のモーア・ カリダムじゃないですから」

 

「少しはゼントラーディ人としての誇りは残しておけな(はぁ)」

 

「(それに関しては同感です、ミリア1級空士長・・・・・)」

 

絵理はミリアの部下の中で一番地球文明に感化されているかつ、比較的裕福な生活を送っており今日に至るまで様々な事を楽しんできた。

夫の和也と結婚する前も親族の養子入りし、自ら名前を考え星村絵理と名乗っておりゼントラーディ人であるモーア・カリダムとキッパリ決別していた。

 

ミリアは地球人化する絵理に少しでもいいからゼントラーディ人としての誇りを持ってほしいと思っていたが、無理だなと諦めた。

 

「今が楽しいからいいじゃないですか、味気ないゼントラーディ軍時代と比べたら最高。」

 

「味気ないと言ったら戦死した仲間が報われんぞ」

 

絵理にとってゼントラーディ軍時代は味気なく、今は物凄く楽しい。

味気ないの発言にミリアはゼントラーディ軍時代に失った戦友達を絡め苦言を呈した。

 

「死んだ仲間の為にも私達がその分楽しめば問題はないない。」

 

「それもそうだ・・・ってお前が楽しみたいだけだろ!」

 

「(これから作戦会議あるのに大丈夫かな、この二人)」

 

絵理とミリアの会話を見てミアンはこれからある作戦会議が上手く事が運ぶか不安になった。

楽天家である絵理と真面目なミリアの関係は水と油のようであり、よくゼントラーディ軍時代同じ部隊でやってこれたなぁと思った。

 

「星村中尉、そろそろ仕事モードに・・」

 

「そう」

 

「いつもこのぐらい真面目に出来ないのかしらね?」

 

ポーカーフェイスのままミアンは絵理に仕事モードに入るように進言した。

流石の楽天家も状況を理解したのか、夫に迷惑かけない為仕事モードに入った。

 

しばらく淡々と会議室に向け歩いていたが、絵理の表情が崩れた。

 

「さてあいつ、そろそろ来るかな。」

 

「ん?モーア・・・・あいつって誰だ?」

 

「ん?内緒、どうせいつか会えると思うから言わな〜い。」

 

「はぁ?」

 

表情が崩れた絵理は両手を頭を押さえながら、ラウラがマイクローン化し転属する事に期待した。

必ずVFパイロットになる、あの時ここまでボロ負けさせれば悔しさから転属しVFパイロットとなって自身に対しリベンジしに来る。

 

ラウラ・ベルタリアはそんな女(メルトラン)だ!

 

またまた聞いていたミリアは気になって質問をしたが、絵理はお茶を濁すかのように誤魔化した。

 

 

 

【2021年1月26日17時30分】

【第4工業衛星沖・航行中】

【ケアドウル・マグドミラ級メルトラス】

 

ラウラは艦長室の方に向け一人歩いていた。

第29海兵隊司令ガミロフ・ボーマン大佐と面会し、自身の本音を打ち明け転属を申請するためだ。

 

ミュレの姿を見て何も決めれてない自分に嫌気が差し、意を決して転属する覚悟を決めた。

 

面会し転属する旨を伝えるとガミロフは疑いの目でラウラを見ながら、口を開いた。

 

「お前が転属ね。」

 

「はい、悩みましたが・・・・・」  

 

「マイクローンの連中も、人手不足だし。転属は受理できる。」 

 

予想に反してあっさり申請は通った。
 
それもそのはず、現在新統合軍は人手不足である。
先の大戦での被害により、人的リソースが足りないのだ。
開拓惑星の原住民やゼントラーディ人の編入、クローンなど人口を回復しているが、移民船団などなど人的リソースは足りない。

全て軍人と言うわけにもいかないので、2020年に入っても新統合軍は慢性的な人員不足に悩まされていた。

そんな中のラウラの転属は歓迎される話だった。

ラウラは嬉しがるが、予想外の事がガミロフの口から伝えられた。

 

「転属したいと申し出た兵はお前だけじゃない。」

 

「知ってます、フリジェル軍曹が話してましたので。」  

 

「ゼントラン5名、メルトラン6名。貴様を含めたら7名。戦力としては大損害だがな。」

 

転属希望者はラウラやミュレを含め計12名、1個中隊に相当する人数だ。

第29海兵隊としては大損害だが、投降し恭順した兵士を代わりに補充する為問題はない。

 

「アポロ基地、クラビウス基地の機種転換センターですか?」

 

「そうだ。訓練の為、クラビウス基地の方に行ってもらう。」

 

「しかし、実戦部隊・・・・」

 

「貴様にいきなりマイクローンの部隊に転属するのは、不味すぎる話だ。地球の習慣知ってるのか?」

 

「いえ・・・」

 

転属先はクラビウス基地の機種転換センターとされた。

実戦部隊に配属されるかと思っていたラウラは驚き何故機種転換センターに配属されるかと質問をしようとしたが、ガミロフからの逆質問され不発に終わる。

 

地球の習慣を知っているか?

 

当然の事ながら第1次星間大戦後も新統合軍海兵隊員とは言え実質ゼントラーディ軍同然の生活を送っている為、地球の習慣は知らない。

これからVFパイロットになるには地球の習慣は覚えなくてはならん。

 

「給料は?」

 

「給料?何それ?」

 

「この大馬鹿者が!それで転属とはいい度胸だ!それに可変戦闘機には資格だけでなく地球の風習に慣れる事も必要なんだぞ!」

 

「ひっ・・・・そうなんですか?」

 

習慣の知らないラウラだが、事前に給料と言う概念もなかった。

転属希望者は給料の事を上級士官から教わるが、ラウラの転属動機が突然だった為.上級士官から給料の事を教わらなかった。

 

給料を知らないと発言したラウラにガミロフは激怒し、給料とは何かを一から十まで教えた。

 

「地球のエルメンドルフ基地も候補にあったが、流石に地球は厳しすぎる。」

 

「はい」

 

「工業衛星到着.後各種準備!マイクローン装置は既に起動可能だ!後は人事局員団の指示に従え!」

 

「はい・・失礼しました」

 

いろいろ話をして1時間、ラウラのマイクローン化し転属する事が決定した。

工業衛星到着後、マイクローン装置を使い地球人サイズになった後人事局員団と合流し制服やキャッシュカードを受け取り月面に向け出発するだけだ。

 

以外と簡単に事が進んだ。

知らなかった事があったけど、なんだかんだ上手くいけそうな気がした。

 

ただやり残している事が1つある・・・・

 

「私・・・・転属しようかと思う」

 

『えっ』

 

戦友であるアンジェミラとメフィリアに転属する事を報告する事だ。

突然の報告に二人は驚き、涙目になっていた。

 

「本気なの?転属なんて・・・・」

 

「私は可変戦闘機に乗ってみたい・・・・・転属しかないわ」

 

「転属・・・・突然すぎるわ・・これからも一緒だと思ったのに。」

 

当然の反応だった。

人員製造衛星で製造後、同じ隊に同時期に配属され数々の激戦をくぐり抜け生き延びてきた仲だ。

それがいきなり無くなって離れ離れになるのは辛すぎる。

 

「ごめん、メフィリア.アンジェミラ。でも私は生きる意味を探してみたいと思うんだ。」

 

「本気なんだね?」

 

「私だって離れたくない・・・・でも私はやりたい事を初めて見つけたから。」

 

戦友との分かれは辛いがやりたい事を見つけたから自ら行動して実行に移したい。

今のラウラの心はそれしか考えていなかった。

 

かつてマイクローン化し転属していったシュリ達のように、自ら進んで行って新しい価値観を体験して自分自身を変えてみたいと。

 

「私が死ぬわけじゃないし、悲しまないでよ。」

 

「そうだけど、やっぱり寂しいから辛いわ。」

 

「共に生き抜いてきたし、離れ離れになるのは嫌よ。」

 

「アンジェミラ、メフィリア・・・・・」

 

それでも生まれてずっと過ごしてきた戦友達は泣き崩れた。

ラウラは今までアンジェミラとメフィリアに大事にされたからこそ今まで戦ってこれたんだなと思うと、思わず涙が流れた。

 

「ごめんね私は、転属する。ここでしなかったら、私は前へ進めなくなる。だから行かせて、必ず生きて会いに来ますので。」

 

転属すると覚悟を決めたので、今更やめるわけにはいかない。

立派なVFパイロットになり、二人の下に戻ってくる。

ラウラはゼントラーディ軍式の敬礼をして、2人に約束をした。

 

「まぁ言いだしたらしょうがない。」

「頑張りなさい、応援してるわ。」
 

決意を聞いたアンジェミラとメフィリアは新たな世界に旅立つラウラを応援する事を決めた。

ボドル基幹艦隊決戦後、死に場所を求めていた感があったので10年間心配していた。

死に場所を求め生きてきたラウラに生きる意味を持てたと言うのが嬉しかった。

 

2人は悲しい半面、生きる意味を持てたラウラを新たな世界に応援しながら送り出そうと思った。

 

「うん、私・・・頑張ってくるよ」

 

二人の応援にラウラは奮い立った。

立派なVFパイロットになり、必ず戻ってきて再会してやると。

 

シュリだって自ら進んでやって見せたんだ。

私にも出来ないはずがない。

 

ラウラは拳を握りしめ、これからの人生を挫けずに頑張ろうと誓った。

 

【西暦2021年1月26日19時4分】

【月面シッカルトクレーター上空】  

 

空母シナノはシッカルトクレーターにてオーベルト級駆逐艦カーペンター.コルホーンの護衛の下、VF2個小隊が発艦した。

 

リーダーズ・ベネフィットフォーメーションを組むのはブラックパンサーズ中隊のVFー4ライトニングⅢのクーガー小隊とダンパー小隊である。

 

「エネミータリホー・クーガープラトゥーン・コンバットオープン!」

 

先頭を行く大樹はシュリやリックそしてジェフリー率いるダンパー小隊に敵を目視で発見、戦闘開始を大きな声で告げた。

 

サーベル小隊の護衛で守られているVEー1エリントシーカーからの敵に対する電波妨害の支援の下、一斉に急降下しながら目標の敵に対し攻撃を開始した。

 

「レーダーに乱れ、新統合軍の来襲!」

 

「犬どもめ!返り討ちにしてくれる!」

 

ゼントラーディ軍のピケット艦を改造したゲリラ組織の駆逐母艦からSvー53とSvー51の混成部隊が出撃してきた。

数は24機数は4倍であり、クーガー小隊とダンパー小隊は圧倒的に不利である。

 

「各チーム散開!ジェフリーは俺に続け!5分だけ持たせろ!」

 

「「了解」」

 

ただでさえ不利なのに部隊を3つに分けた。

これにより敵の数12倍となり、誰が見ても無謀と言ってもいい状況になった。

 

「相手はたったの2機?楽勝だな!」

 

だが、ゲリラ組織の飛行隊長は大樹達が2機だけで襲撃してきたと勘違いをした。

電波妨害と、シュリ達が後方にいた為分散した事に気が付かなかった。

 

「ぶちかませぇっ!」

 

戦闘を開始すると二人は圧倒的数的不利ながらも奮戦していた。

ジェフリーはゲリラのSvー53とすれ違う寸前にスーパーパックをパージし、サーファーが記念が波に乗るかの如く機体を動かしバトロイド形態に変形し撃墜した。

大樹は斜め宙返り左横滑り左捻り込みを駆使し、複数のゲリラ飛行隊を翻弄した。

 

「仕上げだ!全機突入せよ!」

 

ゲリラ飛行隊を翻弄している隙にシュリとリック達ら各2機のチームが左右から攻め込んだ。

大樹は自身とジェフリーを囮にして各部下達を二手に分けゲリラ飛行隊を包囲殲滅をする釣り野伏せに似た戦術を考えていた。

 

左右から攻められたゲリラ飛行隊は数は勝っていたが強襲により混乱が生じ総崩れになり、次々と撃墜され全滅していった。

 

「バカな3分も経たずに24機の可変戦闘機が壊滅!?化け物か!残りの機を出せ!我が艦を守れ!」

 

圧倒的戦力を誇っていた飛行隊がたった6機のVFにより全滅させられた。

艦長は予備機を出し艦を守らせようとした。

 

だが、ここでトドメを刺す一報が部下から届く。

 

「艦長!」

 

「なんだ?」

 

「背後より新統合軍艦隊です!」

 

「なんだと!?」

 

アームド級宇宙空母アルタミラ以下オーベルト級宇宙駆逐艦3隻がゲリラ組織母艦の背後から接近、更にVFー5000スターミラージュ配備の3個中隊が発進していた。

 

更に大樹達の増援として無人機ゴーストを引き連れたサーバル小隊が参戦した。

 

「ぬわぁ!?」

 

「降伏しろ!ゲームオーバーだ!」

 

大樹はゲリラ駆逐母艦の艦橋にガンポッドを向け降伏を促した。

抵抗しようにも周辺には大樹含む57機の新統合軍VFに囲まれており、ゲリラ母艦の艦長は観念し降伏する決断を下した。

 

「アポロ基地と我が基地の航路の反政府組織やはぐれゼントラーディの排除、颯爽獲物が出てきて大手柄ですねぇ大尉。」

 

「ジェフリー、本来なら存在してはダメな連中だぞ。」

 

拿捕した反統合ゲリラの母艦を曳航する空母アルタミラと護衛艦と所属飛行隊のVFを見ながら大樹達は戦後処理をしていた。

 

白川提督の嫌なやり取りを見せられてすぐ原隊に戻り、反統合ゲリラやはぐれゼントラーディの掃討をやらされており大樹は何処か不満げだった。

ジェフリー相手に愚痴を言い続ける大樹に一件のメールが届いた。

 

「なんだこのメール?海兵隊からの転属希望者名簿.新統合軍クラビウス人事局・・・」

 

何故か知らないがクラビウス人事局から転属希望者名簿がメールで届いた。

VFのモニターを開きメールを開き、転属希望者名簿を読んだ。

 

「ん?これは・・・・こいつは・・・」

 

赤マーカーに塗り潰された名前にラウラ・ベルタリア曹長と言うのを見つけた。

シュリのかつての戦友で石頭で転属しそうにないラウラの名前が転属希望者名簿に記載されていた。

 

更にメールにはラウラが無事に到着するよう、反統合ゲリラやはぐれゼントラーディを掃討するようにと言う命令が記載されていた。

 

「なるほどな、何故今この任務やらせているのか理解できましたよ。」

 

大樹はメールの送り主が誰なのか想像が出来た。

クラビウス人事局名義だが、背後にいるのは白川提督であろう。

わざわざ転属希望者名簿を送ってくるとは危ない橋を渡るにも程がある。

 

「吉野大尉!」

 

「・・・・・」

 

「吉野大尉!!聞いてますか!!」

 

「おおうすまんな。」

 

転属希望者名簿を見るのに集中していた大樹は話しかけてきたシュリを無視してしまった。

無視されたシュリはかなり怒ってる様子だった。

 

薄っすら忘れかけていたがラウラとシュリは同じ海兵隊・同じ部隊の出身だ。

ラウラが転属すると言う事を伝えたいが、極秘事項の情報なので言えない。

 

『クーガー小隊、ダンパー小隊ただちにシナノに帰還しサーベル小隊とピューマ小隊と交代せよ!』

 

「了解!クーガー小隊帰還する。」

 

「ダンパー小隊、同じく帰還する。」

 

シナノの若い女性オペレーターから帰還するように指示が出た。

まだまだアポロ基地とクラビウス基地間の航路の反統合ゲリラやはぐれゼントラーディを掃討し安全を確保しなければならない。

 

指示を受け大樹とジェフリーは母艦シナノへの帰還の途ついた。

 

この後、思いもよらない出来事でラウラと大樹が初めて出会うのだがそれは少し後の話。

 

次回予告

 

次回、マクロス外伝蒼い髪のメルトラン

 

マイクローンになったラウラはクラビウス基地機種転換センターに向けて旅立った。途中で立ち寄ったアポロ基地にて、戦争以外の楽しみを知ることになる。

 

次回

マクロス外伝蒼い髪のメルトラン

 

カルチャー・ファースト・コンタクト

 

新しい扉を開け!ライトニング!

 

前回

 

次回