前半最後、ジャパンは驚異的な戦術の変化でアイルランドを攻め立てる。
「2321」でエッジまで展開してから折り返し9シェイプの「3」とエッジの「1」のポッドを使ってピストンATで防御をグルーピング。
次のポッドの形の10シェイプの「2」のフォワードからエッジにいるラブスカブニがカットインしてゲイン。その外側をバックスで攻撃。
そこから、ピストンATで「2321」のポッドに戻して、順目にBDを刻んでいく。
折り返し「1」と「3」でピストンATでグルーピングして、9シェイプからスタンドの田村選手へ「swivel pass」で外からFWの選手がカットインの裏のセンター中村選手へパス、エッジに3人のFWがいて数的有利でグラバーしたもののトライには至らなかった。
「2321」でピストンATで相手をグルーピングしてから展開。さらに折り返しは、「1322」で普通にエッジの選手が外で待つだけでなく、10シェイプと連携してカットイン。「2321」でピストンATから展開して折り返しを「13」で防御をグルーピングしてから「22」ではなく、「13」にしてエッジで数的有利を作りだした。
ジャパンは前半で「ピストンAT」で防御をグルーピングして展開するという戦術行為以外にシェイプを変えるための「時間稼ぎ」の意味合いがある。
シェイプを変えることで、ミッドフィールドのポッドとエッジのポッドがバックスを介さずに連携して攻撃するシェイプを作ったり、最後は「2321」「1322」のポッドを「1313」とフォーメーションもを変えて防御を崩していた。
続く。