idiota -38ページ目

idiota

フィクション・ブログ ただ今逃亡中です。


なんだかんだで、1週間が経過しました。

その間、新しい突然変異物が現れることもなく、久しぶりに平穏な日々を過ごしておりました~


いやぁ~、平和って良いものですね~~
何か、しみじみと感じております。



もっとも、その間も一応物質Xの残骸探しもしていたんですがね!
(さっぱり見つからなかったけど。)



これだけ探してもまったく見つからないところをみると、やっぱり一緒に爆発させちゃったのかね~?
レーダー使ってもサッパリ反応ないし。



見つからないと、やっぱりマズイのかな?




まぁ、場合によっては処分しても良いって言われてたから、大丈夫と言えばそうなんだけど……

ちゃんと最後を見届けていないっていうのが、ちょっとね………


何て報告すればよいのやら……



で、これからどうするの?



あのレーダーに反応がないっていうのは、やっぱり消滅しちゃった可能性が高いってことでしょ?

それに、もしどこかにまだ物質Xが転がってたとしても、突然変異物が現れないってことは、少なくともアヤシイものが出ることはなくなったってことだし。



いやいや、物質Xそのものがマズイんですよ。若菜さん!


でも、爆発したみたいで、小さい破片しか見つからないじゃんか!!!



確かにね~~

……となると、アタシもそろそろ帰らないといけないね。



………………………………


……………



ええぇぇっっ!!!!!!




帰るって、どこに?


どこにって、自分の星に決まってるでしょうに。



あぁそうか。
すっかり今の状況に馴染んでたから、コロッと忘れてました~


まぁ、一応連絡をしてからになるけど、これでようやくアタシも誰かさんの尻拭いの任から解放されるって訳です。


……ってことは、

若菜ともお別れですよ。


若菜も元の静かな生活に戻れるってこと。







嬉しい?







…………………………




まぁ、連絡してその返事を待たなきゃいけないけど、長くてもあと一週間くらいかな?



その間にマズイ状況にならなければよいけど。



………………




それまでは楽しみましょう、若菜!!

無事帰還いたしました~。

しかも無傷で!!


やっぱりパワードスーツってすごいんだな~っと、今さらながら実感しております。

申し遅れました、神崎若菜です!!




……無事と言っても、ホントに体だけで、パワードスーツの方は大分ボロボロになってしまいましたが。



私が今こうして安穏とブログを書いていられるのも、全部ステルミッラのおかげです!

そもそもの原因もこの人ですが……



ホントにねぇ~。
最初はすぐに終わるだろうなんて考えてたのに、アタシはくたくただよ。





問題の物質Xなんですが、やっぱりと言いますかお約束と言いますか、回収しようと器具を近づけた途端に大暴走しまして……

まあ、これまたステルミッラが手元の操作を若干ミスして、器具を思いっきり物質Xにぶつけたせいも、かなりあると私は思いますが…

多少引っ掛けたくらいです!!

いいえ、5メートルくらいは弾き飛んでいました!


飛んでません!
せいぜい1メートルくらいです!!!




そのせいで丸い形をしてた物質Xの中から、何かアヤシイ、突然変異物を作った原因のものが一気に漏れ出しまして……

もう、そこら中のものがあっという間に手強い突然変異物に!!


こうなると、もはや事前にたてた作戦なんて役に立ちません。


あとは、迫り来る軍団をちぎっては投げちぎては投げ!

それはそれは壮絶な状況でしたよ。




まったく、誰のせいでしょう。せっかくの作戦が台なしになったのは?


さぁ、誰でしょう?




それにしても、まさかこんなところで若菜の趣味の折り紙が役に立つなんて!!


そうそう。それですよ!



突然変異物のあまりの多さに、もう体力的にも限界で、しかもフィールドを維持するのも無理が生じ始めたんです。


そのまま放っておくと、空間が爆発してしまうという……



それで、どうせ爆発するなら、何とかして突然変異物だけを小さな場所に集めて、その空間だけ爆発させられないかな~っと思ったんです。


そう。それでフィールドの中にさらにもう一つ平たいフィールドを作りまして、そこに突然変異物を全部追い込みました。

で、あとは若菜にお任せ!

いやぁ~、初めてパワードスーツを着た状態で若菜をメインにして動きましたよ~。


正直言うと、こんなに上手く行くとは思っていませんでした……




えええぇぇ~~~!!!!!!!



ヒドイ……



折り紙の要領で平たいフィールドを折り畳んで、徐々に突然変異物達を小さな空間に追いやっていきました。


それにしてもアレは本当に良い手だったね~。
フィールドの中でもう一つの小さな閉じられたフィールドを爆発させる。
もちろん外の世界には影響無し!!


始めからこの手を使っていれば、色々ともっと楽だったろうに……



どんな形にしょうかな~と考えたのですが、面倒だったし時間もあまりなかったから、手っ取り早く風船形にしておきました!


準備が終わったら、今度はステルミッラの番。


ほい!
……あとは簡単。若菜が作った風船形フィールドを圧縮していきまして、見事に爆発!!!!!




突然変異物達はすべて、跡形もなく吹っ飛びました!






ただ、肝心な物質Xが見つからないんだよね……


小さな破片は有ったでしょ!




ひょっとして、突然変異物と一緒に爆発させちゃったかな?

やけに大きな爆発だったし……











……まぁ、問題ないでしょう!






そんなこんなで、私の短いようで長い一日は終わりました。


これでつらい土日・休日とはお別れできるのかな~~?





………………………………



とりあえず、これにて一件落着って感じです。


お疲れ様でした~~

はいはい。

ど~も、ステルミッラです。


物質Xの様子を確認に行ってきたのですが、これが思ってた以上に不気味に静まり返っておりました。


少しでも触れようものなら、その途端に大爆発するんじゃないかってくらいに……



とりあえず、周囲のものには悪い影響が無いようだし、これ以上物質Xに何かが近づいて、新たな突然変異物が出来ないようにしてきたから一安心です。


そのおかげで、今こうやって冷静にどう対処すべきか考えることが出来たりしています。




いつものように作業はフィールド内なのですが、今回ばかりは正直言って少し不安だったりします。


万が一物質Xが爆発しようものなら……


フィールドの外にはそれほどの影響はないでしょうが(せいぜい周囲が焦げる程度)、中はきっと大惨事。

たとえパワードスーツを着ていても、若菜もアタシも無事では済まないでしょう……





若菜の体の無事を考えるのなら、いっそアタシが一人で…なんて考えたのですが、そのことを若菜に話したら軽く怒られてしまいまして……



確かにアタシが生身でとなると、行動に時間制限が出来てしまう訳で、この申し出は非常に嬉しかったりします。






それでも、いざという時は……







そういった訳で体力面での心配はもうなくなったので、あとは作戦です!


こちらもアタシと若菜の二人で考えたから、なんとか上手く出来そうな気がします。



本当に心強いです。


それに、相変わらず突拍子もないことを言い出して和ませてくれる……



これからが大変だって時なのに、ずいぶん気が緩んでしまいましたよ。





何でしょう、この気持ちは?


緊張してるのに妙に冷静で……



これも若菜と一緒にいるおかげでしょうか?


思えば、アタシもずいぶん若菜に影響されてしまった気がします。


のんきなところがうつったと言いますか……






さて、そろそろ若菜の目が覚めそうなので、この辺りで終わりにします。



それに、肝心な物質Xも待っているし!!





では。