初めての京平さんとの現場での試合後、自分のレフェリングについて尋ねてみた。
すると。
「ん?見てねーよ。歓声聞こえて来なかったから沸かなかったんだな。」
でした。
こえー!(笑)
でもそこからありがたいことに何の巡り合わせか同じ現場になる事が増え、懲りずに何度も聞きに行った。
「お前はちゃんとシャツ入れてて偉いな。」
これが最初の褒め言葉。
そして段々と気さくにお話をしてくださるようになり、技術面のダメ出しやアドバイスをたーーっぷりと頂けるようになった。
こないだなんて「年齢(キャリア)とレフェリングについて」なんて面白過ぎてタメになり過ぎる講義をしていただいた。
簡単に内容は公開しませんが。
で、なんか自慢話みたいになったが…
アドバイスやダメ出しは聞きに行かないと貰えないって話。
怒られるのをビビって行かなかったり自分のスタイル否定されるの怖れて聞かなかったりする子が多い気がするから。
俺は大会でベテランレフェリーの先輩と会場一緒になったらすごく嬉しい。
だって勉強になるし、担当以外の試合は観て技術盗めるし。
それが己の品質向上に繋がるわけですから。
俺の技術が良いとは到底まだ言えないけど、基礎とレフェリング理念をしっかり持っているつもりやし。
なにより大師匠たちから「プロレス」とはなんぞやを教わった。
だからこそ、安い仕事は出来ないし、己の裁きに自信を持って仕事する。
じゃないと教えてくれた人たちやわざわざ安くないギャラや遠方までの交通費出して使ってくださる方達に申し訳無い。
ですから、今後もバリバリ品質第一主義で上を目指すのです。
長々お失礼しました。
なんでこんな事書いたかと言うと、先日の京平さんからポロっと出た
「俺もまだまだジョーさんみたいなレフェリングは出来ねえなぁ…」
の一言にレフェリーの仕事の重さを改めて痛感したからでっす。