▶業種:学生
▶職種:学生
▶ストーリー
2浪、3浪は当たり前、時には10浪以上の学生も…
パンダと桜で賑わう上野公園に隣接する東京藝術大学。
通っている学生も教授も少し変わった人ばかり。
そんな東京藝大で、仏像の保存について研究する
通称「仏さま研究室」の修了課題は、
なかなか過酷で学生泣かせだ。
様々な思いを抱え、真心を込めながらも、
「模刻」に悪戦苦闘する学生たち4人の目線で描く、
それぞれ違う思い、考えで仏像を彫る
クスっと笑えてグっとくる青春ストーリー。
▶感想
実際に東京藝術大学にある
保存修復彫刻研究室を題材にしたお話。
実際の活動をHPでみると読みながら
イメージしていたものの何十倍も
大変そうな作業でした。
特に印象的だったのは、
仏様の目について、どこから見ても
目が合うように彫られていること
そのように彫るのが非常に難しいこと
個別の学生のそれぞれの物語も
一人ひとり全然違う視点で、しっかり
書かれていて面白かった。
作者の他の作品も読みたくなり探したが、
著者の一人である安倍晶子さんは
すでに亡くられていました。
非常に残念でした。