☆「ヒストリア」池上永一 | お仕事小説多めかな

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色々学ぶことの多い「お仕事小説」を多めに紹介。完全にリアルではないけど、考え方など自分の仕事の参考になる部分も。

ヒストリア 上 (角川文庫) | 池上 永一 | 日本の小説・文芸 | Kindleストア | Amazon

▶業種:

▶職種:

 

▶ストーリー

第二次世界大戦の米軍の沖縄上陸作戦で

家族すべてを失い、

魂(マブイ)を落としてしまった知花煉。

商才と根性で、一時の成功を

収めるも夫のせいで米軍のお尋ね者となり、

ボリビアへと逃亡するが、そこも楽園ではなかった。

移民たちに与えられた土地は未開拓で、

伝染病で息絶える者もいた。

沖縄からも忘れ去られてしまう中、

数々の試練を乗り越え、

自分を取り戻そうとする煉。

一方、マブイであるもう一人の煉は

チェ・ゲバラに出会い恋に

落ちてしまう…。

果たして煉の魂の行方は?

 

▶感想

話はとても疾走感があり、さくさくと読め

非常に面白く、史実にもある程度そくした内容で

移民についての勉強にもなりました。

 

ボリビアについてもほとんど知らなかったので

勉強する良い機会になりました。

有名なウユニ塩湖がボリビアになるのも

知りませんでした。

 

ただ、今時期に読むものではなかったと

後悔いたしました。

 

リアルの戦争と重なって、読んでいて

非常に暗い気持ちになりました。

 

しかし、主人公の知花煉は、何度も失敗、失墜から

立ち直り頑張る姿には勇気をもらえました。