▶業種:
▶職種:
▶ストーリー
北海道の東の街から流れ流れて沖縄にやってきたツキヨは、
那覇の路地裏にある「竜宮城」という店で体を売っていた。
奥歯の痛みがきっかけで知り合った元歯科医の万次郎、
そこで「天使」のヒロキと出会う。
タトゥーハウス「暗い日曜日」に転がり込んだツキヨに、
ふたりを知るらしい南原という男が接触してくる。
非道な南原に翻弄されながらたんたんと生活をする。
それぞれの暗い過去に光は差すのか。
▶感想
大好きな沖縄が舞台だったので購入しました。
沖縄の影の部分がメインのお話しでしたが
ところどころの描写で沖縄の明るい部分が
垣間見え、全体的暗くなりすぎず
するすると読めました。
一度落ちてしまうと中々浮きあがれない人、
親を選べず落ちていることにすら気づかず
成長する子供。
非常に難しいテーマだと思いました。
先日子供になぜ路上で生活している
人がいるのか聞かれました。
家や仕事を全て失うと、元に戻るのは
大変であること。精神的にも厳しい事を
伝えましたが、理解できていないと思う。
大きな不幸、不運もなく
普通に生きてい行くことが、
実はすごいことだと気付ける大人に
なってもらいたいと願う。