「剣樹抄」冲方丁 | お仕事小説多めかな

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剣樹抄 (文春文庫 う 36-2) | 冲方 丁 |本 | 通販 | Amazon

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▶ストーリー

剣樹とは枝・葉・花・実などが

すべて剣でできているという地獄の樹木

抄は書き物。

これは地獄の樹木の物語。

父を旗本奴に殺され、

育ての父も明暦の大火で喪った少年、

六維了助。

火付けの一味に我流の剣法で

襲いかかったところ若き水戸光國の目にとまり、

捨て子を間諜として育てる

声まねのお鳩、遠くの声が聞こえる亀一、

一度見たものを忘れない巳助などがいる

幕府の隠密組織「拾人衆」に加わる。

江戸を焼く盗賊に、妖しい美貌の惨殺犯も現れー。

 

▶感想

親を失った少年が必死で生き抜く様に

心を打たれました。

 

ストーリーも巧妙に作られていた

面白いエンターテイメントでした。

 

拾人衆の活躍がいまいちだったので

もう少し活躍の場があり、了助との

絆を深めてくれる展開があれば

よかったのにと、かってに思いました。

 

現代のように、情報網が発達していない

江戸時代で犯人捜しなどの情報戦は

非常に大変だったことは想像に難くない。

 

続きがでればぜひ読みたいと思います。

 

BSNHKでドラマ化されています。

見ていませんが、光圀が主役のようです。