ある思い出 | orionwaveのブログ、詩

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休みの日の夕方に音楽を聴いていた

ドヴォルザークの新世界だった

あの郷愁の第2楽章が流れてくる


遠く離れた故郷を思うような曲だ

懐かしい思い出が甦る


昔、ピアノ教室に通っていた

担当は女性の先生だった

歳は、自分よりやや上だっただろうか


その先生が旦那さんの都合で、今の教室からかなり遠くにある別の教室に移動にすることになった


その最後のレッスンの日が来た

その時弾いたのが、この第2楽章のピアノ連弾版だ

二人で隣同士で椅子に座って引いた


途中腕が交差するようなところもある

その時、お互いの腕が触れた

少しドキッとした


いや、自分は特にその先生に恋愛感情を持っていたわけではない


この曲を弾き終えた後、先生を見ると泣いているように見えた

いや、涙は流していない

目に涙をためていた


自分の印象は先生はクールな女性で、あまり感情を出さない人だなと思っていた

だから少し驚いた


なぜ最後の日にこの連弾曲を弾くことになったのか、よく知らない


この曲を先生は好きだったのだろうか

それとも・・・・


あえて、自分はそのことについては聞かなかった

あれから10年が経つ

その後、この先生には会うこともない