その腕を味わう『和がや』(小山) | おりおんの気まぐれ放浪記

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4月13日【土】

 

この日のランチは 小山にある和がやさん

ちょっと面白いお題目があがっていたので 自分ご褒美も兼ねて・・・

 

頼むのはいつもの和がや善

 

まずは前菜からナイフとフォーク

一つ一つが吟味され、これに白米があれば 朝食としてなら十分成立しちゃう位の本気度

特に今回はエビワサビマヨが秀逸でしたねぇ~🐴🐴

前菜だからてっきり小エビの集合体かと思いきや 惜しげもなく一匹丸使い

使っているマヨのサラサラ感と、絶妙にワサビの爽やかな香りだけが残ってる感が

エビの美味しさの邪魔をすることなく そっと引き立てていて、

巷のエビマヨのエビマヨですよ~感は皆無な上品さ

 

お造り本鮪×2、金目、ヒラスズキ 3種4切れ

お造りが4種4切れの事もありますが、本鮪×2の時はおりおん的にアタリ🎯

その理由は後でご説明するとして

その他の特徴としては 大抵その中の1切れが変化球⚾でワクワクするのよね

今回はヒラスズキ変化球なのかな?

スズキって魚は全国で獲れる結構ポピュラーなお魚ですけど、ヒラスズキってやつになると

生息地が荒磯になっちゃうんで 普通のスズキより希少価値が高くて高級魚扱い

川魚に近い臭いのあるスズキと違いヒラスズキは生臭感が皆無なので刺身にしてこそなのです

で、本来の旬は 秋~冬なんだけど 旬の判りづらい魚としても有名なんで

要は 板長の目利き次第でアタリにもハズレにもなるという事ですがモチのロンで🐴🏆

って概念もグルメには重要ですが 最終的には腕前であって

馬鹿の一つ覚えみたいに旬、旬言わずに 職人の腕を味わうのも粋ってもんなのですよ

 

そして、本鮪×2がアタリの理由がこれ おやまとろろ

僕がほぼ毎回和がや善を頼む理由が とろろが一番リーズナブルに味わえるからなんだけど

お造りに必ず1切れは入ってる本鮪と、お刺身に付いてるワサビをとろろに投入するのが俺流

だから、本鮪が×2だと 大好きな本鮪をまんま食べる用と、とろろに入れて山かけ用の 2倍味わえるので嬉しいんですラブ

因みにこの食べ方、和がやの板長が 地元タウン誌に 常連さんの食べ方として紹介してくださったそうで なんと!目タウン誌に掲載されちゃってるんだそうです

 

それから・・・お気づきだろうかびっくり

和がや名物 土鍋ご飯(大盛)・・・の他に

 

今が旬の筍ごはん(単品) (今日 食指が動いたお題目がコレ)

実は150円プラスで土鍋ご飯を筍ごはんにチェンジも可能だったんですが

おやまとろろの為には白米がどうしても必要だったので 敢えての単品480円!

お陰でランチは2000円までのおりおん的ボーダーラインを越えてしまいましたが

筍の皮をむく段階から仕込んでいく手間を考えると 家で食うより外で食え

しかも、和がやさんでなら尚更の事  

今日はこの為だけに来たといっても過言ではなく

お出汁ギンギンに利かせてやたらと和を強調する自称筍ごはんと違い 

きちんと筍の風味が活きて筍が主役のごはんに仕上がっていて 🐴🐴

必要にして最小限の辺りで寸止めする繊細な味付けが和がやさんの魅力なのであります

 

で、ここまで取り上げるべきお題目が多すぎて

すっかり忘れてしまうところだった 本日のメイン 鰆の西京焼き

 

春の魚と書いてサワラですが 

実は関東人にはが旬関西人にはが旬

と、いうのもサワラは冬の間 関東より北の寒い海でしっかり脂を蓄えて

春、暖かい関西の海に産卵のために下って来るから 旬の捉え方が違うんだそう

(昔は物流にも限界があって 旬はその地域に行かなきゃなかなか食べられなかったからね)

 

そして、西京焼きの基本は 味噌の風味だけ残して味噌は残さない・・・

味噌が付いたままだと焦げやすいし、素材の繊細な味がみそに負けて死んじゃうからなんだけど

春鰆の脂はとても繊細ですからね~ 板長 今日も完璧!OK(味噌の風味だけ残ってます)

脂乗りの冬鰆爽やかな脂の春鰆 食べ比べも一興 というもの

今日の鰆は麗らかな春の日差しを感じました

旬はもちろん大事、でもやっぱり最終的には腕前が大事

改めて実感したおりおんなのですお願い

 

 

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