ドメル将軍の健康!養生!幸せ!ブログ

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金沢市で鍼灸治療院を開業しています。健康や養生を中心にブログを書いていきます。お気軽に見てやってください。

 コロン星人も数が減少してきましたが、ロシアとウクライナの戦争は極寒の冬を越しそうな勢いで終息の道が見えません。日本経済も物価高騰とデフレからまだ抜け出せない状況が続いています。それでも私たちは、毎日働いて、日々生活しなければならない状況に変わりはありませんね。ダルマ

 

 

リボン 貝原益軒『養生訓』~元気を惜しむ~

 

 青年であれ、老年であれ元気を惜しまなければならない。年が若く元気なうちから養生するのが良い。

 壮健であるといっても元気を使いすぎてはいけない。若いときに元気を惜しまないで、老いて身体が衰え始めて保養するのは、たとえて言うなら、財産のあるうちは考えず金を使い、やがて貧窮して財産がなくなってはじめて倹約をするようなものである。

 しないよりはよいが、遅すぎて効果は少ないのである。

 

 

 さて自分に翻って考えてみると思い当たる所は多くあります。

 私はこの言葉を、自分のやるべきことである仕事や生活などでは生活習慣のオンとオフをつくり、動くべき時は気を入れ集中し、ゆっくりする時は気を抜きリラックスすることなのではないかと捉えています。

 

 宝石緑元気を惜しむ宝石緑、それは体の疲労をはやくとってあげるということにも繋がるのだと思います。

 

 ちょっと小難しい話も出てきますのでお付き合いください。

 

 日本疲労学会によると、 疲労とは、過度の肉体的および精神的活動、または疾病によって生じた独特の不快感と休養の願望を伴う身体の活動能力の減退状態である。と定義されています。

 

 そして、定義の中に出てくる、独特の不快感、休養の願望、活動意欲の低下などの感覚を伴い、これらを疲労感といいます。

 病気によって出現する、倦怠感、だるさ、脱力感などは疲労感と同義語で使用されることがあります。

 

 疲労については近年、様々な研究が進められてきていますが、まだ解明されていない部分も多いそうです。そういう意味で鍼灸治療の作用メカニズムと似ているところもあるなと思います。

 

 「疲労はできるだけ感じないほうがいいな~」と思っている皆様も多いと思いますが、疲労は、発熱痛みとともに、「あなた~、カラダを休ませないとたいへんなことになりますよ」という生体警報(バイオアラーム)の一つでもあり大切なものなのです。

 あなたの身体と心を守ってくれているのですドキドキ

 

 正しく疲労を感じて、適度に休む生活習慣が、心身を元気に健康に保つということでしょう。

 

 ちなみにアフリカ、サバンナのガイドは”キリンは絶対おいかけるな”と言うそうです。それはキリンは疲労を感じにくいあるいは感じない動物だからです。
 追っかけまわすと全力で走り続け、あるときバタッと倒れ、見に行くと死んでいることがあるといいます。疲労や疲労感がないと命の限界を超えて活動してしまうということなのです。

 

 疲労のメカニズムも徐々に分かってきており、疲労とくに慢性疲労は、筋肉などの末梢、脳などの中枢のどちらにおいても、神経系の炎症、酸化ストレス、エネルギー欠乏、悪循環になってくると神経の損傷も引き起こすようになってくることに起因するようです。

 

 そうそう、「運動時に生成される乳酸は疲労物質」であると言われてきましたが、近年の研究では、乳酸は疲労物質ではないことが明らかになっています。

 筋肉の酸性度の高まりはATPの不足が本体であり、運動時の筋肉の酸性は筋の活動(興奮度)を維持するうえで必要との研究もあります。また乳酸は筋肉でエネルギーとして再利用される物質でもあるのです。

 

 

 鍼灸治療は(特に鍼治療)、1970年代の鍼麻酔報道がきかっけになり鎮痛系を中心に多くの基礎研究がされてきています。

 

 近年の鎮痛の研究をみると・・・

 鍼刺激でアデノシンが増加し鎮痛が起きる(動物実験・人の身体でも効果)ことが「Nature Neuroscience」誌に掲載(2010年)

 

 また、鍼(acupuncture)によって放出されるプリン物質(purines)について、鍼プリン(Acuprines)という用語ができるほど注目 (2018年)

※プリン;核酸塩基とも言われ遺伝子DNAやRNAに含まれるアデニンやグアニンの基本骨格となっている化合物のこと。

 

 また、抗炎症作用が鍼通電刺激で起こることが「Nature」誌に報告(2021年)

 

 線維筋痛症や慢性疼痛などの痛みは、脳が関与した痛みと考えられます。脳レベルの痛み抑制には、四肢や顔面部などに鍼灸刺激を行います。特に、脳レベルの鎮痛は、四肢や顔面部などの Aδ 線維や C 線維の発火が脊髄後角を経由して延髄大縫線核や中脳水道中心灰白質などを興奮させ、下行性調節系や広汎性侵害抑制調節(diffuse noxious inhibitory controls:DNIC)などの鎮痛機構を賦活することも研究されています。

 

 上記は鎮痛の研究ですが、鍼灸刺激を行うことで、痛みを抑えること、炎症を抑え治癒させていくこと、それは末梢だけではなく脳や脊髄など中枢も関与すること、さらに、鍼灸刺激は、体性ー自律神経反射(体性ー内臓反射)を介して、自律神経系免疫系にも影響を与えていることがわかっています。

 

 以上を考えると、鍼灸刺激は、末梢や中枢を心地よく刺激することで、皆さまの過剰な疲労を取り去り、正しく疲労を感じ、休息をとって健全な心と身体をつくるためのサポートに使える治療方法ではないかなと思うのです。

 

 動く時は気力を動員して動くことは大事ですが、疲労を感じて休むことも、元気で健康な人生を送るためには重要ということですね。キラキラ

 

 私は、性格が「まっ、いいか~ ウシシ 」と考えるタイプですので、適度に休んでいますから、個人的には大丈夫かなと思ってます。

 

 それでは、本日も楽しく笑顔で明るい一日をお過ごしください 笑

 

  最後までお読みいただき、ありがとうございますピンクハート

 

 

二葉鍼灸療院(金沢)

院長のドタバタ活動日記(ブログ)

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