取材が続く・講演のお知らせ など | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

熊本城本丸模型の初公開が始まって1週間が経ちました。

熊本城ミュージアムわくわく座にて展示中です。
こうやってポートレートモードで撮ったりすると模型らしくてまた面白い。
SNS OKにしてくださっているので、皆さんの反応が感じられて有り難いことです。

取材も続いていて、初日には熊本日日新聞、西日本新聞、テレビ熊本と3社取材下さいました。ヤフーのヘッドラインにも流れていたので、ご覧くださった方もあるかと思います。

今日はNHK熊本放送局。
昼、夕方、夜と三回放送されたようで、一番短いバージョンがサイトにアップされていました。
隣の県なので見ることができず。


明日11日はテレビ朝日系列で生中継だそうです。
こちらは私は行かないのですが学芸員さんが解説してくださることになっています。

なんだかんだで熊本城へ行ったり来たりしています。

思えば150分の1での城郭広域模型は全国でも珍しいのです。
有名なのは津山城の模型。

見比べていただくと、表現のアプローチが違うことがお分かりいただけるかと思います。

今回は可動式模型で、建物も殆どが置いているだけなので、いつの日かちゃんと地面に根差した感じに仕上げたいと思っています。

●告知第一弾となりますが、
3月7日の13時より、わくわく座で短い時間ですが講演の機会を頂くことになりました。熊本城調査研究センターの先生の講演の前に、第一部として

「破風の造形から読み解く熊本城の天守・櫓」

というテーマでお話しする予定です。
※講演会終了後、模型の周りでのギャラリートーク有り。

今回の熊本城模型製作を通して、初めて全ての五階櫓の、より正確な形状が明らかになり、比較検討が可能になりました。拙著でもちらりと触れましたが、宇土櫓は特に破風の納まりに細やかな配慮を加えています。
今日もとある先生からメールを頂きました。
一部引用させていただくと

4.模型写真で見る本丸の建物」にさらっと書かれている考察は非常に重要なご指摘と受け止めています。(中略)「宇土櫓は古いのか」で示された見解は大事なご指摘です。今後この櫓の価値を考えるときには、このご意見を踏まえた上でないと先に進めないと考えます。」

というお言葉を頂き、私も重要な点だと自認しています。
その辺のところをおできるだけ分かりやすくお話しできたら、と思っています。

詳細は改めて。


そしてその合間に製作もいろいろと。
その中で今お見せできるのは、次回のアーマーモデリングの姫路城です。

湾曲してたりもう…

お楽しみに。