熊本城の修復 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

さて、今日は熊本城へ模型の修復に行ってきました。

これは今日の熊本城。坪井川にかかる行幸橋の手前の赤信号で停まっている間にパチリ。
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ついこの間までは鉄骨に支えられた飯田丸五階櫓が見えていましたが素屋根に覆われています。しかも中身は空っぽのように見える。
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飯田丸五階櫓はすでに解体が進んでいます。
熊本城のインスタグラムで解体の様子が掲載されていました。
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復旧は一日一日、着々と進んでいます。


そして模型の修復へ二の丸駐車場の休憩所に。

今まではなかった「模型展示中」の大きな掲示が!嬉しかったです。
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お正月明けにここにきた時に、宇土櫓の突き上げ戸が取れてしまっているのを確認していました。
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小さな子供さんが、柵の中に入って触ってしまったことが何度かあったそうで…繊細な部分なので仕方ありません。

久しぶりに模型の原寸図を引っ張り出してきて突き上げ戸を作って持参しました。
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取り付け中…
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色も現地で合わせて修復完了!
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現時点ではケースに入っていませんので、屋根にもホコリが溜まっていました。刷毛で掃除しました。近くなのでこのようなメンテナンスが自分でできるのもありがたいことです。

他にも天守ジオラマの取れたフィギュア、外れた突き上げ戸、落下した忍び返しなどを直したり…

せっかく柵の中に入ったので改めて至近距離から撮影してきました。

天守
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宇土櫓
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飯田丸五階櫓
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続櫓。
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修復作業が終わった後は制限が解除された区域を散策しました。
空堀底まで降りて至近距離から見ることができるようになった西出丸の戌亥櫓。
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天守をはじめ主要部分は、もうしばらくは見守ることしかできません。
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天守、宇土櫓、飯田丸五階櫓がそろって立体で見られるのは今ここだけです。
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熊本城へお越しの際は、ぜひ二の丸駐車場の休憩所にお立ち寄り下さい!