動画、たくさんの方に見ていただき、ありがとうございます。
6分ちょっとで豊臣大坂城に詳しくなれます(笑)
動画はこちら。
さて、ご依頼主様から最後のご注文。月見櫓と四層櫓に鯱をのせてほしいとのことで…
当然天守より小さな鯱になるのですが、天守の鯱は奇跡のようにしてできたので、一瞬お断りしようかと思いつつ…しかし、いや、やらねばならない!と奮い立ちました。
メールのやり取りの中で、一体どのようにつくるか謎です、とおっしゃってくださったのでここで作り方をのせてみます。
●極小鯱の作り方
0.3mmのプラ板にピンバイスで0.5mmくらいの穴を空けます。(写真の1マスは1cm)
切り開きます。
尾ビレのラインを出します。
切り離します。背中合わせだったのです。(反り返っているので厳密には腹合わせ)
角をとって向かい合わせにしてみました。デザインナイフの刃が巨大。
最後、尾ビレに切れ目を入れて完成。
1mmの鯱です。
結局天守より小さなものはできず、この大きさが私が作れる最小だと分かりました。当然オーバースケールですが、鯱があるだけで櫓全体が別物のように見えます。
四層櫓にも。鯱があるとプロポーションの完成だと思うとおっしゃっておられましたが、本当でした。お目が高い…
こんな大きさです。
銘板も完成。書体やデザインもやり取りしながら決めました。
今度こそ完成…!?