ジオラマ大坂城炎上製作記①天守 | 城郭模型製作工房

城郭模型製作工房

城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

アーマーモデリング12月号に掲載されましたジオラマ「大坂城炎上」の製作過程を振り返ります。

まずは天守。
{4F0B26A9-9C3E-46B4-8877-1A6F918B4499}

今回は自分で図面を引いています。ご覧の通りフリーハンドに近い大雑把なものですが、プラ材や屋根パーツの寸法を合わせるためなので全く問題ありません。
{CB88483A-C48F-472A-B911-A676E63E4EB4}

図面からプラ板を切り出して箱組みし、積み重ねました。
{EA42D296-F966-469A-877C-1540D65E07E2}

壁面を別パーツで作ります。真壁造りにしたので、柱や長押、板壁部分と白壁部分の凹凸がかなり複雑で、厚みは5種類使い分けています。
{1FB50FB3-0223-4C30-AA97-5D51DB9E801A}

これを先ほどの本体に取り付けていきます。
{EFA8EEB9-0141-4263-AA09-D5DA3AC9EAB7}

屋根パーツを取り付け。
{E312D866-F7E9-4819-96CB-BEFA498CFB2D}

必要部分を取った後のプラモパーツ。今回は軒の出を確保するために、部分的には縦方向だけでなく横方向でも継いでいます。
{380263C5-8D27-41AB-8A28-A0E1E2FB5E98}


ちなみに今回の屋根のパーツ割。パーツ数は50以上になりました。
{081D0680-1723-41FB-A63A-F6D8BD0D4531}

屋根を壁面に接着しながら組み上げるので、塗装も同時に進めなければなりません。
{FB102770-0204-4FAF-8519-ADD8C6880DC1}

最上階の廻り縁下。
{C3FA8F47-484E-458C-8359-CBCA0683D26F}

だいぶ組み上がってきたところ。
{D19F0EBA-15CB-487B-BE74-6B2A96C1E658}

屋根の取り付けが完了しました。使用キットはフジミの大姫路城、小倉城、童友社のデラックス姫路城、名古屋城などです。
{10ADBCA0-0AC5-466D-8BBD-32B8F9500644}
何をどこに使ったか分からないようになれば理想的ですね。

引き続き壁面の装飾や紋章をデカールにしました。
失敗してもいいように大量につくりました。
{DCC90523-58D6-4B6B-BDB1-BECF1B2A938C}

壁面の紋章は大坂城図屏風の通りです。最上階は夏の陣図屏風。
{14A1B7E9-43FD-4FB1-A2B9-43E32D619C35}


デカールを貼り込んだところ。
デカールは金に近い黄色にしていますが、やはり輝きが無く、ちょっと不自然です。
{1DAA95CD-5DB4-4F31-9CDA-8433B0DC84D0}

最終的にデカールの文様をゴールドでリタッチして輝きを出しています。デカールの境目も目立たないように処理しました。
{416E8982-1E4B-48BB-B320-180D0D24B60D}

最上階の高欄と棟瓦、鳥衾の製作。
{2F089CB8-D4C2-43EF-8827-C0F0D8209523}

北側の土蔵の製作。
{5B3BDED5-D27C-41C2-82D6-00F0C6D6F7F8}

入り口です。扉は乱雑に開いた状態です。
{82D5EA9E-9052-4812-A1CE-6DED80D949EF}

天守台に載せて入り口などを調整します。
{C5A8F6CD-36BA-4732-996F-B92022A610AA}

天守の完成です。
{77666017-C0EC-4451-B645-0361C0C233B1}

築城直後を彷彿とさせますね。
{78DFA3CA-56E4-42C8-B5B3-4F00E89A6DE3}