岐阜城クラウドファンディング開始!と未公開写真集② | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

昨日、「岐阜城山上石垣整備推進協議会」の代表の柴田さんが岐阜からはるばるお見えになりました。

新たなデータや情報が出てきたので、最終的な打ち合わせです。もう一度仕切り直してこれからもう一度詰めていくことになりました。

途中からは岐阜城にとどまらず、いろんなお城の話で盛り上がり、時間を忘れかけました。

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この岐阜城の模型製作がこれからさらに密度の高いものへと本格的に始動するにあたり、協議会の方でも、クラウドファンディングを立ち上げて模型製作の資金を広く募っておられます。

素敵な記念品ももらえるようですので、皆様のご協力をわたくしからもお願い申し上げます。また、拡散していただければ幸いです。
開始3日目にしてすでに4分の1ほど集まっているようです。




さて、前回に引き続き、未公開写真をアップします。

まずは熊本城。
明治期の古写真をもとに、木造天守の傷んだ姿を再現したものです。
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この作品は、私のお気に入りランキングを作ったら、かなり上位にきます。

突き上げ戸の開閉状態まで、古写真をできる限りなぞっています。
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童友社のこのキットは、肝心の大小天守の造形がイマイチな上、宇土櫓に対して明らかに天守が小さいのですが、そのことが逆に遠近感を強調して、奥行きのある景色が出ます。
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傷んだ宇土櫓。
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奥に宇土櫓が見えるカットですが、画面が曇ってしまいボツに。
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屋根瓦の表現。
この時初めて、丸瓦に筋目を入れたのでした。
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宇土櫓の見上げ。
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熊本城は何らかの形でこれからも作ることがあるでしょう。

次は同じく九州の肥前名護屋城。
秀吉の幻の城です。
現地調査の上、建物は屏風絵をできる限り忠実に立体化しました。
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私の特徴のひとつである石粉粘土での石垣ですが、この頃はその塗装法がまだ確立していないころで、粗っぽいながらも今では再現できない勢いがありますね。
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撮影時に、天守最上階を固定していなかったため、この写真ではズレていてボツに。
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これもちょっとズレています。
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月見櫓付近からの眺め。ピンぼけ。
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これも天守ピンぼけ。
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肥前名護屋城はもう一度取り組みたい城ですね。

秀吉の伏見城もつくりたい…

今日の最後は大阪城。
夕陽のカットですが電線が写り込んでしまいました。
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天守は大きめながら、山里丸と極楽橋まで再現したものでした。

つづく。