今日はジオラマの水面の波紋について書いてみます。
最終的に完成した水面はこちら。
今回、いつものようにシリコンを使って作り始めましたが、最終的に透明レジンを使いました。
デブコンの高透明ET。なぜこれかというと、情景師アラーキーさんがこれを使ってらっしゃるから。
気泡の抜けがよく、扱いやすい印象です。
まずシリコンを剥がします。
シリコンはこのように簡単に剥がせるので、修復が楽なのですが、表面に弾力がありホコリに弱いことが弱点の1つ。剥がしやすいということは逆に、特にお城ジオラマなど、底面が平らな場合、ちょっとしたはずみで浮いてしまうことがある、ということが今回分かりました。
まず流し込み。
ある程度のところで波紋を入れます。
絵でも
(画像検索より。問題あれば削除します。)
流れに沿って縦に入れがちですが、水の塊が流れに沿って移動していくわけですから、波は流れに垂直にできます。(もちろん川底の形状も影響しますし、岩間を流れる急流などの場合はこの限りではありません)海を考えていただくとわかりやすいかな?
流れに沿って縦に入れがちですが、水の塊が流れに沿って移動していくわけですから、波は流れに垂直にできます。(もちろん川底の形状も影響しますし、岩間を流れる急流などの場合はこの限りではありません)海を考えていただくとわかりやすいかな?
お城の堀の場合、石垣に沿って風が流れると考えると、このように石垣に対して垂直に波を入れると簡単にそれらしくなります。風が感じられる…かな?
せっかくなので改めて野外撮影。