名古屋城受注一時停止のお知らせ と資料収集 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

受注製作品の国宝期名古屋城天守模型ですが、部品の一部が入手困難のため、受注を一時中止させていただきます。

年内には受付を再開できる予定です。その時には改めてお知らせいたします。

ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承下さいますよう、お願い申し上げます。

また、受注製作品は、現在、約2ヶ月お待ちいただいております。

現在、在庫品、受注品ともに点数が少なくなっておりますが、何分、全てが一品ものの手作り品ですので、ご理解下さいませ。今後、少しずつラインナップを増やして行けるよう、努力してまいります。



今日は書店に行きました。
欲しい本が山ほどあり、『大工頭中井家建築指図集』の購入を迷いましたが見送り。

結局購入したのは次の2冊で、

先ずは豊臣大坂城についてのこの1冊。
2015年の発売で、恐らく豊臣大坂城の研究本としては最新のものです。
{8B9CF3A1-E2E4-4175-98CF-274A49CBBC72}
発掘データ、ボーリング調査のデータ、レーザー計測データ、絵図、文献資料などから秀吉の大坂城の全体像を論じてあります。

中井家の本丸図の1間が、太閤検地に使われた6尺3寸間だったという仮定での重ね合わせ図が掲載されています。
{626CC98A-A8DA-470C-86EA-99478F0E993F}

この本は、豊臣大坂城の本丸はもちろん、特に二の丸について、最新の情報が今後必要になるかもしれないということもあり、即断しました。

もう一冊はこちら。
昨日の記事の内容、日本の建築における赤色塗装についてまとめてある本です。
{17CA8139-A82A-409F-A5F1-3503EA8C8746}

この本の隣に、かなり専門的な内容で、建物ごとの化学分析データも載せてある大型本もあったのですが、論文を書くわけでも無いので、概説本で充分と判断。

{2F56CAA2-8E9F-44EE-94F4-68FC4788BAD4}

弁柄を中心にしつつも、隣接する朱や鉛丹についての記述もあり。
知ると知らぬでは色の作り方が全く変わってきます。

赤の色1つを取っても知らないことだらけでした。