豊臣大坂城天守模型(11)完成間近 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

豊臣大坂城天守とその周辺の模型です。製作のご依頼を受けたものなので、進捗状況の報告も兼ねて毎日のように更新しています。

全ての建造物が揃いました。
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製作過程です。

土塀の屋根パーツの型取り。型を作る際にシリコンが余ったので、ついでに入母屋パーツの型もつくり複製しています。今後使うこともあるかもしれないので。
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土塀の屋根がたくさんできました。
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朱三櫓の製作です。姫路城のパーツを使用します。
まず窓の下を切り取り、プラ板を内側に貼って窓を塞ぐと同時に、下見板部分の芯にしました。
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その周りに下見板の下地を取り付け。
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下見板を張り込んで塗装。入り口部分を想像で作りました。
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夏の陣図屏風を見てみると、天守以外の櫓は白壁に黒下見板。下見板は低めで、窓は漆喰部分に開けてあります。
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詰めの丸の築地塀の壁面製作。
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折れ曲り方も寸法も、本丸図にかなり忠実にしています。
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塗装して屋根を取り付けている途中。
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天守付櫓の出入口の製作と脇の石垣の調整。
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土塀の屋根を取り付け、つなぎ目の処理をしました。その後塗装。
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御殿部分の表示は、やり方を悩みました。間取りが分かるようにして、基礎のような表現にしました。
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豊臣期を描いた屏風絵全てに、内堀の外側に柵が描かれています。写真は夏の陣図屏風。
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今まで省略、というか怠けていましたので、今回は作ることにしました。
0.5mmのプラ棒を主体に組み合わせて柵を製作しました。
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取り付けたところ。
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石垣の塗装をさらに加え始めました。
植栽と水面の製作、最終微調整および修正へと進みます。