城郭模型製作工房を名乗って模型づくりを続けてきましたが、リビング工房を続けてきたので、家族に迷惑をかけていました。ホビーショーの豊臣大坂城が大きな作品だったこともあり、製作スペースが限界まで広がり、また、自作の部分が増えてくると、削りかすやら小さな破片が散らばって、それを踏んづけて家族が痛い思いをしたりすることもありました。
そして家族会議の結果、物置になっていた二階をアトリエとしてもらうことができました。
その二階の荷物を大規模に断捨離するところから始め、私の模型製作のために、家族が思い切って懐かしい品々を捨てることに協力してくれました。
理想の工房ができました。幅およそ二間の製作台はDIYで自作しました。
奥行きも90あるので、広々と使えます。
塗装用品も一箇所に。
反対側はジオラマ用品と製作途中のものたち、それから積みプラモ。
資料コーナーはこれからですが、とりあえず大型本だけ大部分をまとめました。
妻も製作を始めまして、安土城をとなりで作っています。
何より部屋が明るいので、手元がよく見えますし、塗装の色合いも鮮明です。
これからは大きな作品も作りやすくなりました。環境が変わったので、新たなビジョンで製作を広げていきたいと思っています。
豊臣大坂城の続きです。
屋根は下から組み付けて行きます。南北の千鳥破風が二重目と交差したり、付櫓が不整形だったりするからです。
一重目西面の比翼入母屋破風をとりつけ。
続いて付櫓部分。
本丸図の通り、平面がゆがんでいます。
同じような歪みのある広島城の小天守のパーツを使用します。
欠けがあったりしますが、
別パーツをはめこんで埋めました。
一重目南側の屋根。都合5枚のパーツの貼り合わせになっています。つなぎ目が分かる部分はこのあと修正していきます。