豊臣大坂城天守【オーダーメイド品】① | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

静岡ホビーショーの興奮冷めやらぬうちに…

製作のご依頼を頂いた豊臣大坂城天守に取り掛かります。500分の1くらいとのご指定です。

豊臣大坂城は私の中でも特別な思いのある城なので、その製作をお受けできることは幸せです。
私のブログのアクセス数は、豊臣大坂城のカテゴリは常にトップで、いかに豊臣大坂城に魅力を感じておられる方が多いかが伺われます。
ちなみに、熊本地震後、熊本城のページへのアクセスが急増しました。先日、童友社の社員さん方とお話しした時に、熊本城のキットの1年分の数があっという間に出てしまったと伺いました。

それはさておき、大河ドラマの真田丸でも、宮上先生の大坂城がCGで見事に映像化されていますね。
あのイメージで作ろうかと思います。

いつもの如く上からつくります。
最上階はデラックス広島城の小天守の屋根、唐破風はフジミの熊本城のものです。
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削ります。
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取り付けました。
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プラ棒で隅木を取り付けました。
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最上階の壁面です。まず柱と鴨居を取り付けました。幅は0.56mmです。
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今回、全ての階の壁面はプラ板からのスクラッチの予定です。JOYJOYなどの下見板のついたパーツの切り貼りも考えましたが、幅が合わなかったりするので、完成度をより高めるためです。
最上階の壁の納まりの模式図です。上から見たところです。
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壁に柱と鴨居を取り付けたものを1ミリ角のガイドで箱組します。壁と柱・鴨居の厚さの合計が0.58ミリになるので、隅に0.56mm角の柱を入れ込むとほぼ同じ厚みになります。最後に外側から長押を取り付けます。

実物の隅の納まり。角の柱を取り付ける前です。
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隅の柱と長押を取り付けました。
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ホビーショーの豊臣大坂城が戻ってきました。こちらもさらにディテールアップを加えていかねばならないので、まず水面の作り直しから。極楽橋を撤去して、水面のシリコンを取り除きました。
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