豊臣大坂城【静岡HS作品】11奥御殿 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

奥御殿の製作です。
左から御殿・御納戸、手前の切妻が御風呂屋、奥の檜皮葺の切妻が御焼火の間、その手前の瓦葺が御物土蔵、一番向こうの瓦葺が御上台所です。
要は秀吉の寝室、リビング、キッチン、バスルーム、物置にあたる最もプライベートな部分です。
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この模型の中で、奥御殿は間取りまで分かっていますから、出来るだけ忠実につくります。
まず平面を写し取りました。
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その平面に従って壁を立てていきます。
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屋根を張ります。木連格子はjoyjoy松本城の千鳥破風パーツを流用。
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一気に飛びますが塗装したところ。
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御物土蔵。塗装が荒い状態なのが丸わかりですね。
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詳細な平面図があるため、かなり複雑な形になったりします。
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屋根の形などは復元図を参考にしていますが、細かい部分は描かれていないので、平面からの勝手な造形です。

細かい張り出し部分や手前の切れている部分はまだ手付かずです。
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明日から上京するので、何が何でもここまでは終わっておきたかったのです。
締め切りがあるというのはつらいですね。