帰ってきて早々製作に戻りましたが、疲れもあり、あまり進んでいません。
前回、石垣の彫り直しのための粘土下地の総取っ替えをやる、というところで終わっていましたが、結局、ポリパテで下地を作り、石粉粘土とモデリングペーストでコーティングしました。乾燥したらペーパーがけになります。
空堀の外の地面も作りましたが、内側の石垣の彫り込みがあるので、ベースには接着せず、塗装まで終えて接着、その後空堀内の地面の製作の予定です。また、このブロンズシリーズのブログ記事がきっかけとなりコメントを下さった かっちゃん様 より、ヤフオクを通してブロンズの興福寺を譲っていただきました。こういう思いも寄らない交流が生まれるところにネットの有り難さを感じます。本当に貴重なものを手にすることができて嬉しいです。
箱の作りも大変凝っていて、この線描の立面は完成時の実物大になっているようです。
開けてみますと木部と屋根全面に銅被膜特殊加工が施されています。このキットはシリーズ中でも最も値段が高かったもので、81年当時で15,000円!
しかしなぜか青銅製であるはずの相輪は銅加工されていません。なぜに?
これが同封の、シリーズ完成見本カタログ。
興福寺を入手して改めて気になったのですが、発売元が私の名古屋城は静岡ホビー株式会社になっています。所在地はフジミと同じなのですが…
それと、銅被膜加工への薬品処理の仕方が、名古屋城のものとかなり違いました。
ブロンズシリーズについては、かっちゃんさんがブログの記事にされていて、そちらで詳しい解説とブロンズの陽明門、東塔の画像を見ることができます。
以前、子供が遊んで手垢で錆びたような仕様のゴールド姫路城をジョーク作品で作ってみたのですが↓
それ以来金メッキのゴールドキットにも何か惹かれるものを感じてしまい、コアな領域に踏み込んできた気がしています。
それ以来金メッキのゴールドキットにも何か惹かれるものを感じてしまい、コアな領域に踏み込んできた気がしています。
ブロンズの魅力は銅の風合いと色あいで、これは塗装では出せない質感だと思います。なんといっても「変色」なのですから、制御不可能な領域が大きいことも相まって、つくっている!という手応えは充分すぎるほどです。皆さんもどこかで見つけたらぜひ挑戦してみてください!
興福寺も完成したら記事にします。
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