今日の銅の腐食状況です。なんだか夏休みの観察日記みたい。
大変きれいに緑青が出ているところ。
しかし三層目はまだらになっています。
右側はというと、最後の手段だと思っています岩絵具(笑)。引っ張り出してきました。
このキットの銅被膜加工は軒瓦の垂直部分が薄かったり被膜が及んでいなかったりしたので、どちらにせよ塗装で補おうと思っていました。
あまりに屋根とにらめっこしているので、妻が、いつまで屋根やってんのと。
そういえば一週間以上屋根しかやってない。
前に進みます。
壁面をエアブラシ塗装。水性アクリルのフラットホワイトの上に、アクリルガッシュの白胡粉に砥の粉色をほんの少し混ぜたものを吹きました。窓は一部塞いでいます。
名古屋城の窓には銅張り黒塗りの格子が入っていて、この天守の特徴の一つです。それをちゃんと再現しようという、開発の方の視点を思うと、名古屋城の事を分かった方だったんだなあ、と感慨深いものがあります。格子の数が2本で、実際より一本少ないですがそのまま使います。
戦後再建の大天守は、観光用の展望台となっていますので、最上階の窓が広いガラス張り。窓の引き戸を全部取り払った状態です。
焼失前の最上階の窓。
このキットの最上階のパーツ。(釘隠しの塗装修正前で汚いです)
窓の開閉は今の天守では見られないので、この古写真通りの窓の状態を再現しました。
仮組してみた状態です。
裏側は窓全開の姿が見れるようにしています。
焼失前の最上階の窓。
さっきの格子パーツを取り付けた窓。上は扉が閉まった状態。徳川家の城は、格子の外に引き戸が有るのが特徴です。
裏側は窓全開の姿が見れるようにしています。
屋根がもう少し錆び付いて欲しいところですね。
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