フジミ銅被膜名古屋城【明治初期再現】②とかいろいろ | 城郭模型製作工房

城郭模型製作工房

城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

いつかお礼をと思っておりましたが、たくさんの方に読者登録していただき、ありがとうございます。また、いつもいいねして下さり、ありがとうございます。私の方からは記事内容に則して下さったコメントへの返信以外、こちらからいいね返しなどはしておりませんが、ブログは拝見しております。

フジミの銅被膜特殊加工のキット、ブロンズシリーズ名古屋城を使用して、明治初期の多聞櫓のある名古屋城を作るつもりのところ、現在、銅の腐食加工に悪戦苦闘しております。

前回の薬品処理で無事に緑青(ろくしょう=銅の錆)を吹かせることに成功しましたが、大量の塩の結晶まで生成してしまいました。
純文系で化学は大の苦手なのですが、銅と塩酸と塩でさらに塩が生成されるのでしょうか。塩酸と水酸化ナトリウムで塩ができるのは昔学校でやった記憶があるのですが…

とにかくその表面の塩の結晶を水で洗い流したら、きれいな黄緑色だった緑青も流れてしまいました。がーん!
{2B280CB4-F63B-4483-8C42-E0F7DB412557}

緑青は自然に発生させるには数十年単位かかるそうで、確か、戦後名古屋城再建の時にも、緑青の生成を促進するために薬品処理だかなんだかを
したというのをどこかで読んだ記憶があります。
今回、数時間で無理やり発生させたので、恐らく、銅がしっかり腐食したのではなく、表面だけに粉状に吹き出ただけだったのかもしれません。
表面の明るい色が落ちたら、濃い緑色になりましたので、こちらは銅がきちんと変色しているようです。

もう一度サンポールを丁寧に塗って、やり直しです。塗ったところ。
{6E2AF827-8A22-4DDD-A8AD-59157B1061CF}

もう一度緑青が出てきました。
{3A9E5DAF-032A-4A2A-B13D-D6077FB4D955}

今回はうまくいくでしょうか…
替えのキットがありませんので、戦々恐々です。

もし表面に粉状に発生するだけで、銅自体のちゃんとした腐食でなかった場合、定着処理の必要がありそうです。岩絵の具の緑青はまさにこの銅の錆の粉なので、何かメディウムを吹きつければ定着すると思います。

この段階で足踏みしている間に、クレオスのエアブラシを購入しました。
{85039957-B17B-40F4-B2F7-301F2C66D1D1}

安価なものは持っていましたが、思い切って本格的なものを購入。
私は筆塗装が基本です。しかし、白壁などの均一な塗装や下塗りに重宝しそうです。表現の幅が少しでも広がるよう、使いこなせるようにがんばります。

それと、模型とは関係ありませんが、アメブロのアクセス解析がどう考えてもおかしいので、一月前くらいから、グーグルアナリティクスを導入しました。アメブロの場合、サイドバーにしか設置できず、パソコンからのアクセスもしくはパソコン表示にした携帯のデータしか解析してくれませんので、スマホからのデータは取れませんが、これがすごい。リアルタイムで情報が見れます。もちろん、個人の特定はできませんのでご安心を。
{9B476173-0639-4547-9659-C7C21BD1BF92}

これはさっきふと見てみたら、日本以外からもアクセスが!ネットってすごい!

日本全国の方が見て下さっていて、本当に驚きました。
{ACC4CF99-758B-4424-AE06-807BB7F2E28B}
ちなみに、宮崎県と鳥取県は、最近までアクセスがありませんで真っ白でした。(パソコンからのアクセスのみ)
次は地球を目指して(笑)
{DF1DC14C-B0EF-44F5-86AF-58AF6BFFABAD}

構想だけは豊富にあります。投げ入れ堂の遠景、薬師堂なんかも入れためっちゃ小さいスケールとか、江戸城の最新研究のカラー(日光東照宮のように棟が金色のやつ)とか鳳凰堂の創建当時の翼廊が池から立ち上がってるのとか、作りかけの安土城カットモデルとか、名古屋城の創建当時の本丸全景とか。
これからもよろしくお願い致します。








今までの作品はこちら
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓