豊臣大坂城【HS作品】②天守屋根構成 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

豊臣大坂城、屏風絵ミックス天守の造形です。

大入母屋が交差する面倒なつくりなので、下から重ねます。

今回、メインのキットはフジミの小倉城。
このキットにたどり着くまでもいろいろ紆余曲折がありました。以前、試作品で作ったとおり、当初は、童友社のjoyjoyシリーズやフジミの名城シリーズ中、屋根瓦のモールドが細いものを使うつもりでした。しかし、やはり屋根瓦の表現が思ったようにうまくいかないのです。
結局この屋根瓦の幅に納まりました。

この図の通りに手術を加えます。
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比翼入母屋破風を南面の平側に移設した上、入母屋破風にします。平側の軒唐破風を大入母屋の妻側に移設します。

こうなって
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こう。
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上の入母屋破風はデラックス姫路城のものを調節して移植しました。

南側だけ比翼千鳥破風をつけました。
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バランスを見るために重ねてみます。

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最上階の周り縁を少し下げた方がよさそうですね。
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大まかなシルエットが決まりました。
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