飛雲閣の自作模型です。周辺の苑池に少し入りました。一次注水のシリコンを流し込みました。
この前、日本の建築と庭の関係を表す「庭屋一如」という言葉を出しましたが、日本の建築は庭と融合しており、相互補完の関係にあります。
飛雲閣も池の水面から建物が立ち上がっている部分があったり、この辺りからの作業は庭と建物を同時に進めていかないと1つの空間になりません。
作業の手順を考えていたら、昨晩は眠れなくなってしまいました…。
池から作ります。
黒で下塗り。
飛雲閣のある池はとても浅いので、底の地面まで作っています。
切石の橋「龍脊橋」は石粉粘土で作りました。
色を重ねていきます。
水を抜いた池はこんな色かな?実景写真とにらめっこしながら色をつけました。
シリコンは何色かにわけて流し込む予定で、今回は一次流し込み。鮮やか目の緑をまず流し込みました。
岸の石は、今回は大部分彫刻です。本物の石は部分的にしか使っていません。思ったより見分けがつかないので安心しました。
叩き漆喰の部分なども少しずつ色を入れています。
船入。早く足元まで水を入れたいです。この辺りの石は100%作りものです。茶室の下の石組みはまだ未塗装です。
植物の緑が入った状態を思い描きながら色を決めています。まだ真っ暗ですね。