飛雲閣(15)庭石の塗装と一次注水 | 城郭模型製作工房

城郭模型製作工房

城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

飛雲閣の自作模型です。周辺の苑池に少し入りました。一次注水のシリコンを流し込みました。

{CBF893CD-F0F0-43E7-91E8-773C87665F26:01}

この前、日本の建築と庭の関係を表す「庭屋一如」という言葉を出しましたが、日本の建築は庭と融合しており、相互補完の関係にあります。

飛雲閣も池の水面から建物が立ち上がっている部分があったり、この辺りからの作業は庭と建物を同時に進めていかないと1つの空間になりません。

作業の手順を考えていたら、昨晩は眠れなくなってしまいました…。

池から作ります。
黒で下塗り。
{1BDE8234-7F27-472F-8740-61ADB95C554A:01}

飛雲閣のある池はとても浅いので、底の地面まで作っています。
切石の橋「龍脊橋」は石粉粘土で作りました。

色を重ねていきます。
{3FA44F15-1521-4706-BFB6-47245FD5B61F:01}

水を抜いた池はこんな色かな?実景写真とにらめっこしながら色をつけました。
{D464EA37-9599-491E-8210-B458AF2ABDDD:01}

シリコンは何色かにわけて流し込む予定で、今回は一次流し込み。鮮やか目の緑をまず流し込みました。
岸の石は、今回は大部分彫刻です。本物の石は部分的にしか使っていません。思ったより見分けがつかないので安心しました。
{696FC19E-D162-4014-B8D9-52AE822746D2:01}

叩き漆喰の部分なども少しずつ色を入れています。
{7AF5D589-2023-44FF-BDAF-C391B837021D:01}

船入。早く足元まで水を入れたいです。この辺りの石は100%作りものです。茶室の下の石組みはまだ未塗装です。
{5FD6B1E6-B9B3-4143-AB17-90A50F27092A:01}

植物の緑が入った状態を思い描きながら色を決めています。まだ真っ暗ですね。
{6A9B68D6-891B-4CAC-940D-F86F38C1B4C5:01}