飛雲閣【完全自作品】⑨まだまだ | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

今日は消防団の消火活動などあり、またまた予定通り進まず。

全体の形は見えてきました。
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反り破風。軒付まで一体化させました。
破風板は図面をプラ板に直接複写したものを切り抜いています。
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野地板を貼って屋根本体の形を作ります。
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先ほどの破風をはめ込みました。この破風の反りと屋根本体の傾斜の埋め合わせ部分が箕甲で、今回はパテで埋めます。
実際にはこれを木材で形作っていくのですからその技術の高さが思われます。
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唐破風の破風板も同じように切り出し。写真の段階ではまだガタガタです。
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破風板を取り付け。
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化粧軒裏の製作。見上げの図面は無いのですが、この船入の写真を見ると、狭い間隔で木舞(こまい)が入っているようなので再現しました。実際には湾曲した輪垂木が一本入っているようですが省略しました。
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これも屋根の傾斜との間を箕甲でつなぎます。
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今回の模型、これくらいの大きさです。
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三層目の小屋組、ならぬガイド。
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一階の化粧裏板も貼り込みました。
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先ほどの入母屋破風です。
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船入の唐破風。
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船入は池から柱が立ち上がっています。塗装をしながらついつい机の上に置いてしまい、二本折れてしまいました。補修します。

縁下やら化粧屋根裏の疎垂木の木舞裏やら縁束、縁柱など、屋根も棟瓦は全く手付かずですし、茶室もあり、まだまだです。

前回から建築用語がたくさん出てきていますが、日本建築はどんな小さな部材にも名前があります。そりゃ名前が無いことには大工さんたちは意志の疎通ができませんよね。今回改めて、自分でも勉強していますので、ブログの方も用語が頻出しています。