全体の形は見えてきました。
野地板を貼って屋根本体の形を作ります。
実際にはこれを木材で形作っていくのですからその技術の高さが思われます。
唐破風の破風板も同じように切り出し。写真の段階ではまだガタガタです。
破風板を取り付け。
化粧軒裏の製作。見上げの図面は無いのですが、この船入の写真を見ると、狭い間隔で木舞(こまい)が入っているようなので再現しました。実際には湾曲した輪垂木が一本入っているようですが省略しました。
これも屋根の傾斜との間を箕甲でつなぎます。
今回の模型、これくらいの大きさです。
三層目の小屋組、ならぬガイド。
一階の化粧裏板も貼り込みました。
先ほどの入母屋破風です。
船入の唐破風。
縁下やら化粧屋根裏の疎垂木の木舞裏やら縁束、縁柱など、屋根も棟瓦は全く手付かずですし、茶室もあり、まだまだです。
前回から建築用語がたくさん出てきていますが、日本建築はどんな小さな部材にも名前があります。そりゃ名前が無いことには大工さんたちは意志の疎通ができませんよね。今回改めて、自分でも勉強していますので、ブログの方も用語が頻出しています。