飛雲閣【完全自作品】⑤一階の製作 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

完全に製作日記になっています。徒然なるままに。
豊臣大坂城と並行しているので、ブログにすることで頭をスッキリさせています。いつもお付き合い下さりありがとうございます。

少し屋根にも入りました。
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一階は白壁と障子ばかりで、造形し終わっての塗装が難しくなりますので、フジミのキットのように、白い部分に着色した柱などを貼り込んでいます。
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プラ板の裏塗装をまだしていないので、透けていてみっともないです。

飛雲閣の裏面(南面)は外観の資料がほとんどありません。高い築地塀の向こうに見えるのは上層部だけで、一階の裏側の資料が無いのです。
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かろうじて平面図を頼りに、常識の範囲で推定しながら作っていますが、修理報告書の実測図が、もしかすると後ろ半分の奥のこのお勝手の部分はかなりいい加減では?という疑惑は今までにも書きました。
この屋根伏図と
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この竣工写真の噛み合わなさ具合。
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図面は修理前?修理で形を変えた??
残念ながら東京国立博物館の資料室で複写してくる時に、図面ばかり気にして、よく報告書を読んでいないのです。
西澤氏の実測図だと、先程の竣工写真とぴったり一致するので、今回はそちらで作っています。
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西澤氏のこちらの平面図と、報告書の平面図では、他にも細かい部分に相違があるようなのですが、西澤氏の実測図は鉛筆書きである上に、本では小さくしか載っていないので、判別が難しい部分もあります。

とにかく裏側はわからない部分がかなりあります。
飛雲閣は予約して拝観したことがありますが、庭越しにしか見ることができないので、現地に行ってもわかりません。
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この辺りなんか、作りながら、京都の町家かと錯覚してしまいます。
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桟瓦の部分は南洋物産から「西日本風屋根瓦プレート」を取り寄せました。
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貼り込みを始めました。
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