豊臣大坂城と並行してつくっています、飛雲閣の模型です。
今日はあまり進展がありません。
頭の中の作業がほとんどでした。飛雲閣の複雑さは一階と二階の納まりにあり、ということがよくわかりました。
平面図を見てみます。内側の赤い線が二層目の回縁のラインです。一階の平面と全く関係無いことが分かります。
南西(右上)の角なんか縁側の柱の無いところに重なっています。その続きは柱一本分だけ縁側の上に来ているし…。一層目でがっちり軸組を固めて、梁の上に二層目以上が載っているのです。
これをどう工作していくか、頭の中で色々考えを巡らせました。
無理やり大まかな母屋庇構造だと考えて、母屋を立ち上げ。
周囲に庇部分を追加していきます。
一階は建具はほとんど障子で、周囲に縁が巡る開放的な作りで、しかも池に張り出している部分が多いので、立ち上がりに苦労します。
一階は建具はほとんど障子で、周囲に縁が巡る開放的な作りで、しかも池に張り出している部分が多いので、立ち上がりに苦労します。
障子は薄~いプラペーパーに桟を印刷して表現しようと思っているので、色々な工程をかなり細かく頭の中で描いてからではないと作業が進みません。
幸い、今回、庭園の資料にしようと思っていた西澤文隆氏の実測図に小さいながらこの部分もあり、こちらは現状と一致するようなので、外観などほとんど推定になりますが、ちょっと出口が見えました。