今回、一気に天守以外の建物を全部建てるところまでいきます!
ここまでの流れも組立説明書に沿って進めてきましたので、建物も説明書通りに進めましょう。
ただし、「建物はベースに組み付けながら組み立てると良いでしょう」の表示は無視し、建物を組み立てて、修正塗装を加えてからベースに接着していきます。
パーツの切り出し。
パーツから少し余裕を持って切り取ります。
その後、デザインナイフでバリを切り取ります。
ガンプラを作る方はゲート処理に大変気を使われると思います。お城の屋根パーツのゲートは軒先にあることが多く、大変目立ちますので、ヤスリを使ったりしてできるだけ綺麗に仕上げますが、今回は入門講座的内容なので、デザインナイフでの切り取りで行いました。
続いて接着。接着剤の流し込みによる接着と、ハケ塗りによる接着の二通りの方法があります。
やり方は最後に動画を載せています。
組立における注意点は、できるだけ指先を綺麗に保つこと。プラモデルの接着剤はプラスチックを溶かすことでパーツ同士をくっ付けますから、塗装もパーツ表面も溶かしてしまいます。指先に接着剤が付いているとせっかくの塗装も台無しです。
少量を的確に使いましょう。
パーツ裏側から流し込みで接着しているところ。
接着しました。
軒先は未塗装で残っていますし、櫓の白壁の隅の接着面から裏塗りの黒が溶け出して汚れています。
修正塗装を加えます。
このように、汚れても修正が効きますから気楽に組み立てましょう!
軒先の瓦と垂木の塗り分けの境目が綺麗に出ると美しく仕上がります。塗るときに、筆の穂先を使わず、のどや腹の部分を横滑りさせるように使うのがコツです。
これも動画にしています。
修正塗装が終わり組み上がった北腰曲輪の渡櫓群。
あと門など素木のパーツは塗り分けをします。
との二門のパーツD2を例にとります。
まず屋根をニュートラルグレイ、木部(軒裏も)をフラットブラウンで塗装。
同じように塗り分けがあるパーツ。説明書に指示がないものもあります。
B14とB4。
折廻櫓の木部はモールドの無い窓部分は実物の写真を参考に描いています。
との一門は全面をフラットブラウンで塗装したのち、スミ入れ塗料を全体にかけ、ウェザリングマスターのライトサンドを軽く凸部に撫でつけました。
油塀と水一~三門。油塀の壁面はデザートイエロー。側面はフラットブラウンで真ん中に柱を描き込んでいます。軒裏は漆喰色です。
その他の門は前に同じ。
丸ピンの差し込みになっている部分はベースの裏側から接着剤を流し込みます。
画像検索すると実景の画像が出てきますので、参考に楽しんで色分けしていきます。組み立て説明書に建物の名前もあると調べるのが楽なのですが…
組み上がった折廻櫓。
建物が組みあがったらベースに接着していきます。
このプレミアム姫路城は建物の接着位置にガイドがあるので大変組みやすいです。
溝になっているガイドはその中に接着剤を流し込んでおいてから建物を接着します。
天守以外の建物が建ちました。
ここまで、かなり小さなパーツもあったり、根気の要る作業が続いて来たと思います。ここまで来ればかなりスキルも上がりますから自信を持ちましょう。
次回はいよいよ天守群に入ります。
屋根の塗装の色々についても別記事にします。このあとも屋根には少し手を加えるつもりです。