境内を縮小すると、どうしても模型に入ってくる建物が、唐門。
キットの切り貼りでは作れませんので、プラ板とプラ棒で自作します。
まず原寸図を引きます。1/150ですので、一間が約12mmです。銀閣のキットもちゃんと一間が12mmでした。って当たり前か。
鉤形の平面ですが、門というだけあって中に腰掛けがあったり、開放的なつくりです。模型上では途中で断面になり、内部も見えてしまうので、中身も作らねばなりません。
内部の写真が無い!
と探しまくって、やっと一枚、貴重な写真を発見。
出典は書いておりますが、無断転載です。問題があれば削除します。
花頭窓をくり抜き。
あとはいろいろあって壁面完成。
ただ、断面になる部分との兼ね合いから、柱間を少し縮小したり、アレンジを加えています。こちらの現場に合わせた再現。
問題は「唐門」たけに唐破風。曲線の切り出しは大嫌いです。ここだけは他のキットから流用します。
結局、フジミの大姫路城のものを持ってくることにしました。
ちなみに銀閣は柿(こけら)葺ですが、この唐門は檜皮(ひわだ)葺です。柿は薄い木の板で、檜皮は文字通り檜の皮です。表現をどう変えようか悩みます。