興福寺・猿沢池⑤完成 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

興福寺、猿沢池の完成写真です。
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本物との対比。
実景写真は画像検索で見つけてきたもので無断転載です。問題があればすぐに削除します。
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興福寺は藤原不比等の発願により、以来藤原氏の氏寺として栄えます。法相宗の本山です。
幾度も火災に遭いますが、東大寺の大仏も焼け落ちた治承の兵火で、ほとんどの建物が焼失、東大寺より甚大な被害でした。
現在の五重塔は応永33(1426)年、東金堂は応永22(1415)年の再建です。
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興福寺について語りだすと仏像にまでいってしまうのでこの辺でやめときます。

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童友社のキットは造形がことごとく実物と違います。
確か浅草寺のキットの塔もまったく同じものだったと記憶しています。
しかし、シルエットは美しく、それは最上層に向かって逓減していく比率が高いためで、平安期の塔を思わせるシルエットです。実物の興福寺の塔は中世の塔らしくだいぶ様式化が進んで逓減率も低いです。
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この「伝統美」シリーズはきちんとした作例があまりなく、城王さんのサイト「城王の部屋」の作品くらいだと思います。城王さんは五重塔初層の連子窓をきちんと再現されたりしています。
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懸案でした水面ですが、一晩たってみたら大きなうねりが!
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原因は何?気温差による膨張?せっかく静止水面にしたのにスケール感が…

猿沢池だけに、春日龍神が現れたということで。

水面の表現、ほんとうに難しいです。

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