明治初期に撮影された古写真をもとに童友社の熊本城をつくっています。
今回は上塗りとダメージ表現。
写真を見てみますと
小天守の雨戸らしい戸板が外れて屋根上に落下している他、破風の蓑甲部分のけらば瓦(袖瓦)の落下、破風からの雨水が集中する部分の垂木は漆喰が剥落して、木部が露出しています。草も生えています。
全体に渡り、下見板の退色や白漆喰の汚れもあります。
宇土櫓は
これらの情報を元に再現します。
大天守及び小天守は、中が空っぽで透けてしまうので、ごく簡単に上段をつくりました。
建具は外されていたようですが、有るように見える写真もあり、今回は作りました。
突然飛びますが、全体に汚しとダメージ表現をした天守。
落下した雨戸と屋根に生えた草はまだ表現していません。
内部を簡単に作っただけですが、密度が上がった気がします。
宇土櫓。
周り縁はこれから製作です。古写真をよく見てみると、手すりの形状に変遷があるようです。後日詳しく載せます。
今回はキットをストレートに組み立てるだけと思っていましたが、せっかくですので、御肴部屋櫓および、小天守下平櫓、小天守下長櫓の一部も作ることにしました。 小天守の最上階の屋根パーツを複製しました。
気泡が少し入りましたが、今回はダメージモデルなので、欠けを生かします。