名古屋城本丸全景版【完成②】 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

完成後も微調整を続けていますので、昨日の写真と違う部分もありますが…探せば探すほど気になる部分が出てきますので、こういう作品はここで完成!という線引きが難しいですね。

今日は自然光で撮影しようと思っていましたが、生憎の曇天。今にも雨が落ちてきそうな。せめてと思い縁側に持ち出して撮影です。
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本丸内は現在よりかなり緑が多かったようですね。

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図面を見ると、小さな建物がもっとたくさんありますが、かなり省略しました。

南西より。大手馬出の平地が広がります。
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東より。手前の二の丸は終戦まで軍用地だったそうで、当時の航空写真を見ても、施設が立ち並んでいます。手前の緑地は史実と異なる創作です。
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同じく東より。木々に埋もれるように御殿の屋根が見えます。
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御殿と大小天守
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本丸御殿。雨戸を使わず、障子の外に舞良戸を使うのが、江戸時代前期より前の建物の特徴だそうです。柱間数など、実際と異なります。上洛殿の銅瓦が建物の格を表しています。もっとも、銅瓦になったのは明治になってからだそうですが。
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天守含め、これだけの建物が戦災で失われたことは本当に残念です。
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(空襲で炎上する大天守)


最も、現在、本丸御殿は復元工事の真っ最中、しかも上洛殿が増築された寛永年間の姿を杮葺で復元だそうですから、完成を心待ちにしています。

手前がもとになったフジミの名古屋城のベースです。
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今回は拡張して、B4より一回り大きく、A3より一回り小さいサイズの台にしています。空堀が切れてしまいましたが、私は模型として飾れるベースの大きさはこれが限界だと思っています。もっと広い台にすれば、より広範囲の再現ができますが、飾るスペースに困りますよね。
空堀を切ったことにより、普段は目にできない堀底からの眺めも楽しめます。
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晴れたら野外撮影します。