名古屋城本丸全景版【完成①】 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

昭和初期の名古屋城本丸全景版、ひとまず完成いたしました。
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細かな作業ばかりで疲れましたが、満足しています。

天守です。伸ばしランナーで雨樋を再現。これがあるだけでぐっと名古屋城らしくなります。
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塩蔵構外あたりからの眺めです。
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水堀のリアリスティックウオーターがまだ固まっていません。

東南から望む。木の間から本丸御殿の屋根の重なりの向こうに大小の天守。重厚な眺めです。
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本丸御殿玄関付近。古写真にある築地塀も作っています。
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本丸東一之門と二の門、および東北隅櫓。
土橋が緑に覆われているのは、そのようになっている古写真があるためで、搦手馬出しがまだ未整備と勝手に理解しています。高麗門である二之門の両脇の土塀は、濃尾大地震のあと取り払われましたので、この時期にはありません。
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本丸を囲む多聞櫓も、同じく濃尾大地震以後、撤去されました。

古写真と同じアングルで。
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別方向。
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植栽も図面や写真を参考にしましたので、かなり実物に近い雰囲気を再現できていると思います。
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これから最後の微調整を少し加えますが、ひとまず完成です!他にも画像上げていきます。

【製作参考文献】
『よみがえる名古屋城』、小和田哲男・三浦正幸監修、学習研究社、2006年
『名古屋城』、三浦正幸他、学習研究社、1995年
『レンズが撮らえた幕末日本の城』、小沢健志・三浦正幸監修、山川出版社、2013年
『特別史蹟重要文化財 名古屋城雑記』、城戸久、名古屋城振興協会、1978年