折花が与えてくれたもの | Hanaoyaji オヤジでも花とアロマ好き
少しづつ少しづつ
たった一枚の紙が切り開いた道
紙があって、ハサミがあって、花が好きで、アロマが好きで、
細かな作業が得意で、何か人にプレゼントするのが好きで、
何故か女性の友人の方が多くて、30年間クリスマスカードの手作りにこだわって‥‥‥
そんな男の上に降って来たのが『折花』です。
ほとんど偶然のように、ある意味必然だったように

でもこのデザインは多分私の人生最大の傑作です。
そして人生の分岐点になる力を持っています。
今まで手掛けた数多くのマンションのデザインも、GOODデザイン賞をとったデザインも、
全く新しい植物の育て方の発明も、都市デザイン賞を取った建築もあるけど、
間違いなく『折花』が一番価値があります。
それは確実に次世代に残るデザインで、誰でも出来るデザインだからです。


『折花』は単に形状的な魅力だけでなく多くの力を持っています。

例えば人と人を結ぶ力。
私自身も本当に多くの方と折花を通して知り合いました。
多分この2年弱で100人以上の方と、
たったこれだけのことで、小さな子供とも外国からの人とも、
色々な年代の女性とも本当に簡単に友達になれます。

喜んで貰える力。
『折花』はそれ自体でも、その美しさから世界に通じる力を持っています。
本当に女性に関しては今まで喜んでくれなかった方はいません。
女性が花を好きなように、本能に近い部分で感じ、喜んでくれます。
それに垂らすアロマオイルは花の力、思いの凝縮されたもので、
『折花』の魅力をアップしてくれますし、
そのディフューザーとしての使い方の手軽さは別格だと思います。

作り出せる魅力。
『折花』はあるレベルになると自分自身で次々とオリジナルを生み出せます。
ほとんど即興に近いレベルで。
半しに書を書くとき、何通り有りますかとは誰も聞かないと思いますが、
それと同じで『折花』も切り方、折り方でその表現は無限に広がります。
文字にもルールがあるように、基本的なパターン、ルールが『折花』にもあります。
それはひらがなやカタカナを練習するのに似ています。
でも基本さえしっかりすれば、少し崩したり、アレンジは簡単に出来ます。

そして誰でも出来る手軽さ。
折り紙は紙さえあればどこでも作ることが出来ます。
それと同じぐらい手軽に紙と、ハサミさえあればどこでも作ることが出来ます。
紙は正方形でなくても良いのですが、ただハサミは本当に良く切れるモノでしか作れません。
私の鞄の中には常にハサミと紙の入ったB5ファイルケースが入っています。
これだけで世界中で『折花』を表現することが出来ます。



それからこの歳になって作家さんと呼ばれるとは思いもしませんでした。
この場合の作家さんとは芸術家に対してのもので、
今回のパレスホテルのエビアンの現場ではそう呼ばれていました。
これも『折花』の力です。

多分これからも『折花』を通して様々な出会いや体験が待っていると思います。
間もなく『折花』が生まれて2年になります。
たった2年、でも非常に意味のある、そして重要な2年でした。


少し英語の勉強を始めようと思っています。
必ず海外で『折花』を教えに行く日が来ると分かっているので   
皆様応援をよろしくお願いします。

(・∀・)