
・賀茂祭ひづめの音の絶え間なき
勅命によって行われる三大勅祭の一つに、京都の葵祭が。
下鴨(下賀茂)神社と上賀茂神社の祭礼で、多彩な祭儀が行われ
ます。
祭のハイライトは、天皇の使者である勅使が下鴨、上賀茂の両神
社に参向する道中の「路頭の儀」(行列)。
5/15に、8キロもの距離を、平安装束をまとった老若男女が練り
歩きますが、この折、御所車、勅使、供奉者の衣冠などに飾られ
るのが、「葵桂(〝あおいかつら〟または〝きっけい〟)」。
桂の小枝に、下鴨神社と上賀茂神社の神紋である二葉葵の葉を
絡ませたものとか。
江戸時代から葵の葉を飾るようになりましたが、ここから「葵祭」と
呼ばれるようになり、祭と言えば、葵祭のことをさすまでになったと
言われています。
この葵祭のヒロインと言われるのが、斎王代。
平安時代には内親王が「斎王」として祭に奉仕していたとのことで
すが、鎌倉時代になってから、途絶えてしまいました。
昭和31(1956)年に、葵祭を盛り上げようと市民から選ばれたのが
斎王代で、これによって、女人列が復活したとのこと。
知る人ぞ知るの祭で、これを詠むのは難しいのですが、敢えて詠ん
でみることに。
・微笑みの斎王代や賀茂祭
・路頭の儀葵鬘の揺れゐたる