石見銀山 龍源寺間歩の入口 @島根県益田市
津和野・荒磯温泉・世界遺産 石見銀山
旅行プラン
【2日目】
荒磯温泉 荒磯館 9:00AM前に出発 >> [バイパス・有料道路利用] >> 石見銀山公園駐車場 >> [自転車ガイドツアー : 銀山地区・龍源寺間歩コース] >> [徒歩区間:街並地区散策] >> 石見銀山公園駐車場 >> 石見銀山 世界遺産センター >> [9号線/海岸線利用] >> 石見空港 18:15発 ANA遅延により空港隣りの”光の広場”でサンセット >> 石見空港 19:40頃出発
石見銀山 龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)
自転車で来れるのは、ここまで。ここからは、ガイドさんと一緒に自転車を置いて、徒歩で龍源寺間歩を目指します
▼龍源寺間歩の観光は一方通行の為、下記写真の向かって右側の道から入って、左側の道から帰ってきます。右側の建物は・・・
▼道が狭くて建物を一枚の写真に収めることができず、左・中央・右、と3枚写真を撮りました。
▼この建物の表札についてガイドさんから説明がありました。
この長~~い名前・・・どこで切って読んだらよいのか?ということで、要するに”石見銀山のこのエリアを取り仕切る高橋さんという山組の頭がいらっしゃって、その方のご自宅”、ということだそうです(*^^*) ツアーに参加していなかったら、素通り確定です。
▼左側の橋に意味はありません。まっすぐ進みます
高橋さんのお宅の先にある建物は、お水の貯蔵庫で今も水を蓄えている、と言っていたような・・・
更に奥向かって歩きます
▼超急な階段というか石段の上にも、間歩。龍源寺間歩までのこの道すがら、至る所に間歩があります。見学ができない程極小の間歩です。
▼ここにも間歩。素人には、ただの洞穴です
▼そのお隣にも洞穴のような間歩。お金がかかると、人間はこうも貪欲になれるのですね。
▼石見銀山仕様の自動販売機。自然に溶け込んでいます
▼この橋を渡ると、龍源寺間歩の入口です!石見銀山には、あまりソメイヨシノありませんでしたけど、たま~にこんな風にポツリと出てきます(*^^*)
▼チケット売り場。ワンコインガイドツアーの500円には龍源寺間歩の入場料が含まれておりませんので、ここで各自入場券を購入致します。いくらだったか忘れちゃったのでブログの為に調べたら、410円だったみたいです。
▼龍源寺間歩の入口
▼龍源寺間歩の上の方を見上げると、こんなにいっぱい穴があいてました 全部、間歩
龍源寺間歩に入る前に、ガイドさんから”直木賞受賞作品「しろがねの葉」(千早茜さん作)が、石見銀山を舞台にした物語であること” を教えて頂きました。作者が足しげく石見銀山に通ってInspireされ、作品が完成したこと、そして性的な描写があるのでお子様には勧められないこと、等説明を受けました。
本の表紙の「しろがねの葉」は、わらびの葉だそうです。ということで、生わらび + 「しろがねの葉」の表紙のコラボ写真
多分、ガイドさん、本自体を持ち歩くのは重いのでしょうね(*^^*) 表紙だけがわらびの隣に置かれました お陰様でとても印象に残りましたので、そのうち購入して読んでみようと思います「しろがねの葉」
▼人物が入らないように写真をトリミングしたら、こんなに長細い写真になってしまいました
▼龍源寺間歩は、観光客が通れるように整備されていますが、整備されていない間歩は、無数にあります。龍源寺間歩のお隣にもこんなに
▼龍源寺間歩に入ります
▼龍源寺間歩入口の上に、このような祠のようなものもありました。安全祈願でしょうか
ああ・・・ここまで来て何なんですけど・・・間歩に入るのちょっと憂鬱(´;ω;`) こういう洞窟みたいな狭いところ、超苦手ですーー でも、世界遺産だから、がんばって入ります
気合の我慢
▼平日なのに、観光客がけっこうたくさんいました。石見銀山。
▼掘りつくされた跡。
▼人が入ってこないうちに急いで入口方向を撮影。
▼ブラタモリで、タモリさんがヘルメットかぶって長靴で入った大久保間歩とは、全然様子が異なります。大久保間歩は巨大でしたが、こちらの龍源寺間歩は、本当に狭い間歩です。
▼実際に銀の発掘が行われていた時代は、左側の高さしかなかったそうです。右側は後世(明治時代?)に、人間が歩きやすいように広げたらしいです。おかげで、腰をかがめなくてもギリ通れる感じでした。男性だと右側でもちょっと屈まないとキツイかもです。
▼これ、もはや何を撮影しているのかわからないと思いますが・・・
銀行脈を求めて、天井に向かってひたすら掘られた場所を3つの角度から撮影しました。この洞窟の左右に、このような人間がひとりギリギリ通れるくらいの穴が無数にあって、全部天井に向かって高く高く掘り進められていました。閉所恐怖症にはなかなか刺激的で、見ているだけで過呼吸気味になりました
『銀山旧記』によると、石見銀山では江戸時代の全盛期には20万人~労働者が働いていたそうが、その労働環境は超過酷で、10歳くらいから銀山での見習いが始まって、10代ではすでに一人前の鉱夫となり、平均寿命30歳位まで毎日重労働が続いたとのこと・・・
ブラタモリでも石見銀山の労働環境の過酷さがFocusされていましたが、実際に龍源寺間歩を見学してみて、その過酷さが想像を絶するものでした。銀鉱脈を追って掘り進んだ狭~~い穴を見ているだけで、本当に息苦しくなりました(´;ω;`)
▼このサイト、文字だけで読むの大変ですが、石見銀山について要点をまとめてあるように思いました。FYI。
▼ところどころ、補強工事が施されていました。
▼銀鉱脈に沿って天井にのびる狭~~い間歩が無数にありました。もう、どこがどうなってるのか・・・痩せてないと、間歩に挟まって動けなくなりそうです
▼地下水でびしょびしょのところもありました。地下水の処理も、大変な作業だったようです。
▼これも、天井に伸びる間歩。
▼左上に伸びる狭~~い隙間のように見えるのが、間歩です。蝋燭ひとつ手に、ここに人間が入って銅鉱脈を掘り進めて行ったなんて・・・
▼更に間歩・間歩・間歩。はっきり言って、ガイドさんと一緒だったからこそ、こんなにたくさん間歩を見て、ちゃんと写真に記録を残すことができたのであって、ツアーに参加していなかったら、このような間歩の写真は1枚も残っていなかったのでは?と思うくらいです。
ガイドさん無しで龍源寺間歩に入ったとしたら、絶対早歩きで洞窟を通り抜けるだけで終わってたと思います。だいたい、間歩って居心地最悪なので、”龍源寺間歩に一歩入って速、一刻も早くここから出たい” ってなりましたし(◎_◎;) 実際に、私たちがガイドさんの説明を聞いて間歩を覗き込んでいると、個人で龍源寺間歩に入っていた皆様は、ほぼ全員が横を通り過ぎていきました。
▼これは、比較的大きな間歩でした。立ち入り禁止・・・入ろうとする人、いないと思いますけど( ´艸`) でも、いろいろな人がいるので、わかりませんねー
▼入口は広めでも、すぐに人間一人ギリギリの間歩に・・・
▼こちらも、天井に伸びる間歩です。
▼このあたりは、小柄な私でも腰をかがめないと歩けないくらいでした。
▼更に2つの間歩。
▼出口に続くトンネルに到着
龍源寺間歩で見学可能なのは、ここまで。この先は、こんなに狭くなっています 順番に、行き止まりギリギリまで行くことができました。
▼行き止まりギリギリから、行き止まりの先を撮影。こんなに狭いなんて・・・パンピーには到底無理ですね(*^^*)
▼出口に向かって、ガイドさんとこの道を進みます。こちらは近代的なトンネルなので、なんとなく安心感があります
▼石見銀山絵巻から。15枚の電照版があったようですが、何枚か撮影してました。描写が秀逸だと思いました
▼まさに、狭~~い”間歩”内での作業の様子が表現されています
▼龍源寺間歩の出口です。やっと外に出れました
▼近くには、また別の間歩 間歩だらけです(*^^*)
ガイドさんと一緒に自転車置き場に戻ります
▼佐毘売山神社(さひめやまじんじゃ)
▼龍源寺間歩ツアーには含まれていなかった為、参拝はしておりません。
▼佐毘売山神社Zoom
▼駐輪場まで戻って参りました。
駐輪場からツアー出発地点に戻ります。私は、お花の写真を撮りたい場所があったので、途中でツアーを離脱、ちょっとだけ遅れて観光案内所に戻りました。
▼桃の花だと思うのですが・・・とってもキレイでした
▼これは、八重桜かな・・・
▼龍源寺間歩ツアーのスタート地点=観光案内所が見えてきました
このあと電動自転車を返却して、 龍源寺間歩ツアー10:30~12:30終わりました。石見銀山についていろいろ学ぶことができて、とても楽しかったです ツアーに参加していなかったら、多分、
「石見銀山なんでこれが世界遺産なの・・・」
という感じで終わっていたような気が致します(*^^*)
石見銀山観光の際は、下記のいずれかのツアーに参加することをおススメ致します。
- 大久保間歩ツアー:3月~11月、金土日祝日&お盆
- 龍源寺間歩ワンコインガイドツアー:毎日
個人的なおススメは、大久保間歩をブラタモリで観る >> 龍源寺間歩ツアーに参加する、です
次は、石見銀山の町並みを散策します