長崎県 2泊3日の旅 長崎空港~雲仙~長崎市内~長崎空港 【ホテルレビュー:雲仙観光ホテル&ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート】
宿泊先レビュー
■雲仙観光ホテル (1泊目)
特別室 84m2 2階(上記写真の中央部分)
アプローチがとても素敵です
【公式HPより】
日本初の国立公園に指定された雲仙は、古くから外国人避暑地として親しまれており、昭和7年、外国人観光客誘致を目的に、国策として外国人向けのホテルが日本各地に建設されることになりました。良質な温泉に恵まれ、豊かな自然に恵まれたこの雲仙の地にも洋風建築のホテルが建てられることになり、雲仙観光ホテルは開業いたしました。
昭和10年10月10日午前10時に、ハーフティンバーのスイスシャレー様式を取り入れた象徴的な建築は、 竹中工務店の設計・施工第一号ホテルで、その完成に全力を注いだ彼らの熱き思いと高い理想は、現在もなお当ホテルの滞在スタイルの中に現れています。(設計者:早良俊夫氏)
昭和21年、駐留米軍に接収され「休暇ホテル」として利用されていましたが、昭和25年の接収解除後に営業再開。同年、国際観光整備法に基づき政府登録ホテルに登録されました(第ホ29号)。昭和54年、「建てられた時代を象徴する総合芸術であると共に歴史を伝えるモニュメントである」と、日本建築学会により近代日本の名建築に選ばれました。平成15年1月31日、「貴重な国民的財産である」とされ、国(文化庁)の登録有形文化財に登録されました(登録有形文化財 第42-0019号)。また平成19年、長崎県「まちづくり景観資産」に登録、経済産業省「近代化産業遺産」に認定されました。
当ホテルは、これからも変わらないことの大切さを胸に刻みながら、至高のホスピタリティとともに、昭和初期の感性を現代、そして未来へつなぐ使命を全うして参ります。
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というわけで、歴史あるクラッシックホテル。一度宿泊してみたいと思っておりました 通常、ホテルの写真はほとんど撮らないのですが、雲仙観光ホテルの写真は結構たくさん出て参りました!びっくり。希少価値と歴史的価値への敬意、そして本能でしょうか・・・?( ´艸`)
チェックインは、ロビーのカフェスペースでご対応頂きました。
ロビーフロアから階段を上がると・・・
2階、目の前に”特別室のエントランス”が 建物の中央の2階、突き出たところが、特別室です。
■雲仙観光ホテル 特別室
左右を見ると、長い長い廊下と客室が続きます。
▼お部屋に入ると、リビング、そしてその奥にベッドルームがありました。
特別室 84m2 昭和天皇が宿泊したお部屋 昭和生まれには、なかなかのバリュー( ´艸`)
▼ベッドルーム
▼バスルーム
とっても素敵なヨーロッパから輸入したと思われる猫足のバスタブ ホテルに温泉あったので、一度も使わず(笑)
▼ベッドルームからリビングを撮影
▼リビングのソファはゴブラン織り
▼ダイニングルーム。窓の外見たくらいで、一切使いませんでした(笑)
どう考えても、私にはどう使ったらよいかわからないお部屋でした とりあえず、経験、経験
■雲仙観光ホテル ラウンジ
ラウンジ。とても素朴でかわいらしい、ラウンジっぽくない、ラウンジ こちらで、ゴルゴンゾーラベイクドチーズケーキとドイツの紅茶を頂きました。美味しく頂きました。
■雲仙観光ホテル ダイニング(レストラン)
200畳の広さを誇る、雲仙観光ホテルの象徴的空間。ダイニング。
こちらで、夕食と朝食を頂きました。晩餐会気分
▼テーブルの上のローソクが、とてもロマンティックでした(*^^*)😊
▼テーブルセッティング
▼雲仙の”温泉レモネード” ほんのりレモン風味の微炭酸サイダー、復刻版です。素朴なお味で、美味しかったです。
この頃、まさか自分がブログ書くとは夢にも思っていなかったので、お食事の写真を撮っておりません。。。
このメインダイニングは、翌日の朝食、ランチまで、朝昼晩3食お世話になりました 全部美味しかったと思います、多分・・・ランチのカレーは、確か前日に予約しておいたような気が致します。
■雲仙観光ホテル レビュー
【よかった点】
- ホテル全体が、まさにクラッシックホテルの風格。最新の外資系ホテルクラブルームもいいですけど、ここまで優雅にクラッシックだと、こういうホテルも素敵。歴史的価値にただただ敬意。
- チェックイン後にダイニングルームで頂いた、ゴルゴンゾーラ・ベイクド・チーズケーキと、ドイツの老舗ブランドの紅茶がとても美味しかった。
- メインダイニングで頂いたフランス料理フルコースのディナーは、地元の食材をふんだんに活かした雲仙のフレンチコースで、全体的に濃厚。絶品でした。フレンチはこれでなきゃ!やっぱりフレンチは、クラッシックが好き。朝食も、美味しかった晩餐会のような雰囲気を演出する夜のダイニングと、朝の陽ざしがたっぷり差し込む爽やかなダイニングは、まるで別世界。同じ場所とは思えない程、表情が変わりました。
- 古いながらも、大切にお手入れされている様子が、心に沁みます。これからも、ずっと未来に歴史を積み重ねて欲しいと思いました。
- ホスピタリティの距離感が、遠すぎず近すぎず、心地よいサービスでした。
- 古いが故にいろいろ気になる点はあったものの、それを凌駕する歴史の重みとエレガンスを感じました。
- ホテルが空いていた為、いつ行っても大浴場ほぼ貸し切り状態
【残念だった点】
- 大浴場の温泉はとてもいいお湯でしたが、わりと狭いな~という印象。
- お部屋も建物も長~い歴史がある為、ハウスダストアレルギーを発症。宿泊中、1年分位のくしゃみしたかも( ´艸`) 仕方ないですね。。。
- せっかく広いスイートルームに宿泊しましたが、使わないエリア多数(笑) 完全に自業自得。経験値は、上がったはずです
公式サイトからお借りした、浴室の写真。
【総評】
宿泊できてよかったです。よい思い出になりました もう宿泊することはないかもしれませんが、近くに来た時にランチやカフェで立ち寄りたいホテルとなりました
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■ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート(2泊目)
新館 プレミアムハーバースイートツイン(ジャグジーバス付)5階
51.54m2 + テラス約10m2 クラブラウンジ有。
長崎市内で、お部屋から長崎港の夜景が見れるお部屋限定で探したところ、『ガーデンテラス長崎ホテル&リゾート』がヒットしました。
【公式HPより】
世界で活躍する建築家・隈研吾氏のデザインで、抜群のロケーションを誇るガーデンテラス長崎ホテル&リゾートは、長崎市の稲佐山中腹にございます。全室オーシャンビューの客室からは、世界新三大夜景にも選出された長崎の夜景を一望できます。余計な装飾を一切省きシンプルなデザインにすることで、お客さまには長崎の自然を感じ、極上のひとときを過ごしていただけます。和華蘭文化のエッセンスを取り入れた4つのレストラン、クラブラウンジ、スパなどの施設を取りそろえて、皆様のお越しをお待ちしております。
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宿泊施設は、ガーデンスイート、オーシャンスイート、タワースイート、ハーバースイートと、4棟(?)に別れていて、宿泊する棟によっては、クラブラウンジや各レストランへのアクセスが悪いのかな?という印象。特に悪天候の場合の移動が気になります。
【よかった点】
- お部屋のテラスとビューバスから長崎の景色と夜景がとてもきれいに見えました。なので、長崎ロープウェイは行く必要ないかな?ということで、スキップしました。
- ディナーは、鉄板焼きとお寿司で迷いました。通常肉食ですが、この日はなんとなく気分で『鮨ダイニング天空』でお寿司を頂きました。コースメニューでは足りなかったので、お好みでお寿司を追加。とても美味しかったです 鉄板焼きも食べてみたかったです~~
- とても景色のよいクラブラウンジがありました。
- 宿泊棟4棟?やロビー、クラブラウンジ、レストラン等、広い敷地内に各棟が点在しているホテルだったので、敷地内でお散歩ができました。
【残念だった点】
- 高級ホテルというよりは、結婚式場としての営業がメイン?結婚式場に宿泊したような感じ。
- 一番新しく建設された棟で、5階の景色の良いお部屋に宿泊しましたので、遠くの長崎の景色はとても綺麗に見えましたが、テラスから視線を落とすと、大きな墓地が・・・どうしようもないところが、致命的。
- 室内に設置されていたソファーが機能性ゼロで、とても座り心地が悪く、ソファーでは全くリラックスできませんでした。
- ビューバススイートを選んだせいか、お部屋のレイアウトも微妙。次回、があるとすれば、別の棟のお部屋を検討するかも。
- ラウンジでスナック類とコーヒーを頂きましたが、スタッフ不在、スナック類やドリンクの補充が十分ではなく、ただラウンジがあっただけ、という印象。
- 朝食会場が鉄板焼レストランで、鉄板前に案内されましたが、鉄板焼きの残り香が凄すぎて拒否。お隣?の狭いワインバーで朝食を頂きました。まず、朝食会場として鉄板焼きレストランを設定するセンスが信じられませんし、ワインバーも鉄板焼きレストランに隣接しているので、どうしても鉄板焼きの脂の臭いから解放されません。いくら、鉄板焼き好きでも、あの場所で朝食は無理です。朝食自体も何も特徴なく、不快な”鉄板焼き臭”しか印象に残っておりません。とても残念。。。
- 宿泊したハーバースイート棟からクラブラウンジ、鮨ダイニング天空までのアクセスは、一度外に出て歩きましたが、晴れていたので許容範囲ではありましたが。雨の場合は傘必須で超面倒。あのように、小さな棟が点在しているスタイルのホテルは苦手です。
- 長崎市内に出るには、タクシーが必要で、夜ぶらっと長崎市内に、という感じにはならない。おこもり系。
【総評】
ホテルとしてのホスピタリティやクオリティはいまひとつで、結婚式場の粋を超えない感じでした。お部屋も使いにくかったし、朝食も不満でしたし、マイナス面はいろいろありましたが、お部屋からの長崎港の景色と『鮨ダイニング天空』のディナーのクオリティを考えると、全体的には”まあまあ”、でした。お好きな方もいらっしゃると思います。