この話の結末は違っておりました。
以下の記事もご参考にしてください!
・光デジタル(TOSLINK)の限界(その2)
・光デジタル(TOSLINK)の限界(その3)192kHz受信できるかも編
・光デジタル(TOSLINK)の限界(その4)192kHz受信やっぱり無理っぽ?
・光デジタル(TOSLINK)の限界(その5)192kHz受信できた!!!
以上 2025/04/15 追記
前回の話。
光デジタルで、192kHz/24bitがもしかして受信できるかも?
その根拠とした測定結果。
水色が、192kHz/24bitの同軸の入力、
紫が、192kHz/24bitの光デジタルの入力、
同じように見えるんで、受信できるかも?
という話しました。
一方前々回、
光受信コネクタ自体の帯域が、16Mhz程度、
音声データは、
・サブフレーム(片側音声分):32bit
・1フレーム(LR音声分):64bit
・192kHz * 64 = 12.288MHz
・12.288MHz * 2 = 24.576MHz(符号化後)
なのでどう考えても、
16Mhzの最大帯域に、24.576MHzは、通らないよね
という話をした。
実験〜
今度こそちゃんと実験してみようかと。
っと、最初はロジアナ使って、192kHz/24bitの同軸データと、SPDIFデータを比較しようかと思ってたんだけど、まあ、ざっくりと手持ちの部品で組んで、実際の動作を見ながら、うまくいかなければ、ロジアナ当てるかな〜と。
で、FIRチャンネルデバイダーで使っているDSPボード(ADAU1467)を使って簡単な実験をしてみた。
SPDIFの入力、同軸と、光デジタルの入力を切り替えられるようにして実験。
まず、同軸側は、44.1kHz〜192kHzまで、難なく受信できていることは確認できた。
そして、光デジタル側であるが、96kHzまでは難なく動作していることも確認できた。
DSPへのSPDIFのラインが、完全空中配線だけど、同軸でちゃんと動いているので、光デジタルでも同様のコンディションのはず。
そして光デジタル192kHzでは・・・
1、光コネクタの出力を直接DSPに突っ込む → ロックしない
2、光コネクタの出力をバッファ出力(74HC04)でDSPに突っ込む → ロックしない
3、光コネクタの出力をシュミットトリガ(74HC14)通してDSPに突っ込む → なんかロックしてるぽいんだけど・・・
で、なんかロックしてるぽいときの、実際のPCM5102を通しての出力を見てみると、
本来440Hzのサイン波がでるはずだけど、所々変な出力になってる。
しかも完全に、データが破損している見た目ですね。
まあ、そもそも74HC04でロックしなくって、74HC14でロックしてるっぽい所でおかしいんだけど???
おそらく結論
ということで、
16Mhzの最大帯域に、24.576MHzは、通らないよね
この仮説がおそらくあってるんじゃないかと。
伝送データの符号化後のビットが01010101みたいな、モロに24.576MHのデータが流れる所で、信号の立ち上がり、立ち上がりが追いつかず、別のデータとして理解され変なデータに化けてるパターンと、
上記の二枚目の最後の方の無音データ部分なんかは、たぶんエラービットが立ったような状態になってしまっているんじゃないかと。
ということで、
光デジタルは、やっぱり 96kHz/24bit まで!
ということじゃないんですかね。
や、まだまだ、不定要素あるんで、継続調査ですな。