#160「インモータルズ -神々の戦い-」を観る
ギリシャ神話のオリンポス山の神々は
人間界には介入しないという原則がある(らしい)
ただし、昔神々に敗れて地底の奥深くに封印された
闇の神が復活したときは左にあらず
ところが全能の神ゼウスが眼をかけていたテセウスという若者が
窮地に陥ったときゼウスの娘アテナその他数名がテセウスを助けてしまう
そうしているうちに闇の神の封印が解かれる

 

オリンポス山の神々が、たとえ相手が闇の神とはいえ
負けるはずが無いと高を括っていたら
あれ、神様倒された
これってあり?
日本人の感覚からすると
八百万(やおよろず)で日本には
山ほど神様がいるとはいえ
神様がやられる筈がない

 

ところが、なんです。

 

まあ、神々が長寿を全うしたという
史実がある訳でもないしね。
場合によってはゼウスのパワーで
復活も有り得るしね。

 

「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」「ナインハーフ」 (1985)
の頃のセクスィー・ニヒリズムが全く無くなった
ミッキー・ロークがいい味です
圧倒的存在感で今後の悪役の
ロールモデルになる気さえします

 
封印された闇の神を解き放つための「エピロスの弓」(写真)は
矢は無くとも弓を引けば自然とレイザービーム矢が現れる
マジックツール
これを使って戦えば全戦全勝なのでお話が
つまらなくなり、やっぱり敵の手に渡る

 

「エピロスの弓」の存在を
僕は全く知らなかったが
この映画のために作られたエピソードのようだ。

 

31年前「エレファント・マン」を演じた
ジョン・ハートがキーパーソン老ゼウスとして
これまたGood!

 

オリンポスでは神々が下界のことに
介入するかどうかで喧々諤々し
オリンパスでは子会社から金をせびり
オーバーフェンス(現時点では逮捕のみ)

 

どうあがいても人間は神に勝てない

 

***

 

2011/11/24(木) 午後 10:44

映画「マネーボール」を観る
メジャーリーグ オークランド・アスレチックスが
2001年シーズンオフにジェイソン・ジアンビ他二人の主力選手を放出した
戦力は大幅にダウンするが、大物を補強する予算もない
そこでジェネラル・マネージャー(GM)のビリー・ビーンが
チームを強くするためにとったのが セイバーメトリスクと呼ばれる手法

 

それは統計学的根拠により野球を采配する理論
野手は出塁率、長打率、選球眼を
投手は与四死球、奪三振、被長打率を重視し
犠打、盗塁、防御率、自責点、勝利数は
「限られた資金の中で、レギュラーシリーズを戦い、高い勝率で終える」
という戦略目的において無視はしないが重要視しない。

 

高額報酬の評判のいい選手よりも
お買い得な選手ばかりトレードしようとするので
当然のようにスカウトたちと衝突する
自身もNYメッツからドラフト指名されてメジャーデビューしたが
泣かず飛ばずで終わったB・ビーンは
「お前らの眼も節穴だ」反論する

 

映画は公式記録として残っているレギュラーシーズンの結果よりも
球団経営者としてのGMにフォーカスする
自ら入団させた選手を起用しようとしない監督への対処方法
選手へトレード通告するときの伝え方等。
結果を残したB・ビーンはB・レッドソックスから
5年1250万ドルで移籍のオファーを受ける

 

B・ビーンの娘が唄う歌
ビーン自身の心境のような気がします

 

チョイ役だけど僕の好きなロビン・ライトが出てきたのが嬉しい

 

「アメリカの方程式では(補強した外国人が全て使い物にならない)GMはクビだ」と巨人のお家騒動について清武(元)GMを
バッサリ切り捨てた広岡達朗の言葉は
自身が主力選手から総スカンを喰い
2年でロッテのGMをクビなっただけに重たい。


 

***

 

2011/11/19(土) 午後 3:09

今週初めから右耳の後ろから
後頭部にかけてしびれている

今朝起きたら唇の周りもしびれ出した
とうとう脳に異常が来たかと思い
知り合いのドクターに連絡して
診てもらうことにする

着くと「MRI撮ります」
「3,40分かかります」
左手がしびれたときにCT撮ったので
今年はいろんな初体験ができる

着替えて横になり
頭、お腹、手足を固定される
手足が動くと画像が乱れるそうだ
明るい感じのBGMが流れていて
3,40分あれば十分寝れるなと
思っていたが
始まると「ブーン、ブーン」とか
「グワーン、グワーン」とすごい音で
とても眠れない
瞑想ならできそうだとしばらく続けたが
急に「カーン、カーン」
あれ、機械が壊れたかと思ったが
どうも違うようだ
とかあれこれ考えているうちに
退屈することなく終わった

画像を見ての診断までしばらく時間があった

数年前に
「これからは、体の声を聴く」
と宣言し健康診断等を一切止めた
毎日浴びるようにお酒を頂くが
宣言後は体の発する信号に
対しては敏感に反応してきたつもり

名前を呼ばれて診察室に入る
「先生、急に対応してくれて
 ありがとうございます。」
友達でもある院長はニッコリ笑って
「どこも異常ないです。
 今まで通り飲んで構いません」
「また、一緒に行きましょう」
と言って空の手に杯を掲げた

持つべきものは友
先生ありがとう


***

 

2011/10/29(土) 午後 9:45