夜になると眠れなくなる。昼寝はできるのに。
夜しっかり寝てまた悪夢を見るのが怖い。寝つくまでに嫌なことを考えたり思い出すのが怖い。目を閉じるのが、怖い。
時間の流れは残酷で、絶対朝は来てしまう。この流れから本当の意味で飛び出したければ、命を終わらせるしかない。しかし私は生き抜く決意をしているので、それはできない。
ずっと時間から逃げていたいわけではないのだ。時間の流れる大河から一旦上がって、少し丸まって眠らせてほしい、それだけだ。
抗いながら流されてきたから少し疲れてしまった。休憩させてもらえたらまた川の中に戻れる。もしかしたら今度は水を得た魚のように、時間とうまくやっていけるかもしれない。
だから今日は、朝が来ないでほしい。いつもより世界が寝坊してくれたら、私は元気になれる気がするのだ。