身近な「対人関係」での自分軸について。
今回はそんな事を考えました。
戦国武将好きの方や人事に関心が高い方は、自分軸といえばこの「対人」や「チーム」の中での自分軸なのかもしれませんが、私はあまり人事・人文には興味がないので、あえて意識して考えないと「大きな世界の中での」自分軸、あるいは「自分の人生の」軸といった発想になりがちなんです。
そんな私が、「対人自分軸」を考えるきっかけになったのは
先日、セラピストさんから受けたこんな質問でした。
「クライアントさんが『恋愛の中で、自分の取ってる行動が自分軸かどうかがわからない』というのですが、どうしたらいいですか?」
どうしたら
といわれても、、、、ですが
まず
「自分軸恋愛」をしたいのか否かですよね。
自分を見失うのも恋愛の醍醐味ですから。^^
とはいうものの、セラピストさんのお世話になってるという事ですから、こちらのクライアントさん、
これまでの恋愛とは違ってしあわせな恋愛をするなら「自分軸で」。という前提でセッションが進んでるってお話だと思うんです。
すると今度は
「自分軸をどう定義しているか」
が重要ですよね。
こういった「自分軸」や「強み」、「ポジティブ」、「あるがまま」といった言葉、
定義があいまいなために、言葉に振り回されている方が多い気がします。^^
(暗記教育と全てマニュアル化の弊害かなと、、、おじさんらしく愚痴ってみる。)
話を戻して、
この恋愛相談のケースでは、
「自分の気持ちに正直に」というのを自分軸と定義しているようで、「自分の気持ち通りだと相手に過干渉になるれけど、これは相手軸になってるの? 自分の気持ち通りだから自分軸?」
的なお話だったかと思います。
「自分軸」というキーワードを使って話されているけれど、
自分が勝手に相手中心に回ってて
けれど相手の軸を尊重しているわけではなく...
という自分軸でも他人軸でもない状態になっちゃってる気がします。
(過干渉の内容にもよりますけど)
要は、依存・共依存的関係か、自立協調的(共同創造的)関係か、ってお話ですね!
(壇蜜さん、タイムリー!)
さて、
時々書いたり話したりしてますが
私は「自分軸」といった場合
身体感覚的に軸が立ってることが大切だと考えています。
(私の動画の中では再生回数も高評価も多い動画です↓)
そういうセンスで
「自立+パートナーシップ」
というテーマをを考えた時に
パッと頭に浮かんだのは
社交ダンスでした。
互いに自分の身体軸をきちんと立てていて
相手に身をゆだねる側もそれを支える側も
互いの背骨を美しく維持することを尊重して。。。
どなたのブログだったか動画だったか
自立したパートナーシップって
「フィギュアスケートのアイスダンスのようだと思う」と述べられてるのを思い出しました。
そこでさらに私
ハッとしました。
私、格闘技好きなんですが
そして、強くならなかったけれど10年間も柔道をやっていたわけなんですが
格闘技って基本
相手のバランスを崩したり相手の軸を攻撃したりするわけです。
社交ダンスと全く逆ですやん!
です。
柔道で共同作業と言えば、、、
私は投げられ上手だったので
稽古で気持ちよく私を投げた後輩たちが伸びたりもするわけですが
これは社交ダンスと違い
相手の良さを引き出すために自分の軸を上手に崩してゆく、気持ちよく殺されてゆくという作業です。
互いにしっかり軸を立てて
それぞれが独立して舞っていて
かつ、共同作業でさらに美しい舞に仕上げる
というのとは全然違う方向なんですね。
で
です。
この柔道的な在り方は、1対1の対人関係における自分の基本になってるな。
と感じたわけです。
柔道経験者が全てそうだという訳では勿論ありません。
単に私の場合はそうだと気づいちゃったんです。
つまり、1対1の人間関係の場合は、私は常にこんな関係を作っていたように思うのです。
1)お互い自分が強くなるための練習相手。
2)私が気持ちよく投げられることで相手を伸ばすことがある。
3)同じ競技者として、アドバイスの交換をする。
そして最近ようやく解決した感のある
4)共依存関係…キツい練習なんかで、1人では立っていられないけれど相手の道衣を掴んでると立ってられる、、。(ムリヤリ柔道に例えました。笑)
冷静に考えると自分でも怖いですが
私、今まで誰かと社交ダンス的パートナーシップを築いたことは恐らく無いです。
お笑いコンビ的関係…くらいまではありそうですが^^;
これは本当に大きな大きな気づきで
1対1で話せる関係の人たちと、今後は「社交ダンス的な人間関係を」と考えるだけで、心も体も表情も変わるのが自分でもわかります。^^
そういう仕事をしているのだけれど、改めて「無意識の前提」というものの影響の凄さを実感します。
さて
対人(マンツーマン)の関係について考えたら、
次は当然、複数の人の場合はどお?
つまり、チーム内では?
と、思考が発展します。
これを考えてみて
さらにゾッとしました。
私は子供の頃からスポーツが苦手だったので、野球全盛の時代にも関わらず、クラスの男子のほとんどが参加している少年野球チームには入りませんでした。
そんなわけでチームスポーツといえば大学~社会人になってようやく、サッカーやフットサルに混ぜてもらう機会があった程度です。
それでもその、フットサルのゲームを通じて、互いにフォローし合ったり、仲間を信じてボールやスペースを任せたり、取られてもみんなで取り返したり。。。という感覚が幾分か分かります。
けれど、、、ゲーム中ではなく実生活の人間関係では、恐らくそういうチームスポーツ的感性が、私は全くなかったように思うのです。
柔道でも団体戦はありますし
部活内では役職もありますから
チームのためにという発想はあるんです。
けれど結局試合の時は「プレイヤーは自分独り」という格闘技は、プレー中のチームとのつながりの感覚がチームスポーツとは全く違うんです。 (ちなみに大学の柔道部の同期生には中学まで野球をやっていた2人がいたので、彼らのチーム感はもしかしたら私とは違っていたかも知れません。)
なるほど
実生活で、人を信じる、仕事を任せる、アドバイスを信頼して受け取るって、
フットサルでボールを回しながら声かけあってるあの感覚なんや。
と
分かってる方には恐ろしく当たり前のことを
ゾッとしながら体感しています。
この年にしてこのこの気づき...けれど死ぬ前に気づけてよかった。
そんな思いで今日のブログを書いています。
第3者としてチームのサポートをさせて頂いたり、チームリーダーの方のセッションは、これまでも機会を頂き、むしろ好きな仕事なのですが
自分がチームの内側の一員として有機的にプレーできる力は本当に欠けていたと思うので、今後少しずつ育てていければと思っています。
この日記を半分くらいまで書いた昨日
宇宙系の(つまり地球的人間関係が苦手だった)友人から、こんな電話がありました。
「週末にあるワークに参加したら”人が好き、人って美しい”って思えた。 普通の人として生きていけそう!」
シンクロ
です。^^
ちなみに、私、この気づきまでに
1週間ほどの間に色んなステップがありました。
・共依存の苦しさ⇒「人」ではなく「社会」への共依存という感覚の発見・解除。
・マインドではなく、ハートの癒し・統合。
・意識や気づきといったものは、身体感覚を必ず通すことの再確認。
・自分軸という概念の整理。
(本当の意味で根っこから変化が起こると、以前どんな状態だったか、どんなステップを踏んだか、誰の言葉で変われたかなどをすっかり忘れちゃうことがあるので、メモやボイスメモに箇条書きしてます。^^)
本当に長い間、セッションの受付を中止していて、ご迷惑をおかけしています。
ようやく、新しいカタチでセッションをリリースできそうです。
シンクロしてるみなさんは
ご自身の方法、ご自身のタイミングで、様々な変化進化をなされていて
私のセッションは必要なくなっちゃってるかも知れませんが
北畑を使ってやろうと思って下さってる皆さま、
今しばらくお待ちください。 m(__)m
セッション休止中のこの間もご好評いただいている「遠隔チューンアップ」と「ただ無になる時間」。
今月は7/21~23開催です。
その直前の7/18~20は、とある研修に参加して、よりナチュラルになってくる予定です。
いい形でみなさんに還元できればと考えています。
では
7/19~8/6は夏の土用、季節の変わり目で体力がいる時期です。
梅雨の長雨も続いていますので、どうぞみなさん、ご自愛ください。
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⇒ まもなく新たに募集開始します。
【全国出張予定】
東京:8/22~25、出張予定
8/22は都内でイベント開催します!
近日詳細発表!!
・・・・・・・
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【専門家・経営者向けスキルアップ講座】