Un poisson rouge -62ページ目

抱負

自分を律して、大きなものに向かうということを最近忘れがちだな、て反省している。

もっと出来るはずなのに、自分の弱さを人に見られたくない、とか、その場の空気を壊さないようにする、とか、そういう些細なことに気を取られて、大観を見失っているように思う。

弱くたって良い。足りなくても良い。いつも完全なんてない。
だけれど、大きな視点を見失わないで、一歩一歩前向きに歩くことだけ、忘れないようにしよう。

30歳の抱負。

多様な文化。

多様であること、とは、やはりとても大切なことだ、と思う。

地球上に多くの種の生物や植物が存在するのも、地球全体の生命体たちの絶滅を回避するための、リスクヘッジということもあるのだと、思う。

私の今いるセネガルは、多くの人がイスラム教を信仰している。
今はラマダンと呼ばれる断食月で、朝5時から夜7時40分ごろまで、一滴の水も食糧も摂らない、という宗教上の期間なのである。

午後の一番暑い時間帯、暑いときには40度にも気温が上がるこの沙漠の気候で、ラマダンはとても楽なものとは言えないと思うが、人びとはそれにしては、とても元気である。

ついこの間、仲良くさせてもらっている人のお家で、ラマダン期間の夜9時~11時くらいの間に出る食事をごちそうになった。最初にここに来た頃も、ちょうどラマダン期間で、その頃は語学研修中で他の都市でホームステイをさせていただいていたので、そのときにも同じような食事を頂いていたのだが、やはり皆お腹が空いているようで、いつにも増して勢いよく食べている感じがあった。そして調理をしてくれるお母さんの、食事を摂った後のエネルギーの充填具合が、目に見えて明らかなのだった。

イスラム教の教義について詳しく知っているわけではない。しかしながら、日本人にとってあまり馴染みのない宗教であるイスラム教を直接的に、とても身近に感じるここでは、宗教の多様性についても考えが自然と及ぶ。

セネガルにはキリスト教徒や無論他の宗教の人びともいる。イスラム教徒は圧倒的大多数であるが、この国は他の宗教についても寛容な考えを持っているのではないかな、と思う。モスクは沢山あるけれど、同じように町の真ん中にはキリスト教の教会もある。

よく、あなたは何の宗教?という質問をされる。また、日本にはイスラム教徒はいるのか?なども。いるけれどセネガルのように多くはない、日本には仏教や神道などがある、キリスト教徒の人もいるし、他の宗教を信じている人もいるよ、といった受け答えをする。
宗教というものに対する習慣や観念が、少なくともセネガルの人たちよりは希薄である私は、いつもうまく答えられないのも事実なのだけれど。

世界では宗教の名を語る人たちが、テロリズムや殺戮に走る、悲しい事件が報道されている昨今。

人びとが他者を排除しようと、殺し合わないで済む世の中は、どうしたら作れるのだろう、と、セネガルにいて考えざるをえない。

わたしにできることは、異文化に身を置いているものとして、ここで見聞きした人びとの文化や暮らしを伝えること、まずそういったことなのだろう、と思う。それと同時に、日本についてセネガルの人たちに伝える、ということも。

私のフランス語の先生(アフリカ・マダガスカル出身)は、私たちがこうして人びとの中に入っていくことで、偏見が少しでも無くなるといい、と言っていた。

今一度、その言葉を噛み締めたい。


風邪と熱。

風邪を引いてしまったようです。

何だかいつもより元気が出ない、体がだるいし、眠い、、と思っていて、昨晩熱を計ってみたら微熱。暑いセネガルなのに、発熱前のあの身体の芯からぞくぞくとする悪寒に襲われ、毛布にくるまってベッドに横たわっても寒い。でも、がたがたと震えているのに、その寒さすら昨晩の私は、不思議と心地悪い気もせず、自分はおかしくなっているのか・・・と震えながら冷静に考える自分がいました。ここに来たばかりの頃、謎の高熱にうなされたときに比べたら、それほど苦にもなっていないことに気づき、熱が出ると、「マラリアでありませんように・・・」という密かな祈りを習慣であるかのように自然としてしまう自分に、妙に、「慣れか・・・!」とツッコミを入れたくなる、そんな夜になったのでした・・・。

ビンに、きっちり1回分だけ残っていた、3粒の風邪薬を起きて飲み、トイレに行ってまた眠りにつき、朝目覚めてみると悪寒はなく大分楽になっていたように感じました。熱を計ると下がっており、「よかったー」と思い、念のため家で大人しくしていましたが、頭痛がしていたので、鎮痛剤を飲みました。まだ治りきっていない気がしたため、今日は安静にしておこう、、と思い、寝ながら電子書籍を片手に。川上未映子さんの『すべて真夜中の恋人たち』(講談社文庫)という本を読みました。川上未映子さんの本はエッセイ集など読んだことがあったのですが、長編小説は初。女性であるが故か、女性主人公の視点には共感する部分も多く、不思議な読後感になりつつも深く考えさせられるところも多かったです。

熱にうなされたかと思いきや、私は本を読むことを辞められない人だ、、、と何故か自己を再認識してしまった日。でも、こんな風に、文字を読んだり書いたりすることが私は好きなので、これからもきっとそんな風にしていくし、もっとやはり書きたい、と思う、そちらの熱をも引き出されたのでした。

早く治そう、風邪。。

本当に、体調には気をつけて過ごしたいですね。