「憩い」比翼擬き | oridurukakurennbouのブログ

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「つなぎ折鶴(連鶴)」や、切り込みを入れた用紙の一部で鶴を折る「裁ち折り鶴」など、鶴をモチーフにした作品を主にしています。
ユニットやたまにコンプレックス系作品を折ることもあります。

平井光廣氏の『裁ち折り鶴 立体舞鶴を折る』に掲載されている「憩い」というユニークな重ね折りの作品があります。
その重ね折りの妙案を何かの折に取り入れたいとは思っていましたが、舞鶴②‐b以来、それっきり(舞鶴12羽のキャッスルシリーズ自体が、折ると非常に嵩張るという口実で凍結しています笑い泣き)になっていました。

「憩い」は1:2の長方形の用紙で折りますが、今回は正方形の用紙で「憩い」のつなぎ折り鶴ができないかと考えた次第です。

左が「憩い」の裁ち方ですが、その裁ち方を向かい合わせにしています。
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鶴の基本形になるまでの折筋を付けています。
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表側からの様子です。
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小鶴を折って、大きい方の重ね折りに取り掛かります。
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重ね折りの作業はかなり厄介です。
粘着力の弱い、貼って剥がせるノリがあるそうで、それで仮止めすれば良いかと思います。
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首を引き出して折り上げるスペースを作るのに、羽の繋がっている箇所は、もう少し切り込みを深く入れます。
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これをまた、インサイドアウトで折ることができないかと試してみましたが、頭の向きが逆になりました。
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次に裁ち方を背中合わせにして、やはり羽で繋がるように切込みを入れています。
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折ってみると、羽の繋がっている箇所が上ではなくて下側ですが、最初と同じになります。
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今度は花橘と同じく、尾で繋がった、背中合わせになるように切り込み方を変えました。
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いちおうの形にはなりますが、これは尾の部分を正確に折ることができません。
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