薗部式ユニット30枚組、90枚組、120枚組 | oridurukakurennbouのブログ

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「つなぎ折鶴(連鶴)」や、切り込みを入れた用紙の一部で鶴を折る「裁ち折り鶴」など、鶴をモチーフにした作品を主にしています。
ユニットやたまにコンプレックス系作品を折ることもあります。

薗部式ユニットの30枚組ですが、用紙を3色に限定して、各ピラミッドが全てその3色になっているように組むパズルとして楽しむことができるそうです。
興味はありますが、端切れの消化が最優先なので銀紙のみにしました。
凹形のものも、見た目の大きさがだいたい同じようになるように心掛けています。
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笠原邦彦氏の『最新・折り紙のすべて』では、この30枚組の左ページに90枚組の完成写真が掲載されています。
それを見て、36枚組の記事で触れましたが5角形になる部分と6角形になる部分とに注意しながら、サッカーボールのように組めばいいんだと早合点して、失敗しました。
以下はその失敗談です。笑い泣き
最初は次の画像の右側、用紙を金の25㎜角で始め、最後は大きなパーツ(即ち第二次ユニット)を組み込むようにしたほうが容易くなりそうだと途中で気づきました。
底面が5角形のものを主体にしたほうが考えやすいので、この時、最後の「蓋」になる部分を作りおきしています。
左側、銀の20㎜角の用紙では一段と小さくなるので、半分ずつを組んでから合わせようと目論んだりも・・・
だんだんと手がこういう小さいサイズに慣れてきて、最初の端切れの消化という目的もこの時はどこへやら・・・
15㎜角の用紙も切り出しています。笑い泣き
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ところが、左側、銀紙のほうでは、全く同じに組んだ半分同士を組み合わせようとすると形がいびつになります。チーン
右側、金のほうを続けていくと90枚では足りなくなります。えーん

『最新・折り紙のすべて』のページを後戻りして、第二次ユニットの組み方と、立体の「核」についての説明をじっくり読んでも、いまひとつ分らないまま。アセアセ
やってみないことには始まらないと底面が正5角形の第二次ユニットを組んで仕切り直しです。
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そして「つぎ手」となる金の用紙を追加し、第二次ユニット同士をつなぎ合わせる工程に進みます。
(3コマほどは心の乱れが表れているかのような・・・ショボーン
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正直なところ、この時点でも第二次ユニットと立体の「核」についての理解が充分ではなく、「つぎ手」となる金の用紙を追加しながら、「どうやら正5角形の多面体ができていくらしい」と希望的観測で作業を進めています。
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結局、金の用紙30枚を加えた120枚組を完成させたことになります。
また、これを参考にしながら、金の25㎜角のほうも、後は「蓋」をするだけということにできました。
端切れの消化には、あまり小さなものを作っていてはダメですが、15㎜角の用紙では12枚組にしています。
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まだ勉強不足(というか、その気がないてへぺろ)で、この120枚組の「核」となる多面体が何なのかは判らずにいます。
「核」となる多面体としては、まず5種類の正多面体ですが、これは中学校の数学で勉強した覚えがあります。
この正多面体に対して半正多面体があるということは、この記事を書きながら調べた途中で知りましたが、くす玉の「核」となる多面体は半正多面体の内でも、辺の長さが等しい準正多面体だとのことです。

90枚組は正12面体が「核」となるということですが、その「二通りの配色パズル」のタイトルのコラムから第二次ユニットが5枚組だということは分るのですが、それ以上のことは見当がつかず、いろいろと検索して次の記事に行き着きました。
ブログ主、いや、もう凄い方です!!グッ
おりしもサッカー ワールドカップ!
こういうめぐり合わせってあるんですね。
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ということで、これをもとに凸形の90枚組もできました。

くす玉の「核」となる多面体についての勉強はまだ理解の及ばない所があったり、また、薗部式ユニットのまだほんの入門編をかじった程度ですが、端切れの消化はほとんどできました。
まだ多くの多様な作例がありますが、一旦ここで置いて、これまで組んだもののそろい踏みで〆たいと思います。

薗部式ユニットのくす玉
12枚、30枚、36枚、90枚、120枚組み
見た目の大きさが凹形もだいたい同じ大きさになるように、紙片を5㎜単位で変えて組んでいます。
前列と中段では、前列左の12枚組凸形と中央の30枚組の凹形、前列真ん中の30枚組の凸形と中段の右36枚組凹形が同じです。
奥の左2種の90枚組みは25㎜で、右の凸形を20㎜にすれば見た目の大きさが揃いそうですが、25㎜でも細部はきれいに組めていません。
完全な凹形も、この大きさでは私にはできそうにありません。
右の120枚組みが20㎜ですが、この方がまだまともに組めています。
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